放火された家のセーフルームには、車椅子に乗った人たちが取り残されていた。
朝6時半ごろ、レッドアラートから全ては始まった。私たちは子供たちの寝室でもあるセーフルームへと急いだ。子供たちをなだめながら、今度はどこに避難すれば良いのかと考えた。ジクロンにある妻の実家か、それともエイラトに向かうべきか。
何度も爆発があった。激しい音だった。そして数分後、とても近くで銃声が聞こえた。いまだかつて経験したことのない事態だった。私はすぐに銃を手にし、戦闘服を探した。カーゴパンツ、スポーツシューズに履き替え、外に出た。
キブツ・レイムのセキュリティ・コーディネー