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#エッセイ

印税もらうとものすごくケチになっちゃう理由

印税もらうとものすごくケチになっちゃう理由

先週、拙著『ファンベース』が5000冊の大重版になった。

去年の2月に発売してから1年9ヶ月。
それだけ経って、これだけ増刷するのはわりと希有なこと。
これもこの本を周りに薦めてくださるみなさまのおかげです。ありがとうございます。

これで9刷り42000部。
望み通り「じわじわ売れるロングセラー」になってとてもうれしい。
じわりじわりと5万部を目指します。これからもよろしくお願いします。

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読みたい本を、つくればいい。

読みたい本を、つくればいい。

田中泰延さんという人といっしょに、本を作った。渾身の力を込めた本。渾身だ。

田中さんはもうすぐ50歳だ。24年間、電通のコピーライターとして、クライアントの商品の魅力をできる限り短い言葉にまとめる「コピー」という受注制作物を作り続けた。しかしあるとき、「誰かのために書く」ということが苦手になり、電通を離れ、映画評や音楽評などの随筆という形で「自分のために書く」という生き方を選んだ。

私は、田中

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僕の好きな漫画1「ドラえもん」

僕(佐藤秀峰)の好きな漫画や、影響を受けた漫画を紹介するコーナー。 

第1回目は「ドラえもん」です。

いわずと知れた巨大タイトル。

Wikipediaによると「『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄による日本の児童漫画・SF作品。」小学館の発行している学年誌やコロコロコミックなどで連載されていました。22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん」と、勉強もスポーツも駄目で何をやらせても

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僕の好きな漫画2「北斗の拳」

佐藤秀峰が好きな漫画、影響を受けた漫画をご紹介する「僕の好きな漫画」第2回目。今回ご紹介するのは「北斗の拳」です。

前回の「ドラえもん」に続いて、誰もが知っている作品。今はパチンコ台として有名かもしれませんが、僕にとって「北斗の拳」と言えば、小学生時代を彩った漫画です。Wikipediaより作品概要を引用します。

「『北斗の拳』(ほくとのけん)は、原作:武論尊 作画:原哲夫による日本の漫画。

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僕の好きな漫画3「つげ義春」

「僕の好きな漫画」第3回目です。

これまで特定の作品について書いてきましたが、今回は作家さんにスポットを当ててみます。
僕の大好きな作家さん「つげ義春」さんについて。

つげさんと言えば、マイナーなのにメジャー、知る人はよく知っているけど、知らない人はまったく知らないサブカルのチャンピオン、ガロ系の王様、一部に熱狂的なファンを持つカルトな作家さんです。竹中直人さんや佐野史郎さんなど芸能人にもファ

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僕の好きな漫画7「AKIRA」

ご無沙汰となりましたシリーズエッセイ第7回目です。

今回ご紹介したいのは大友克洋さんの「AKIRA」です。

いわずと知れた日本SF漫画の金字塔。一時代を築き、数多くのクリエイターに影響を与えた漫画史に残る傑作です。

Wikiによると「超能力による戦闘や超能力のもたらす恐怖、近未来の巨大都市の荒廃した有様やその崩壊を描いたSFコミックであり、緻密でリアルな描写や演出などが話題となり、漫画・映画

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