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映画三昧グッド・ウィル・ハンティング旅立ち


今日の映画は

グット・ウィル・ハンティング旅立ち 1997年

主演は大好きな俳優のひとりマッド・デイモンだ。
まだうら若き20歳。
他の映画でマッド・デイモンを知る人はこの作品の彼に驚くかも知れない。
初々しくてあどけない顔をしている。

当時まだ無名だったマッド・デイモン20歳、ベン・アフレック22歳は
共同でこの作品の脚本を書き、本人達が出演し、
アカデミー賞脚本賞を受賞した。同時に俳優としても成功を収めた。
その後数々の映画に出演し活躍している。

あらすじは、幼少期のトラウマが原因で周囲に心を閉ざし
非行を繰り返す青年ウィル(マッド・デイモン)
彼は類い希な天才的頭脳を持っており、
ある時アルバイトで清掃員をしていたマサチューセッツ工科大学で、
廊下の掲示板にあった数学科の学生向けの問題で
代数的グラフ倫理の難題を解いてしまう。

数学教授のジェラードに才能を見いだされたウィルは、
週1回の面談とカウンセリングを受けることを条件に
留置所から釈放してもらった。

彼の数学の才能は本物で素晴らしかったが、
頭が良く決して他人を信じないウィルは
5人ものカウンセラーから匙を投げられてしまう。

ウィルの才能をなんとか開花させたいジェラードは
大学時代の同級生だった精神科医のショーンに依頼する。
その昔ジェラードとショーンは仲たがいをして以来
ずっと連絡をしていなかった。

一方ウィルはショーンとの面談でいつものように
雄弁多弁に言い負かそうとして、ショーンを怒らせてしまう。
その後数回、無言のカウンセリングをするが、
少しづつ亡くなった奥さんの話を聞くようになってゆく。

ウィルはハーバード大学に通う女子学生スカイラーと親密な関係になるが、幼少期のトラウマのせいで彼女を突き放してしまう。

ウィルは人と深く関わることが怖いのだと分かったショーンは
彼に「君は悪くない」と何度も優しく語る。
「わかった、もういい、やめてくれ」と切り返すウィルに
ショーンは何度も同じ言葉を繰り返すのだ。「君は悪くない」
次第にウィルの表情が曇ってゆく。
そしてついに泣き出してしまうのだ。
ショーンに抱きついてごめんなさいと言いながら号泣する。

やっと心の内を晒すことが出来たウィル、ウィルのカウンセリングをする事で自らの孤独と向き合うことを決心したショーン。
互いに進むべき道に歩き出すことを決意する。

1997年の映画とは思えないくらい瑞々しさがあって
ハートフルなヒューマンドラマだ。
これを若干20歳という若さで脚本を書いたマッド・デイモンは、
実際の本人もIQ160で天才らしい。
才能とは素晴らしい物だ。
彼の居る世界に生まれて良かったと思う。


だが、自分はマッド・デイモンと言えば
やっぱりジェイソン・ボーンに尽きるのだ。

このジェイソン・ボーンのシリーズは現在4本ある。
なんと、今年5本目の噂もあるのだ。
このジェイソン・ボーンがまた格好いいのだ。
このシリーズが好きすぎてその昔DVD3本を買った。

5作目は2016年公開と少し間が開いている。
見るときはシリーズ一気見するのが常だ。
見た後は頭の中にボーンがいっぱい詰まっている。
どんなストーリーか、聞きたいですか?ではいってみよう!

ボーン・アイデンティティ(1作目)2002年

海中を漂っているところを外国漁船に助けられ一命を取り留める。
しかし目覚めたとき彼は自分が誰なのか、何故ここに居るのか、
自分の名前すら思い出せなくなっていた。
唯一の手がかりは体に埋め込まれたチップ。
壁に向けスイッチを押すと赤で数字が現れる。
記憶を取り戻そうとするが、何も思い出せない。
でも自分は何者かに命を狙われている。
彼は自身の身体に備わった卓越した戦闘術を駆使して
追跡をかわしながら自分が何者なのかを取り戻すべく奔走する。

本人は記憶がないのに、体が戦い方を熟知している。
どんな武器も扱えるし知識もある。
常に防犯カメラの死角を探し、脱出ルートをシュミレートし、
痕跡を残さない。
自分は一体何者なのか?
ストーリーのテンポが良く、観ていて引き込まれる。
派手なドンパチと言うよりアクションが実践的で
リアルすぎて怖いくらいだ。

アメリカではこんな事が日常的に起きているのかと思うとシビれる。
日本が平和すぎるのかな。

ボーン・プレマシー(2作目)2004年


記憶をなくした元CIA諜報員のジェイソン・ボーンは未だ記憶が
戻らないまま、恋人のマリーとインドでひっそりと暮らしていた。

度々起こるフラッシュバックや断片的な記憶に
悩まされるジェイソンを支えるマリー。
だがまたしても何者かに命を狙われ、
愛するマリーがその犠牲となってしまう。
彼は自分を始末しようとするCIAの仕業と考え、復讐を決意する。
一方ベルリンで起こった暗殺事件の現場で
ジェイソン・ボーンの指紋が発見される。
CIAはジェイソン・ボーンを犯人と断定し彼を追い詰めようとする。
行き詰まるCIAとジェイソン・ボーンの駆け引き。
裏で操っている物の正体は?
CIAは彼を危険人物としてマークしている。

アメリカの諜報機関にかかったら個人情報などダダ漏れの無に等しい。
情報化社会=監視社会と言うことなのか。
人ひとりをここまで監視したり盗聴したりクレカ情報、
預金照会、通話履歴、家族構成、交友関係、
何でもリアルタイムで調べられるなんてぞっとすると思った。

ボーン・アルティメイタム(3作目)2007年

ジェイソン・ボーンが遂に最後の戦いに挑む。
記憶も愛する人もなくした最強の元CIA諜報員。
彼の命を狙う新たな秘密組織との戦いの中で明らかになっていく
ジェイソン・ボーンの本当の正体。
それはCIA極秘のトレッドストーン計画によって
究極の暗殺者として自分がつくられたと言う事実。
そして大手新聞社の記者ロスは
ブラックブライヤー計画の手がかりを追っていたが、
ジェイソン・ボーンと接触した直後に何者かに射殺されてしまう。
CIAの恐ろしい計画を暴くためジェイソン・ボーンがとった行動とは?



もう3作目まで観ていると、
マッド・デイモンはジェイソン・ボーンであることは間違いない
と脳に深く刻み込まれてしまう。
今この瞬間もCIAの監視を逃れどこかで
ひっそりと暮らしているに違いないと思えてならないのだ。
自分は好きな映画は何度となくおかわりするタイプの人間なので、
自分の中でジェイソン・ボーンは実在する人物なのだ(笑)。


ボーン・レガシー(4作目)2012年

この映画も一応ボーンシリーズなのだが、
マッド・デイモンが出ていないので割愛する!
念のため一言言わせてもらうと、決して悪い作品ではない。
スパイ映画として成立しているし、
単独で観てもそれなりに楽しめる映画だ。
でも自分はシリーズとして認めていない。

それほどジェイソン・ボーンが大好きなのだ。

ジェイソン・ボーン 2016年

すべての記憶を取り戻した元CIAの特殊工作員だった
ジェイソン・ボーンが消息を絶ってから数年後、
再び何かが動き出した。
元同僚だったニッキーが
ギリシャに潜伏していたジェイソン・ボーンに接触してきた。
ニッキーはCIAの極秘ファイルにハッキングして
新たな事実を探り当てた。
事態が公になることを恐れたCIA局長はふたりを始末しようと
刺客を送り込み、ニッキーは殺されてしまう。
ボーンはニッキーの残した情報を元に、
極秘計画の専用を解明するために再び動きだす。

これですよ、コレ!やっぱりマッド・デイモンじゃないと始まらない。
4作目に意気消沈していた自分は5作目と供に息を吹き返した。
まるで自分がジェイソン・ボーンと同じように息をひそめ
潜伏していたかのような気分になり、
本作でそのストレスが見事に吹き飛んだ。
あぁなんという快感だろう。
9年の時を経て(潜伏期間?)彼が再び姿を現したのだ。


そんなボーン大好きな自分だが、こちらの映画もあえて紹介したい。
2006年のディパーテッドだ。
本作ではマッド・デイモンレオナルド・ディカプリオのダブル主演。
香港映画インファナル・アフェアのリメイク版となっている。

ディパーテッド 2006年

最初に観たのは香港映画のインファナル・アフェアの方だった。
申し訳ないが出演している俳優さん誰ひとり知らずに観た映画だ。
だが、観始めてすぐに引き込まれてしまった。
とにかく脚本がよく出来ている。
警察とマフィアが互いにスパイを潜入させて、情報を流し、
その正体を探るという緊張感や、
正体を隠したまま生きることに悩み、迷い、苦しむ
2人の男達の葛藤が観ていて胸に迫るものがある。
演じている役者を誰ひとり知らないからこそ、
かえって物語に集中して観れたのだと思う。
ワイルドで男くさい格好いい映画だった。

そのリメイク版にジェイソン、もといマッド・デイモンと
ディカプリオのダブル主演という派手なキャスティングしちゃって、
どうなの?この映画は・・バイオレンスでワイルドで泥臭い感じの
あの香港映画の良さがお二人のキラキラで消えちゃうんじゃないの?
と危惧したのだが、驚くほどまったく問題なかった。
お二人ともやはり素晴らしい俳優だったのだ。
映画の中で二人とも見事に役にはまっていた。
ボーンもロミオも感じなかった。さすがだ!


この映画をさらに日本版でリメイクしたのが、ダブルフェイスだ。
マフィアに潜入した警官に西島俊之、警察に潜入したマフィアに香川照之をキャスティングして2012年にWOWWOWで2作品として放送された。


これにも自分は敏感に反応し、
いやいや、ディパーテッドで豪華にリメイクしてるのに、
日本人でやるってどうなの?厳しくないかな、
などど勝手に憶測しながら観たのだ。
そしたら、西島秀俊が、か、かっ、かっこいい!
ヤクザに潜入して入れ墨までいれて、無精ひげで、胸はだけてて、
煙草ぱかぱかふかして、そのよれたワイルド感がドストライク
それ以来西島秀俊推しになり、MOZUとかも観てしまった。
喫煙を抑止するこの時代に逆らって、
ダブルフェイスもMOZUももくもくと喫煙シーンが多くてびっくりした。自分は愛煙家なので喫煙シーンに抵抗はない。
それにしても煙草ふかすシーンがやたら多い(笑)
意図的にやってるんじゃないかと思った程だ。
すっかり長くなってしまったが、
まとめると自分はマッド・デイモン西島秀俊が好きだと言うことだ。


今日も読んでいただいた方ありがとうございます。


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