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【変わらない業界が変わる】

新型コロナウィルスが発生してから2年が経過しました。この間病院や介護施設における衛生管理の重要性が見直されてきました。
特に手指衛生がコロナ発生前と比べるとだいぶ変わりました。また環境消毒(清拭)も見直されました。従来は多くの施設でインフルエンザやノロウィルス流行期になると実施するという感じでしたが、現在では個人防護具を付けて一年中環境清拭を行っています。もちろん水拭きではありません。各所様々な環境消毒剤を使用しての清拭を行っています。
清掃資機材の見直しもだいぶ進んだと思います。

やれる限りの改善はしてきました。委託業者なりに、病院なりに、介護施設なりに。
そうです。~なりにです。

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#スタンダードが無い
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結局、感染予防対策清掃にはスタンダードや寄るべき基準がありません。だから当然のように病院や介護施設の考え次第の作業内容になります。もしかしたら本当にあっているのかわからない感染予防対策をやらされている可能性があります。

病院から清掃会社に相談がない場合も多いのではないでしょうか?特に病院職員は、私たち清掃スタッフに聞いてもしょうがないと思っています。
聞いても答えが返ってこないと思っています。それはそうです。なぜなら現場で働く清掃スタッフの勉強量が全く足りていないからです。

この業界は25年間以上変わっていません。
清掃業者は勉強してもしょうがないと考えています。なぜなら勉強してもそれが売上利益に繋がらないからです。誰に聞いても意味ないと言われます。そのため勉強して知識を身につけて業務に生かしたり、技術を磨いていこうという文化がありません。但し個人レベルでは違うと思います。頑張っているスタッフが全国にいると思います。

そんなスタッフをわき目で見ながら、清掃会社は知識や技術のレベルアップでは売上利益には結びつかないので、ひたすら病院の言うことを実現することで仕事を得ていくことが目標になっています。病院の意に反することは一切言わないし、しない。自分たちが最適なソリューションを持っている場合でもです。一番大切なことは病院との人間関係ということになります。

営業面ではもちろん必要な要素であると思います。それは否定しません。しかし現場の作業においてはどうでしょうか。病院や介護施設と良好な関係が築けているところはまだ少々ましかもしれませんが、反対にそうではない場合の清掃スタッフはひどい扱いになっているかもしれません。

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#学べる場を作りたい
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これを打破するために、清掃スタッフが勉強をして、真に病院のパートナーとして協力関係にならなければなりません。そのために病院清掃業界で勉強する文化を作りたいと思っています。
その実現に必要なことは、勉強する場作りと、挑戦できる資格の創設、病院側の認知を獲得です。目標は勉強すると仕事が増える、価格が上がる、地位が向上するという業界意識の変化です。先ずは勉強する場づくりです。

ご参加お待ちしています。

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