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ゆる~くUX本の共有会やってみた!

普段本を読んでも、インプットのみで終わってしまうので
本の共有会を行ってみました。

テーマは「UX」。
同期のディレクター2名、デザイナー2名の計4名で開催しました。
各プロフィールはこんな感じ。

たふ:スポーツ系アプリ。開発ディレクター。
Aさん:MAツール開発。UXディレクター。リサーチや要件定義を担当。
Bさん:エンタメ系WEB。Webデザイナー。大きい会社のため
Cさん:公共系システム。UIデザイナー。

皆がそれぞれ興味のある本を読み、
その後共有会で、要約と感想、そして皆に聞きたいトピックを話しあう形です。

各現場でのUX設計の粒度の違い

まずはこちらの本の感想。

私の現場(アプリ関係)では、カスタマージャーニーのみ設計している、しかも最近やっと行われるようになりました。
そこで、他の現場ではどの程度設計をしているのか聞いてみました。


Aさん:要望に対して優先度決め→社内対象者にリサーチ→要望が本質的な課題なのか効果検証を行う。
価値マップは、文章でフォーマット化しようとしている。

Bさん:UX部署が調査したものがディレクターに引き継がれ、デザイナーには基本仕様書でざっくり説明される。それから実装。
それぞれのプロダクトによってカスタマーがかなり異なるため、ほんとざっくり。

Cさん:急上昇中プロダクトのためリサーチ間に合っていないが、優先度を決めてリサーチを行おうとっしている。
対して前職ではプロダクトリリースまでが長期間のため、何度もペルソナを書き換えていた。

という感じで、プロダクトのリリースまでのスパンや社内体制によってUXの粒度はかなり異なると分かりました。

公共系プロダクトは長期間のため、簡易的ペルソナをつくり徐々にリサーチをしていくなかで、書き換えていく詳細化。

対して、エンタメ系は短期間のため、リリース後の効果検証を次のプロダクトに活かしているというのが興味深かったです。

私の現場では新機能を出すために、実装開始まで半年かかります。(Webに比べたら時間がかかる?)
そのため、インタビュー等のリサーチは2か月、ペルソナ設計やカスタマージャニー1か月、コンセプト設計・仕様設計2か月、予備として1か月ほど取っておくというのが妥当な気がしました。

この予備の期間で、簡易的ペルソナから、
主役ペルソナ、脇役ペルソナ、端役ペルソナ、黒衣ペルソナ(開発の対象外とするユーザー)など詳細化できると理想だと感じました。

UX設計をチームに浸透させることは大変ですし、他に優先すべきタスクがある場合もあるので、必ずしも完璧に行うのではなく、
小さく全員が取り組みやすいようにやると、継続できそうですね!

(=筋トレと同じ笑)

特に盛り上がった本、「秒で伝わる文章術」

この本は偶然2名が読んだらしく、話し合いでも盛り上がりました。

この本はUXライティングについて書かれた本です。
最近よくTwitterでも、UXライティングについてのトピックが流れてくるのでトレンドなのでしょうか・・・。

勉強会後に私も著者のnaoさんの記事を見てみたのですが、
プロダクトだけではなく普段の社内チャットなど身近な文章にも生かせそうでためになりました
これが無料で読めるなんて恐ろしすぎる・・・・(笑)

話し合いの中でも、「UXライティングは意識して行えていなかったが、Wikiやテキストコミュニケーションから意識していきたい!」
という声が多数でした。

身近な製品を虫の目で観察して、影が薄いUXライティングを発見してあげたいですね。

「UX=思想」とキャリアの話

最後にこちらの本。

こちらはUX開発のチーム体制やチームメンバーに求められる能力について記された本らしいです。(ちょっとbeBitの開発思想の色が強いらしい)

共有会では「UXはあくまで思想だよね」という発言があったのですが、そこに私自身もはっ!とさせられました。

「UXなにそれかっこいい!絶対UXデザイナーなるぞ!」
となっていたのですが、むしろどの職種でも必要な考え方なのかもしれません。

リサーチだけしかやらないと盲目的になるのではなく、
UIデザイン、マーケ、PM関係の知識etc…などある程度手をつけるのが大事なのかなと感じた次第です
(まだ若いので笑)。

まとめ:本の共有の楽しさ

今回やってみて、いつも読んで終わりが、他人の考え方、働き方に触れる機会になり、とても実のある時間になりました!
「UXに固執せず、柔軟にいろ~んなことを知るべき!」というのが雑な私の個人的結論(笑)なのですが、
またどんどん本の共有行っていこうと思います!

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