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日本の悪名高き法律、旧優生保護法と元になった優生思想について語ります

皆さんはこの法律を聞いた事ありませんか?
「旧優生保護法」という法律です

この話を聞くと40代以上の人は震え上がる法律なのです。なぜなら、日本の憲法史上長きに渡って人々を苦しめた法律とも言われています。

この話はあまりにも過激であり、同時に筆者史上もっとも炎上する可能性もある生地内容となります。それだけ悲惨な内容だったのです。

結論 実際の 障害者の観点から日本に元々あった優生保護法、優生思想について語っていきます

障害者からまさかのこの事実を知る生々しい話ですが、大人の教養として教科書にも乗らない法律なのですが、語っていきます

今は優生保護法は廃止されているのですがここからは優生保護法と書いていきます

「ちなみに厳密に言うとこれから話す優生思想は消極的優生思想と呼ばれるものです。」

優生思想には優れた人を残そうとする積極的優生思想と今回話す劣等な人間、種族を排除する消極的優生思想があります。

1.そもそも優生思想とは何か?何故悪名高き法律と呼ばれるのか?  

この話をする前にまず優生思想について語らないといけません

優生思想とは、「良い遺伝子を残して悪い遺伝子を社会的に排除する思想のことです。」

わかりやすく言うと、障害とかが無い良い人にこれからの社会を作ってもらい、必要ない人は強制的に断種をして産む権利すら与えられない法律です。

優生保護法の元になっているのはヒトラー率いるナチスの制作T4作戦、及び断種法からです。T4作戦を一言で表すと障害者に対するジェノサイドです。

なぜ優生思想を元にした法律がここまで話題となるのか?

それは「日本国憲法で基本的人権の尊重が書かれている中で、人権を踏みにじる法律が生まれたからです。」

優生思想自体は元々あった考え方であり、皆さんが思い浮かぶのは、ナチ党のあの作戦のはずです。「それ以外でも差別=ナチスのイメージが強くなります。」

教科書に乗らないこととして、あまりにも生々しく、痛々しい中での法律だからです。今では廃止されているので旧優生保護法と呼ばれています。

次に優生思想がどのような場面で生まれやすいのかを語ります

2.優生思想は国が貧しく危機に直面していると起こりやすい


先程ナチスが出てきましたが、ドイツは第一次世界大戦の後、ヴェルサイユ条約でとんでもない賠償金を払っています「日本円で約200兆円、完済まで約92年かかっています」

 とてもじゃないけど払えない。仕事がない時にヒトラーが「ドイツ人は社会的に優れた人種、ユダヤ人や障害者は生きてちゃいけない」と言われるとすがりたくなります

日本でも実は優生保護法の制定には終戦で何も無い中での第1次ベビーブームで子供がとても多く産まれました

国が貧しい中で子供を育てる余裕も無い中なので誰を生き残らせるか生き残らせないか国をあげて命の選別をしてきたのです。

マッカーサー主体で人権を守る法律が作られたのにも関わらず経済状況により子供を選別を強いられることになるのはなかなか矛盾していたりと思います

「終わったのが1996年なので約50年以上、高度経済成長の華やかな中で子供が作れない人がいたりしていました。ちなみに1996年はハンセン病の隔離のための法律が終わった年でもあります」

ここで言いたいのは国が貧しくなるとなかなかえぐいことも国は行っていくことです

最後に優生保護法が無い今でも障害者や社会的弱者に対する根強い偏見はある話を語ります

3.障害者や社会的弱者に対する根強い偏見は未だにある話

法律の中で明確に障害者を差別することはなくなりましたが、日本の国民性の都合上かなり根強く残っています

例えば2019年のコロナウイルス大流行した時はワクチンも無い中での対応だったので医療機関が逼迫しています。その時によくこんなことが言われてました

「高齢者や障害者などは対応後回しにしてもいいんじゃないか?」と……確かに障害を持つ人はあまり社会の役に立つのか?と疑問に思う人も多いのです

また、1回記事に書きましたが、神奈川県相模原市の津久井やまゆり園で起きた障害者殺人事件について、植松聖死刑囚の言葉としてこんな言葉があります

意思疎通の取れない障害者は安楽死するべきだ他多数

植松聖死刑囚の言葉

植松聖死刑囚自体が障害者施設で働く職員だからこそここまで話題になったのですが、実は他の人も感じているのかもしれないです

人は他人より優劣をつけたい生き物であり、自分が苦しんでいる中で少しでもましな生活をしているととにかく陥れたくなります

ですので、法律で障害者を差別することは無くなったのですが、今でも根強く偏見を持つ人は一定数居てる話になります

まとめ  

教科書では習わない「最近の教科書や現代社会では出てきているのかもしれないですが」

日本にかつてあった悪名高き法律、旧優生保護法について語りました。

この話を聞いてえっ?何それと感じる人は多いのですが、昔日本にあった悪名が高い法律です。優生保護法で子供を産む権利を奪われた人もいてます

本当は産みたくても産めないことと社会的に行われたえぐいことなので、かなり話そうとしない人も多いです

しかし日本に住んでいる以上、これから子供に教育していく人は、大人の教養として覚えていくきっかけとなれば嬉しいです





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