スフナキン

CD集めが趣味の人類に属する雄の人間です。CD集めて聴くだけじゃ何かなぁと感じたので、…

スフナキン

CD集めが趣味の人類に属する雄の人間です。CD集めて聴くだけじゃ何かなぁと感じたので、音楽レビューを中心にやっていこうと思う次第です。文章力も音楽的知識もほぼ皆無なので期待はしないで… レビューするにあたり歌詞や曲の特徴などの解説等はあくまで個人の勝手な主観になります。

最近の記事

坂本龍一「音楽図鑑」

1984年発売4枚目のアルバム。YMO散開後に発売されたアルバムで坂本ファンの間でも評判が高いアルバムのひとつ。これ以前のアルバムは具体的なコンセプトのもと楽曲が作られていたが、本作では全くの先入観なしで思いつく限りの音を記録して制作された。坂本曰く「羅針盤も海図もなしに海に乗り出して何が起こるかっていう冒険」。坂本のアルバムは難解な曲が多いがこのアルバムでは比較的聴きやすい曲も多く入門編にはいいかもしれない。 1992年に本アルバムに2曲足されて収録された「音楽図鑑完璧盤」

    • P-MODEL「LANDSALE」

      1980年発売P-MODEL2枚目のアルバム。内容としてはほぼ前作と同じで初期特有のピコピコサウンドが炸裂した作風となっている。本作ではメンバーである秋山勝彦による作詞作曲された曲とボーカル曲が収録されている。また、その秋山は本作をもって一時脱退する事になり初期メンツによるアルバムは本作が実質最後となる。 ちなみにタイトルはランドセルと売国奴のダブルミーニング。 メンバー 平沢進・・・ボーカル、ギター、シンセサイザー 秋山勝彦・・・ベース、シンセサイザー、コーラス、ボーカル

      • SEKAI NO OWARI「Tree」

        2015年発売通算3枚目となるオリジナルアルバム。本作は彼らの最もな知名度を誇る「RPG」や一時期話題を大きく挙げた「Dragon Night」など有名曲が多く収録されており、セカオワ初心者にはうってつけなアルバムと言えよう。本作に対してFukase曰く「「日本の音楽シーンに合わせて、それに対応しながらやっていかなきゃいけない」という葛藤と戦いながら制作していたが、本作は「そういうことを考えずに、好き勝手に制作した」らしい。 余談ではあるが、収録されている曲の多くがアルバム発

        • ORANGE RANGE「PANIC FANCY」

          2008年発売通算5枚目のアルバム。前作はバラエティに富んだファンタジックな作風が多かったのに対し、本作は初夏あたりに発売された兼ね合いか夏に関連付けた曲が多めで全体的に明るいイメージ(そして変な曲も割かし多いw)。 初回限定版にはDVDが収録されており、「イカSUMMER」「イケナイ太陽」「君station」「O2」「シアワセネイロ」のPVと、メンバーが出演した「コードギアス反逆のルルーシュR2」の告知CM5パターンが収録されている。 メンバー YAMATO・・・ボーカル

        坂本龍一「音楽図鑑」

          平沢進「AURORA」

          1994年発売4枚目のオリジナルアルバム。前作から3年ぶりのオリジナルアルバムで本作はそれ以前のようなバンドサウンド的な作品とは大きく変わり、全体的にシンフォニックな作風となっているほかに、前作までゲストミュージシャンを招いた音作りだったのがすべて平沢の手によるものになりこのアルバム以降のソロ作品は全て平沢による独力となる。また本作は自身のバンドP-MODELと差別化を図る為、サウンドではなく歌を重視しているらしい。 次回作のアルバム制作時に平沢が訪れたタイに大きな影響を受け

          平沢進「AURORA」

          NiNa「NiNa」

          1999年発売、メンバーはJUDY AND MARYのYUKI、アメリカのニュー・ウェイヴバンドB-52‘sのケイト・ピアソン、四人囃子やPlasticsなどのメンバーで数多くのアーティストの音楽プロデューサーを務めた佐久間正英、同じく佐久間とPlasticsのメンバーだった島武実によるグループ。NiNaとは、YUKIが27歳の時に結成された事に由来する。きっかけは佐久間がPlastics時代に親交深めたB-52‘sメンバーのケイトと一緒に音楽活動ををやりたいと思っていたとこ

          筋肉少女帯「仏陀L」

          1988年発売。それまでインディーズのナゴムレコードで活動していた筋少が本作を持ってレコード会社であるトイズファクトリーからメジャーデビューを飾った1枚目のアルバム。プロデュースは今野多久郎。この時点での結成時オリジナルメンバーはボーカルの大槻ケンヂとベース(かなり初期の頃はキーボード)の内田雄一郎のみで後のメンバーは途中加入となる。 サウンドや曲の雰囲気も直前までインディーズで活動していた事もあり、まだナゴム時代の名残がある。 元々は筋少の代表曲の1つ「高木ブー伝説」も収録

          筋肉少女帯「仏陀L」

          現在所有しているアーティスト DVD・Blu-ray

          CDと違ってこっちはかなり限られている。前向きに集めるのは無理だぁ~ Kraftwerk ・Minimum-Maximum METAFIVE ・METALIVE ORANGE RANGE ・ヴィデヲ・ラ・コンタクト ・ヴィデヲ・DE・リサイタル ・LIVE musiQ 〜from LIVE TOUR 005"musiQ"at MAKUHARI MESSE 2005.04.01〜 ・LIVE ИATURAL 〜from LIVE TOUR 005"ИATURAL"at

          現在所有しているアーティスト DVD・Blu-ray

          Yellow Magic Orchestra「Solid State Survivor」

          1979年発売通算2枚目のアルバム。前作はどちらかというとフュージョン寄りなテイストだったのに対し本作はフュージョン要素はかなり薄くなり、全体的によりニュー・ウェイヴ色が濃く出たテクノの代名詞のひとつと呼んでも過言ではないアルバム。アルバムの前半はインスト、後半は歌ものという構成なっている。 もはや音楽の教科書に載っても不思議ではないほどの歴史的名盤であり、本作がいかに凄い作品かというとNHK BSの番組でこのアルバムで丸々1時間特集を組まれるほどで、本作に衝撃・影響を受けて

          Yellow Magic Orchestra「Solid State Survivor」

          電気グルーヴ「TROPICAL LOVE」

          2017年発売。前作ミニアルバム「25」から3年ぶりのアルバム。アルバムの96%がAppleのiOS「GarageBand」で作られており、仮歌もMacBook Pro内蔵マイクが使われており、中にはそのまま使用された物もある。 タイトル通り全体的にトロピカルな雰囲気が醸し出しており、コンセプトアルバムのような作りになっている。 初回限定版にはDVDが付属し、2016年に行われたツアー「お母さん、僕たち映画になったよ。」のライブ映像が副音声付きで収録されている。 同年7月には

          電気グルーヴ「TROPICAL LOVE」

          不能蝶「ラスネールの孤蝶」

          1996年頃発売された自主制作CD。「紀節ゆき」という人物によるソロプロジェクトのバンド、不能蝶。ネットで検索してもおそらく情報を得られない謎多きこのバンドは90年代から2000年前半まで活動していた。 サウンド的にはナゴム時代の筋肉少女帯とZin-Say!の両者が合わさったような、もしくはこれらを更に闇深くしたようなテイストでどの曲を切り取っても不気味この上なく奇声と狂気に満ちている。全体的に歌詞は聴きとりにくいが、聴きとれる部分だけ切り取ってもなかなか物騒な内容。 特撮の

          不能蝶「ラスネールの孤蝶」

          ORANGE RANGE「ORANGE RANGE」

          2006年発売通算4枚目のオリジナルアルバム。通常版と初回限定版の2形態で発売され、初回限定版には「チャンピオーネ」「Walk on」「UN ROCK STAR」「SAYONARA」のPVとこれまでのPVのダイジェスト映像が収録されたDVDが付属する。 前作「ИATURAL」同様バンドサウンドに電子音が多く散りばめられているほかに、本作は生のストリングスを起用した曲が非常に多いのも特徴。 バンド名がアルバムタイトルになっているのはリーダーのNAOTOが以前から使いたかったから

          ORANGE RANGE「ORANGE RANGE」

          たま「さんだる」

          1990年発売たまのメジャー1枚目のアルバム。各々ミュージシャンとして活動していた知久寿焼、石川浩司、柳原幼一郎(現:柳原陽一郎)が1984年に結成した伝説のバンドである。1986年に同じくミュージシャンとして活動していた滝本晃司がベースとして加わり4人による活動をスタートさせる。インディーズでナゴムレコードから「でんご」と「しおしお」を発表した後、深夜の人気番組であった「三宅裕司のいかす天国」に出場し見事14代イカ天キングに輝いた事により、一夜にして大ブレイクを果たした。そ

          たま「さんだる」

          P-MODEL「P-MODEL」

          1992年発売通算8枚目となるオリジナルアルバム。1991年に解凍という名目で再結成され、前作「ONE PATTERN」から6年ぶりのアルバムとなる。この時期は解凍期と呼ばれる。平沢がソロとして活動していたポリドールから発売された。P-MODEL再結成に至った理由は平沢が「再びテクノをやりたい」と思い至ったかららしい。メンバーは固定メンバーである平沢進、休止前までバンドに加入していたことぶき光に加え、初期P-MODELのメンバーであった秋山勝彦、THE GROOVERSとして

          P-MODEL「P-MODEL」

          Yellow Magic Orchestra「Yellow Magic Orchestra」/「Yellow Magic Orchestra (US版)」

          1978年発売、US版は1979年に逆輸入という形で再発売。もはや語るまでもなく語りつくされた伝説のテクノバンドである通称「YMO」は、はっぴぃえんどやティン・パン・アレーなどの細野晴臣がリーダー兼プロデューサーを務め、サディスティック・ミカ・バンドなどの高橋幸宏とスタジオミュージシャンであった坂本龍一を誘い入れ結成されて制作された記念すべき1枚目である。そして忘れてはならないのが冨田勲の弟子で第4のメンバーと言われた松武秀樹の存在である。YMOには「Technodelic」

          Yellow Magic Orchestra「Yellow Magic Orchestra」/「Yellow Magic Orchestra (US版)」

          電気グルーヴ「DRAGON」

          1994年発売の5枚目のアルバムで、前年に発売した「VITAMIN」と同じく12月1日なのでちょうど1年後の発売となる。「VITAMIN」同様歌ものとインストの半々を占めており、今回は代わり替わりに収録している。 全体的な曲の作風もほぼ前作を踏襲している点やTB-303も本作に多く起用されている点も含め、「VITAMIN」の姉妹作のような印象を受ける。 卓球はこのアルバムを最後に電気グルーヴを解散する考えも入れていたらしい。 メンバー 石野卓球・・・ボーカル、シンセサイザー

          電気グルーヴ「DRAGON」