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【目印を見つけるノート】978. 同姓同名とクロニクル

昨夜はスペイン×モロッコ戦を見ていました。またもPK戦でしたね。

スペインのDFにセサル・アスピリクエタという方がいらっしゃいますが、私は小説でセサル・アスピルクエタという名前を出していますので、不思議な気持ちです。その部分だけ置いておきます。全部ですと158万字ほどになりますので、探せないでしょう。

お話では、
16世紀初頭のイタリアで覇権を狙ったチェーザレ・ボルジアが名を変えて生きることになります。その最初の仮名がセサル・アスピルクエタですね。チェーザレはスペイン語読みでセサルです。アスピルクエタはーーこれだけは史実ですがーーフランシスコ・ザビエルの母方の苗字がアスピルクエタなのです。チェーザレはアスピルクエタの係累に匿われたというお話にしているので、自動的にその仮名になりました。

ピリとピルの違いはありますが、実は日本にも縁の深い苗字ということで、そこだけお気に留めていただけたら嬉しいです。

他にもスペイン代表にはトーレスさん(実在した司祭)、アルヴァロさん(架空の商人)と小説にも出てくる名前が複数いらっしゃって、本当に不思議な気分です。現メンバーの試合はけさが最後になりますので書いてみました。

こういうことって、あるのですね。
早く『オデュッセイア』を書けということかな。はい。

さて、
一昨日、ライブ観戦を再開した年のことを書いたのですけれど、ちょっとスクラップブックをひっくり返してみました。間違えていたら、自分の記憶力にがっくりしちゃいます。

2014年だけスクラップしているノートがあったのです。
あった、あった。

これが確かに久しぶりでした。久しぶりというにはかなり長いブランクですが😅
大好きな藤井一彦さんの弾き語りライブのチラシもしっかり貼ってある😆

きれいな夜だったなあ✨

この年は京都~福山~豊川と移動旅をしましたので、それしか印象に残っていなかったのですが、スクラップで「2014年の自分」が身体に戻ってくるような感じがしました。

もっとも印象的だったのは、有吉佐和子さんの記事が複数貼ってあったこと。

これは玉青さんのご著書の紹介記事。さりげなく傍線引いていたりして😅

この年のちょっと後から尾方佐羽というペンネームを使い始めました。苗字は先述しましたが名前は有吉さん由来なのだなと改めて感じました。

もうひとつ、いやふたつ、この内容の記事が貼ってありました(マレーシア航空機がドネツク上空でミサイルによって撃墜された)。

すいません、下にこどもの絵が見えます。

いろいろな事件がある中でなぜ貼ってあったかというと、記事の内容もそうなのですが、書いたのが学生時代の知人だったからです。もう忘れてるだろうな、と思います。

今見れば、現在の戦争の状況が今年いきなり始まったのではなくて、火種がいくつもあってこうなっているというのを改めて思います。今それを言っても、時間を巻き戻せないのですが、この問題を見る一端なのかと思います。

新聞記事も含めてスクラップというのはまあ、前時代的な所作なのかもしれません。ネットの記事をスクショしてプリントして貼っておくというのもできなくはありませんが、面倒ですよね。
客観的に、ネットは流れていく媒体かと思います。たくさんの情報を短い時間で処理するにはたいへん便利ですし、フラットに見ることもできます。
ただ、「これは気になる」とか、「継続して調べたい」とか、単純に「残しておきたい」というときには工夫が必要になります。

スクラップは貼ってすぐではなく、何年も、あるいは何十年も経ってから効果を発揮するものであるように思います。それが歴史的価値を生むとまではいえないものの、個人として生きてきた時間に広く空間を付け足すような効果があるのかと思います。

少なくともこの2014年のスクラップブックで自分の立ち位置や、現在も続いていることがらについて再認識することができました。当時はそのような用途で貼っていなかったにしてもです。
アーカイブというより、クロニクルに近い。

この項目のnoteももうすぐ1,000日になりますが、これはクロニクルではないです。自分の場合ですが、思ったことを何千、何万日書いても、そこに客観性はほぼないです。ですので、これはアーカイブ。

そのような区分けになるのだなと、スクラップを見てしみじみ思うのでした。

さて、今日の1曲です。
Carl Martin『Let's Have a New Deal』

これは、クロニクルですね。
new dealはアメリカの大恐慌に際しフランクリン・ルーズヴェルト大統領が取った施策の総称です。ニューディール政策ですね。
きのうのKid Baileyさんはすんでで恐慌前でしたが、これはダイレクトにその後の曲です。日暮泰文さんの『ブルース百歌一景』(Pヴァイン)によると、このタイプの曲は複数出ていたそうです。BLUESというと、決まったタイプの歌詞が多いように思えますが、暮らしに関わる時事ネタも出てくるのですね。

この本を最近はよく見ています。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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