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【目印を見つけるノート】294. ペルソナとありのまま

今日はまた、情報探しかなと思っています。
そんなことを考えながら、ふっとひらめいた言葉が『ペルソナ』でしたので、今日はそれについて思うことを。

⚫ペルソナ

『ペルソナ』って、ゲームのことでもなくて、ターゲットマーケティングの話でもありません(ちょっと関係はあるかもしれません)。私がその言葉を見たのは心理学の本だったと思います。河合隼雄さん(心理学者)の本に耽っていた時期がありましたので、そこかもしれません。

PERSONA=PERSONALに通じますが、ごく簡単にいえば個人のキャラクター像あるいは「顔」です。社会的な仮面と評されるものでもあります。

音楽の記事でデヴィッド・ボウイやジャニス・ジョプリンのことを書きましたが、彼らはペルソナと闘っているようなところがありました。ボウイはジギー・スターダスト(あるいはグラマラス・ロックのアイコン)という像、ジャニスは毛皮に身をまとった偉大なロック・クイーンという像と闘っていました。そして、そこから脱しようとしていたことも書きました。

そのような極端な例ではなくとも、ペルソナというのは多くの人が持っているものです。それは、ターゲット・マーケティングで設定されるような像です。

例えば、
38歳/男性/ITエンジニア/既婚/子ども2人/持ち家あり/アウトドアが趣味……というようなものです。このような符号はネットを使っていればユーザーそれぞれにあてられていると思います。
ただ、それだけで人のすべてをはかれないことも私たちは知っています。個人的な悩みや生活の細かいことまではわからないし、わかってはいけない部分もあります。

表に出るペルソナは往々にして変えなければいけないものです。会社の顔、仲間内の顔、趣味の時の顔、家族の前での顔、ひとりの時の顔、もっと奥の顔……などです。それを上手に切り替えられる人もいれば、そうでない人もいるのだと思います。

私はよく占いや心理テストを見ていますが、参考程度にしています。当たっているか、外れているかもあまり考えていないです。そしてすぐ忘れる😅
「このようなメッセージを出せるのか」というヴァリエーションを知るためにしているのかもしれません。自己分析とは少し距離を取るようにしています。


昔の話ですが、パーティで隣り合わせた年配の男性が広島東部のご出身だと伺って、あれやこれやと話が盛り上がっていたのですが、話が終わった後で先輩にこっそり注意されました。
「あの人は衆議院議員だったんだよ。もう少し遠慮したほうがいい」

🤔🤔🤔

確かに、「自分のペルソナに相手も合わせてほしい」人もいるだろうなと思いました。それは、相手の様子を拝見しつつ判断しようと思いました。あの時は、元衆議院議員ではなくて「広島東部出身のおじいさん」でよかったのかもしれないとも思っています。
楽しいお話でした😊

それが彼の大事な要素だったのかもしれません。元衆議院議員より。

さて、自分のペルソナは……まあ、よく求職関係でも書いたり聞かれたりしますが、もごもごしてしまいますね。長所と欠点とか、就活中の方はどう書いていらっしゃるのかしら。ひれ伏しても教えてほしいです。模範解答があるのでしょうか。

長所でも欠点でもないと思いますが、基本的に私はたいてい「素」です。好きな人にいきなり出くわした時とか、道端でケンカを売られた時はモードが変わりますが。わかりやすいというのがどちらかといえば欠点でしょうか。はは😢

それと、
ずいぶん長く……そうですね、30ぐらいまで、詩を除いて自分の書く文章が大嫌いでした。周りが誉めていても、コギレイに取り繕っていて、嘘っぽくて嘘っぽくて♾️鳥肌が立つほど。後で見るとビリビリ捨てたくなるぐらい。
捨てていました。
さすがに、力を入れて取材した仕事の記事はそう思いませんでしたが、プライベートで書いていたものはオールNGでしたね。
残してもいません。

今はやっと、素で書けるようになったなって思います。見返しても削除したくはならない。出来の良し悪しはあっても自分で嘘っぽく感じないので、オーライです。

書くことに命は懸けていませんが、書いていることは「素」で、それが私のそこそこのペルソナだと考えています。

⚫今日の1曲

これしか思い浮かばない、名曲です。
ビリー・ジョエルの『Just The Way You Are』です。前からありますが、今も時折耳にします。

「ありのままのあなたを愛している」
素敵な言葉です。
私もありのままのあなたを愛しています。
と言ってみたいですね✨

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽

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