医学部男女平等に思う事

医学部合格率男女逆転…

そんなニュースによかったね!男女平等社会の実現!なんて喜ぶ女性たち。

いや、私も女性だ。たしかに素晴らしいが、でも素直に喜べない自分もいる。

この問題は別に単に嫌がらせで女性の医学部合格者を絞ってたわけでもないし、根深い問題だと思っている。

まぁ絞ってた事実を隠して同等に受験料取ってたのは問題だが。

それに医学部を目指したことのある人なら昔から女子を絞ってる、裏口入学等の噂は耳に入る人がほとんど。でもそれを知ったうえで受ける人もいた。

そもそも男女で男子を多く受け入れててたのには理由があって

1.女性の離職率が高いこと

2.女性が長期産休•育休をとること

3.マイナーな科である救急•外科•麻酔科等の当直やリスクが高い科や僻地医療で元々人で不足な上に女性率も低く行きたがらないこと、

逆に過剰である融通が効く眼科•皮膚科に集まりバイトやパートで勤務していること

4.生理的問題として男女の体力には差があり、医療現場としては知識頭脳以外に体力も必要

以上が挙げられる。

結果、不足した科や地域は残った男性医者や独身女性が通常の一人分以上の仕事をさせられ、現場は疲弊。

男女平等社会と叫び、子育て女性が働きやすい環境を求めれば求めるほど人数は変わらないので、現場は疲弊。

これのどこが平等だよと思う。

そして男女平等を謳う人ほどその問題の解決策は持っておらず、政治家ですら一緒に考えましょう!って始末。。。

単純に人手を増やすにしても医師は一人前になるのに10年〜15年かかる。

1人の医師を育てるのに国私出身問わず1億以上の金がかかり、足りない分は税金で補われるため、医師数を簡単に増やすこともできない。

だから現場としては、学生時代から長く離職せず働いてくれそうな男性をとって早期から教育させたいし、マイナー科志望や僻地にも行ってくれる人を取りたがるのは普通の流れである。

その問題に向き合わず、男女平等社会だの不平等だのの主張は間違っていると思う。

もちろん、離職せずに学生時代に出産してたり、3ヶ月以内に職場復帰してバリバリ働いているスーパーキャリアウーマンさんたちがいるのも事実。(ほんと尊敬)

でも、身内や男性側の協力が無いと出来ないし、皆んなが皆んなできるわけじゃ無い。

まして学生時代からこの女性は一生働いてくれそうだな、なんて確証をどう判断できるのだろうか。

子供が2.3人目生まれ何年も現場から離れてしまい、その間ブランクも生じる。そんな医師が現役の医師と同等かそれ以上に即戦力になれ!とも出来ない。

実際問題、現場でも女性だから子供いるから配慮しろ見たいな問題は現場では扱いづらい医師と言われることもあるわけで。

分かる、分かるよ。でもそれが現実。解決策を見つけないのに、一方的に男女平等を掲げるのはこの職種では無理がある。

さらにもう1つ。いわゆる、ゆるふわ医師問題。

医師のアルバイトは時給1万を超える。1日で10万稼ぐ人もいる。

大学教員など給料が安い医師にはとてもありがたい存在ではあるが、

離職したり現場から離れた医師たちが小遣い稼ぎに週1.2でバイトするゆるふわ医師もいる。

実際、とある記事では医学部受験生で合格したわけでも、医師になったわけでもないのに、未来像として結婚して週1.2週働く主婦になりたい…と答えたゆるふわ医師をめざす女性がいたとも。

こんなんで、医療の質が保たれるとか、医療崩壊は起きないとか、それは無理だと思う。

他人事ではなく、医療崩壊、医療の質が下がったらいずれは患者自身に影響がでることを理解していない。

実際、起きて良質な医療が受けられなくても文句1つ言わず大変ねぇと優しく理解してくれる患者はどのくらいいるのだろうか。

実際ドイツでは女医が増えたことで医療の質が下がっており解決策として患者に妥協してもらう選択肢もあることを選んだ。(緊急以外は後日に回す等処置)

医療費は年々削減され、医師数も増えず、女性が増え、現場は疲弊、でも医療の質は保て!なんて無理なんだよね。

解決策を見つけてから言おう!って思う。

無理なら女性側に学生時代に子供産んどいてもらうか、男を多く取りますと明言した上での受験か、医療費増やして国民負担を増やしてでも足りないマイナー科志望の医師数を増やすかするしか無いと思う。

それに男女平等とは言っているものの、

女子医科大学っていう女子大があるではないか!とも思う。女子のみ募集している大学はそこだけだし。

私立なら男子のみ募集する大学があっても私はいいと思う。

女性の社会の活躍キャリアアップ男女平等はいいけれど、そこで起きる問題にも目を向けた方がいいのかなと思った今日このごろ。







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