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【目印を見つけるノート】834. ルソーからパンクに飛ぶのはなぜ(感想文)

そうだ、
「読んでいます」と書いた本のことをその後書いていませんでした。きっと途中で投げ出したと思われていることでしょう。ジャン=ジャック・ルソーの『社会契約論』ですね。

ジャン=ジャック・バーネルさんではないです。パンク世代でないと通じないか😅 ストラングラーズの方です。
そういえば、ずーっと前、新宿ロフトの外でTHE GROOVERSのライブ入場を待っていたら、友人が、「あ、ジャン=ジャックだ」と驚きの声を上げました。日頃クールな友人でしたのでびっくり。私はどうも判っていなかったのですが、キースさんといたそうなので、そうだったのでしょう。
それ以降、ルソーさんというと、ロベスピエールさんではなくそちらを思い出したりします。

もとい、もとい、
「選挙について」、「護民府について」、「独裁について」、「監察について」、「結論」など主に後半の部分は現在(現代、ではないですよ)に有用な示唆があるなと思いました。ルソーさんが書かれたようにはなっていない部分があるという意味でもあります。細かくは書きませんが、どのような政治体制にあるとしても、一度この時点に立ち戻って考えてみてもいいのかもしれません。

少し前のnoteにマケドニア云々と書きましたが、この本の「土地支配権」にも似たことが書かれていました。ルソーさんの場合はペルシア人、スキタイ人の王というのも出ていましたし、結論付けもしていますので、もちろんウワテです。でもちょっと「えっへん」です。てへぺろ。いや、てへぺろ以前の話なのですね、今って。

もうひとつ、
マキアヴェッリさんの本を読んでいるときのようなデジャヴュに陥りました。訳しているのが同じ方なのかと一瞬思ったほどです(違う違う)。
脚注をパラパラ見たら、確かにマキアヴェッリさんを引用されているところもありました。
お二人の間には200年以上の時が流れていますが、ルネッサンスが終わって、ヨーロッパは戦争や植民地の拡大が続く中、国が集まって調整するようになります。30年戦争のあとのウェストファリア条約がそれですね。ただし、それは絶対君主制のもとでのことで、市民というのは顧みられなかった。そこで、この本に……おっと、その前にジョン・ロックさんもいます。市民を中心においている『統治二論』という有名な政治学の著書をルソーさんも読まれたことでしょう。
私は読んでいません😅

今回デジャヴュが起こったのは、ルソーさんがパッと思いつきで書いているのではなくて、古代ローマの経緯から歴史を踏まえて、きちんとこれまでの方々の論を検証されているからだと思います。
歴史をあまり重んじるべきではないという方もいらっしゃるかと思いますが、古代ローマでも、あるいは漢を参考にしても面白いと思いますが、検証できる点は大いにあると思います。

それほど分量の多い本ではないですが、いろいろ気づくこともあります。もっとロジカルに書いたらいいのかしら。でも、私が思ったことなので、まんま感想でいいでしょうか。

しかし、つくづく思います。
世界史や日本史で本の名前をガーッと覚えますが、ちゃんと読む機会のいかに少ないことかと、いかに表面だけさーっとなぞるだけの、いわゆる暗記だけで来たのかと、ため息です。
まだまだ修行が足りんのぉ。

この流れで行くとストラングラーズをかけるのが順当ですが、そこは私です😊平行移動します。
The Damned『Plan9 Channel7』

この曲はなんとなく好きでした。
音楽にまつわる記憶だけは、時系列なく鮮やかです。
私が2歳か3歳の頃、親が私の声をラジカセで録音したのですが、
「これ、もものかんじゅめー🍑」
「♪みどりのおかのあかいやね~」(あかいのイントネーションがかなり怪しい)
というその音だけで、桃の缶詰のデザインとか、おもちゃのプラスティックの感触とか、その場の雰囲気が思い出せるのです(写真はないです)。
音楽、音ってすごいなって思います。

えーと、今日も雑駁になりましたが、
皆さまどうかお気をつけて。

尾方佐羽

追伸 一路平安🙏

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