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清掃ロボット現状ご報告

去る11/15,16,17日に行われたクリーンEXPOから、清掃ロボットの可能性がどんどん大きくなっていることを目の当たりにしました。初期からウォッチングしてきましたので、隔世の感があります。

清掃ロボット概要

清掃ロボットの機能概要としては従来、①掃除機タイプ、②洗浄機タイプと分かれますが、現在の清掃ロボットは③オールインワン(掃除機も、洗浄も)というタイプが中心となっています。というよりも洗浄機タイプがかなりの発展を遂げており、実戦配置が進んでおり、かつ戦力となっていることを確認できました。

また清掃ロボットは大きさが、①大型(洗浄機)、②中型(エムケークリーン運用のウィズなど)③小型(ルンバタイプ)と分かれますが、これからのスタンダードは小型で狭くても運用可能なエリアから進めていき、広いエリアに中型機を併用すると見受けられます。

これからは複数機の使い分け時代

私も今までは中型機を色々なエリアで動かすというイメージしか持っておりませんでしたが、それではやはり人が移動させることが不可欠になり、手間がかかるので現場の方の協力を得られないので効果が期待できないということです。

金額面の問題もあります。現在人気の中型機は約400万円とのことです。小型機でも性能が良い10万円のタイプが40台導入できる単純計算になります。ベストハウスの中型機でも200万円となりますので、導入にはかなりの金銭的ハードルがあります。

その点小型機に関しては価格も万が一失敗しても過大な負担になることはなく、夜間などに運用し、人の手をかけない取り組みが進んでいます。

ワンフロアが広い現場内なりますと、中型機の併用も効果が出るかと考えられます。そしてもちろん人が入らないわけではありません。必ず見回りをすることをスケジューリングします。

セミナーで報告された実績

小型機&中型機での取り組みとして特に、事例発表会社様の取り組みは目を見張るものがあり、かなりのノウハウをためておられます。大きな成果としては、

導入台数:107台(23現場)※中型4台、小型103台
削減工数:728時間/月間
効果額:50万円削減/月間 ※本体価格・通信費用・監視コスト含む
ロボット導入による時給アップ現場:11現場
募集費:76%減 ※『ロボット導入』及び『料金改定』による『時給アップ』と『働きやすい時間への変更』による採用力強化(募集費減はビルポ求人等による効果が混在)

まとめ

多くの会社で、モップ拭きの代わりに清掃マシーンの活用が始まりましたが、この省力化と合わせて、清掃ロボットによる取り組みを開始することでこの空前の人不足時代に対応できる大きな可能性を感じました。
事例発表会社様ではロボット導入のコンサルティングを行ってくださるとのことですので、依頼されて習得時間を短縮も良いかと思いますし、同時にどんどん触って動かして、慣れていく、覚えていくことも必要かと思います。
色々とご懸念もお有りかと思いますが、清掃会社様で清掃ロボットを活用されない選択肢は無くなったと言わざるを得ません。



  • 清掃ロボットの運用エリアをさらに拡大するために、小型機での夜間運用を提案する。これにより人の手をかけずに効率的に清掃が行える。

  • 清掃ロボットの導入コストを下げるために、中型機と小型機を組み合わせた動作システムを提案する。一つの現場で中型機を中心に動かし、小型機で狭いエリアをカバーすることで効果を高める。

  • 清掃ロボットの導入企業に向けてロボット導入のコンサルティングを提供するサービスを立ち上げることで、導入のハードルを下げ、より多くの会社に清掃ロボットの活用を促進する。

  • 清掃ロボットの運用に際して、見回りのスケジューリングを行う必要がある。人間の目でロボットの動作を確認し、必要な場合は手動で補完することで、運用の安全性と品質を確保する。

  • 清掃ロボットの活用により、労働時間の削減と採用力の強化が期待できる。清掃会社は、清掃ロボットの活用を積極的に検討し、経営効率の向上と人材確保に貢献することが重要である。

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