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【目印を見つけるノート】271. モモになろうっと(by こどもの自分)

今日は満月なのですが、あいにくのお天気です。あいにく、で済むことを祈ります。
きのうの夜、撮りました。
ほぼ満月です😊

今年はみなさまにも、空にもお世話になりました。明日は予定を書くつもりですので、ちょっと早いですが、ありがとうございます。

⚫今はやっぱり、モモではないでしょうか

ミヒャエル・エンデの『モモ』を読み返しています。『信長公記』と交互に😅 まだ途中ですのに書いてしまおうという。

さぞかしnoteでも書かれている方々が多いだろうと思いまして、ちらっと見たらやはり多いですね。

今日はそこに乗っかりつつ、滑っていこうかな。

さて、本を読むときに、

・実利的で有益な情報が書かれている
・人生の指針が書かれている
・大きな感動を与えてくれる
・登場人物に共感できる
・自身の教養がアップする

というような「期待」を持つことはないのです。
結果として出ることはありますけれど。そもそもですが、本にそこまで全幅の信頼を寄せてはいないのです。
調べていて謎が生じたら、いくつもの資料(本)を並行して引かなければいけないような作業をしていますので、手に取るときは常に無自覚です。

ですので、本に失望することもないです。

もちろん、自分の考えですのでご了承ください。

という大仰なフリをつけての『モモ』ですね。
これは「子ども向け」の本ですが、おもしろいです。子どもの頃に読んだきりなので、細かいところは全部忘れているのですけれど、大人になって再読することは無駄ではないと思いました。

特に今は第11章をしみじみと今年にあてはめて読んでいます。

なるほど、この本に書かれているのは「時間を奪うものとの戦い」についてです。
そのことには現代も十分議論の余地はあります。ネットは私たちの時間を多く持っていってしまいますからね。あと、かりそめの影のような分身が増えたこともそうかな。あるいは孔雀の羽をペタペタと貼り付けているような。影や羽に飲み込まれないよう、注意しなければいけません。自戒。

そのさまはサマセット・モームの『獅子の皮』という小説を思い出させます。
あ、逸脱。あのお話が本当に大好きで♥️
脱線しがちな人生です😅

引用を一ヶ所だけ。

「というのはな、人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない」

ーマイスター・ホラのことばー
(『モモ』ミヒャエル・エンデ作、大島かおり訳)岩波少年文庫127 より引用

「時間」というテーマは「自由」でも「平等」でも、あるいはもっとも今日的、逆説的に「分断」でもいいのかもしれません。
そう考えて読むと、どれほどたくさんのことに気がつくことでしょう。引用したいところ、他にもたくさんあります。

あ、地震だ(しばらく中断)。

「人がある事象にどう向かい合うのか、自分でどう考えるのか」を書いているという意味で、その本質は今と何も変わらないように思います。
どうでしょう、エンデさん。

そのような視点から見ると、まあ何と今年のパブリックコメントのようなものがちらほらちりばめられていることか。激しくデジャヴュ(既視感)を抱きます。思わず朗読して、音声を出そうかと思ったほどです(実際、子の前で読みました)。

そしてやっぱり子どもの頃のように、「モモになろう」と思うのです。
いくらか見聞が増えても、時代が変わっても根っこにある部分はそうそう変わらないということです。

人間の根っこは何ですか。

ちなみに、私は本をあまり読まないです。
ですので、あてにはならないと思いますのであしからず。
ひとつだけ、
自分で徹底的に考えることが大切なのではないでしょうか。
私の場合はそうです。
さて、続きを掃除の合間に……。


⚫こんなに草稿があったとは

きょうは午前中、自分のUSBを確かめてみました。『オデュッセイア』10章(以降)の草稿が70000字分ありました。そうだったか、クラクラクラ……。また、新年にすることが大量にやってきた感じです。

更新スケジュールは1月1日の夜に出す予定です。

今日の1曲はテーマに合わせてこれで。
MARVIN GAYE & TAMMI TERRELL
『Ain't nothing like the real thing』

タミーさんもマーヴィンさんも本当に惜しまれます😢

今日もとりとめなくて、すみません。
それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽

追伸 愛です。

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