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持っている資格が廃止されていました。

私が持っている資格の中に、『医療環境管理士』『医療福祉環境アドバイザー』という資格があります。この資格、実はもう廃止されています。そのことは以前から知っていました。何が原因かはわかりませんが、その前から新規試験を停止していて、Googleマップで調べても運営していた一般社団法人医療福祉検定協会の場所は更地になっていました。いつか復活するのかと思っていましたが、それは無いようです(涙)

これまでこれらの複数の資格を認定してきた、一般社団法人医療福祉検定協会は、2019年9月30日をもって協会としての事業活動を休止しており、状況を調べると一般社団法人医療福祉検定協会は2019年12月20日に登記記録の閉鎖をしていることが分かりました。

2019年の12月と言えば、新型コロナウィルスが登場したくらいの時期でしょうか⁉こんな時期に今まで多くの方々が取得しており、勉強してきた資格を閉鎖するって、一体何なのでしょうか?無責任すぎる!!って思います。

閉鎖する2~3年前には取得者向けのフォローアップセミナーをやったりして、結構活発さを見せ始めていたのに・・・ということは大人の事情なのかもしれません。かなりの数の資格取得者がいたのに、無責任すぎる!!

その結果、今、病院清掃の業界で勉強して資格でも取っていこうとした時に、取得できるものは数少ないです。

一つは医療関連サービスマーク制度の『病院清掃受託責任者』です。医療法施行規則第9条の15第1号により、病院が清掃を外部に業務委託する際、受託業務場所に受託業務の責任者として「受託責任者」を配置すること とされています。

これを(一財)医療関連サービス振興会が認定している、医療関連サービスマーク制度の認定要件のひとつとして、本講習の受講が義務付けられています。

あとは、特定非営利活動法人 日本医療・福祉環境サービス協会が運営している、『環境サービス認定専門家® (CESP)』Certified Environmental Service Professionalsです。こちらは欧米のやり方を中心に学びながら、単なる清掃だけではない環境サービスという職種を確立することを目的をしています。

テキストは、米国病院協会の傘下である医療環境協会(AHE)が教科書として使用している、「医療 環境清掃のための実践指導書」(244 頁)と、NHS(National Health Service)傘下のNational Patient Safety Agencyより出版されている「医療施設の清掃マニュアル」(152 頁)です。この2 冊を読まれることで、医療機関・福祉施設等における環境サービスの詳しい知識を得ることが出来るため、エキスパート育成を目的とし、JHWESAが権利を取得し翻訳しました。医療従事者以外でも十分に読める内容となっており、また医療機関だけでなく福祉・介護施設の職員にも十分に利用される内容となっています。

両方とも素晴らしい資格です。私も持っています。ただし現場感では、私はこの二つだけは足りないと感じています。現在、病院清掃における問題として、係るスタッフが感染対策を学んでいるのか分からず、また的確な手技を出来ているのか信用できないということが大きいからです。今ある資格制度ではこのあたりを勉強できるようにはなっておらず、資格を取っても実践で役立たないということから脱せていません。

実践に役立つ資格、長期にわたり運営できる団体、その上で病院に信頼される資格。それが必要です!!!

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