病院清掃の学校

病院清掃を22年やってきました。欧米では病院清掃=環境サービス(EVS)。 新たな資格…

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病院清掃を22年やってきました。欧米では病院清掃=環境サービス(EVS)。 新たな資格を作って医療専門職を目指し、日本の病院清掃を標準化します。 WinWinWinで笑顔の病院清掃を!

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  • 東京クリーン部会

    障がいがある方でもプロの清掃ができることを目指しています。その結果、工賃などが増えて、誰でも働ける仕事(世の中)になると素敵だなって思っています。

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最近の記事

床清掃は年何回が良いの?

定期清掃とは? 定期的に床面をワックス掛け清掃をする。 このことを通常定期清掃や定期床清掃と呼んでいますよね。 その回数や清掃方法は今どのように決められていますか? “う~ん、予算的に言って・・・年2回かな??” “施設開設時や前担当者から引き継いだまま、あまり考えたことがないんだけど・・・” などなど、そのような感じでしょうか?本当に効果的な清掃回数と清掃方法はどのように決めれば良いのでしょうか?予算が許せば、毎月ワックス掛け清掃をしたほうがキレイになるのでしょうか?

    • 清掃ロボット現状ご報告

      去る11/15,16,17日に行われたクリーンEXPOから、清掃ロボットの可能性がどんどん大きくなっていることを目の当たりにしました。初期からウォッチングしてきましたので、隔世の感があります。 清掃ロボット概要 清掃ロボットの機能概要としては従来、①掃除機タイプ、②洗浄機タイプと分かれますが、現在の清掃ロボットは③オールインワン(掃除機も、洗浄も)というタイプが中心となっています。というよりも洗浄機タイプがかなりの発展を遂げており、実戦配置が進んでおり、かつ戦力となってい

      • 『清掃における標準予防策って、何をするの?』

        今日は特養ホームにて、『わかるから、出来るへ』と題して、医療介護施設の清掃における標準予防策についての研修を行いました。 感染予防には標準予防策を基本として…とはよく聞く話ですが、具体的に何をするのかわかっている方は少ないです。それもそのはずで、標準予防策で検索すると10種類ほど出てきます。その中でどれが医療介護施設の清掃と紐ずくのか考え決めないといけない状況です。 当社では、その内容を『Safety5』としてまとめておりますが、その内特に必要な3本柱について、実践を交え

        • 【病院清掃の内製化プロジェクト】

          本日より、特養、老健、病院、透析CLグループに日常清掃の内製化コンサルティングに入ります。1年7ヶ月に及ぶプロジェクトです。 清掃ロボット導入も想定しております🤖 この取組はこれから迎える『超☆人不足社会』のひとつのモデルケースになると信じております! 様々な困難があると思いますが、関わる全員が幸せに働けるように取組みます! それにしても内製化のメリットはビックリな高待遇です。内製化の現場で働きたい人が増えるのではないかとすると若干の複雑ですが…。 ようやくホテルに帰り

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          『医療環境整美士』という新資格認定制度が始まります!

          新資格試験を始めます 一般社団法人日本病院清掃協会では、病院清掃の品質向上と人材育成のため、病院清掃検定と銘打ち、『医療環境整美士』という新資格認定を開始することになりました。 本資格制度は、清潔で安心な医療環境を提供するため、病院清掃に従事する方のスキル向上を推進する取り組みです。それに伴い、全国の病院清掃に従事している方々が自信をもって作業に取り組めることを目指しています。 特に病院は衛生管理が非常に重要です。清掃スタッフは、病院内の各所、医療機器などを適切に清掃し、感染

          『医療環境整美士』という新資格認定制度が始まります!

          『機械浴室ストレッチャー清掃』

          先日、機械浴室とストレッチャーの清掃に入りました。機械浴室はやはり下部の清掃が大変です。毎日病院スタッフの方が清掃しているとはいえ、カビと水垢で、髪の毛や人間デトックス汚れが絡みつきます。 そこに洗剤を塗布して、溶かしていくと、髪の毛などが流れ出し、さながらホラー映画です。 あとは、ストレッチャーです。 こちらも基本的には洗剤の力や、いいブラシで丁寧に仕上げていきます。 機械浴ストレッチャーは、上下分解出来ますので、徹底的にきれいにします。下部にはモーター部分がありますの

          『機械浴室ストレッチャー清掃』

          『清掃の内製化支援サービス』

          病院・介護施設の清掃で大切なポイントは、いい教育を受けた、いいスタッフが、いい道具とやり方で、行うことに尽きます。 この全てを清掃会社が揃えることに限界が来ています。皆さん、薄々気付かれているのではないでしょうか? 清掃業界も、長引く人不足のため、現場の疲弊が顕著になってきています。 足りない人員を埋める為に、本社スタッフがヘルプに走り回っています。その為現場の教育や調整が疎かになり、また現場スタッフが辞めていく悪循環。 今はまだ、良くも悪くも昭和の遺伝子が色濃く残った方々

          『清掃の内製化支援サービス』

          あなたの知らない『清掃コンサルティング』の世界

          一年前から、とある企業様のクリニック清掃部門立上げのコンサルティングをさせていただいております。 写真は剥離清掃のビフォアアフター。すみ擦りという作業になります。最後は手作業で仕上げています。 この現場は2回目で、前回は私が中心でほとんど作業しましたが、今回は監督だけで済みました。 驚異的な成長です! ずっと無料のお試し清掃をしながら、ひたすら現場経験を積み重ねました。 その結果、いざ有料に切り替える為に、チラシを撒いた結果、 400枚配布 見積もり23件 受注3件

          あなたの知らない『清掃コンサルティング』の世界

          WEBディスカッションに参加させていただきました!

          本日は、土井 英史先生(一般社団法人日本感染管理支援協会 代表理事)の環境サービス認定専門家®︎(CESP )取得者特典講座にパネラーとして、お招き頂きディスカッションさせて頂きました。 タイトルは『環境サービス室設置の意義とその後の状況 ~新築移転1年6か月後を経て~』 土井先生が司会をして、小倉第一病院で導入・展開しております “環境サービス室” について深く関わりました3名で色々と様々な角度からディスカッションをさせていただきました。 参加者は、 ・中村 秀敏様(

          WEBディスカッションに参加させていただきました!

          第一回環境ワンヘルス研究会にて出番をいただきました!

          【第一回環境ワンヘルス研究会】にて病院清掃の実践現場のお話をさせていただきました。 ワンヘルス”One Health”と調べると、~人と動物の健康と環境の健全性は一つ~とあります。全てはつながっています。家庭も学校も、全てです。感染対策も然りです。 東北医科薬科大学の賀来 満夫先生、東北大学の金森 肇先生、一般社団法人日本感染管理支援協会の土井 英史先生の後にお話をさせて頂きました。私の他にもケアコムさんやコクヨさんも感染対策が出来る製品、拭けるモノづくりのお話をしておられ

          第一回環境ワンヘルス研究会にて出番をいただきました!

          【変わらない業界が変わる】

          新型コロナウィルスが発生してから2年が経過しました。この間病院や介護施設における衛生管理の重要性が見直されてきました。 特に手指衛生がコロナ発生前と比べるとだいぶ変わりました。また環境消毒(清拭)も見直されました。従来は多くの施設でインフルエンザやノロウィルス流行期になると実施するという感じでしたが、現在では個人防護具を付けて一年中環境清拭を行っています。もちろん水拭きではありません。各所様々な環境消毒剤を使用しての清拭を行っています。 清掃資機材の見直しもだいぶ進んだと思い

          【変わらない業界が変わる】

          持っている資格が廃止されていました。

          私が持っている資格の中に、『医療環境管理士』『医療福祉環境アドバイザー』という資格があります。この資格、実はもう廃止されています。そのことは以前から知っていました。何が原因かはわかりませんが、その前から新規試験を停止していて、Googleマップで調べても運営していた一般社団法人医療福祉検定協会の場所は更地になっていました。いつか復活するのかと思っていましたが、それは無いようです(涙) これまでこれらの複数の資格を認定してきた、一般社団法人医療福祉検定協会は、2019年9月3

          持っている資格が廃止されていました。

          『医療介護施設清掃もDXへ』

          いつもお読みいただきありがとうございます。 清掃業界もロボ技術の進化と共に、DX(デジタルトランスフォーメーション)が現実化してきました。 写真の清掃ロボはソフトバンクのWhiz です。現在実証実験中ではありますが、清掃スタッフの目の届く範囲で、床の除塵に関してはロボットに任せてしまい、その間でスタッフが他の作業を行っていくという、ロボットと人の協働作業が行われております。 現状はまだまだロボット単独では任せきれません。掃除機としては使用できるが、モップ拭きなどは出来ませ

          『医療介護施設清掃もDXへ』

          『一般社団法人日本病院清掃協会』を立ち上げて、病院・介護施設の清掃レベルを一段上げなければならない、と考えています。

          いつもお読みいただきありがとうございます。コロナ禍で、病院や介護施設の清掃は大切なものだという認識は高まっています。国の施策も、清掃委託職員も医療従事者だということの認識がすすんできたと感じています。 これまでの業界関係者の方々の努力や、現場作業に従事している清掃スタッフの皆様、それを支える委託会社の皆様には感謝と敬意を表します。 しかしそこで安穏としているわけには参りません。コロナウイルス始め、様々な感染症に対する知識、予防作業が出来る技術、発生時に対応出来る覚悟や除菌

          『一般社団法人日本病院清掃協会』を立ち上げて、病院・介護施設の清掃レベルを一段上げなければならない、と考えています。

          何度伝えても通じない、洗浄→除菌の手順

          いつもお読みいただきありがとうございます。 様々な場面で、ハイター(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)やアルコールで消毒を行っているかと思います。しかしこれらには洗浄力がありません。最悪の場合はたんぱく質を固着化させてしまうかもしれません。 消毒を行う前には洗浄が必要です。 これが何度言っても通じません。みなさん直接ハイター(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)を直接対象物に振りかけます。まったく無駄とはもちろん言いませんが、残念です。 血相を変えて、『次亜塩素酸を使ってちょうだい

          何度伝えても通じない、洗浄→除菌の手順

          誰でも働ける仕事(世の中)を目指して

          今週は、障がい者雇用で施設清掃を行うということに関するコンサルティング案件が2件ありました。以前から障がい者の方々との協働体制を作り、誰でも働ける仕事にしていきたいという想いはありましたが、中々チャンスがありませんでした。以前に、新設の障がい者施設を作る際に、清掃を障がい者雇用で行いたいとのご要望があり、支援員の方に1年位かけて清掃を覚えてもらい、実際の立ち上げをフォローしたということはありましたが、それ以来の案件となります。 1件は、就労継続支援B型事業者様からのご要望で

          誰でも働ける仕事(世の中)を目指して