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お彼岸に實家で見附けた物

暑さ寒さも彼岸までとか申しますが、まったく斯様に俄かに氣候も冷えて參りました。
やはり昔から言われている事は違い無いものだと改めて思った次第でございます。
先日はこの通り職場で見事なイワシ雲を捉えましたが、つい先週までクウラ様や扇風機を稼働させていた事がまるで嘘の様です。
そろそろ寝間着も浴衣では寒くなってきたので少し厚手の作務衣を出そうかと思っております。

さて、そのお彼岸ですが實家に帰って仏壇の掃除だの何だのやっていた片手間に色々と思い出の品物を發掘して參りました。

小學校の時の水泳帽

まずはこちら。
以前、日記に記した小學校の時の水泳帽でありますが、學年でも数人しか取得者が居ない最上位たる特級に合格した証である「特」の字入りであります。
これを着ける事のどれだけ誇らしかった事か、今となっては素敵な思い出です。
そしてこの帽子は大切な寶物であります。
子供の頃のこう云う出來事は大事に憶えていると大人になった時に色々と力になるものだと思います。

夢中になって讀んだ本

續いてこちら。
私が小學生の時に初めて触った『RPGツクール2』の公式ガイドブックです。
ご丁寧に2冊揃っており、あの頃は夢中になって讀んでいました。
これで覺えた知識が今も尚續く趣味に繋がっているのだと思うと感慨深いものです。
ソフトはスーパーファミコンからパソコンに変わりましたが下地になっている基礎知識はみんなこの時代からほとんど一緒です。
ページを開いて匂いを嗅ぐとあの頃の懐かしい香りがしてくる様でした。
今となってはどちらも初歩的な技術しか掲載されておりませんが、色々な作例を見ると面白く、特に筆者のコラムが非常にミリキ的でそちらの方を寧ろ樂しんでいたかに思えます。
巻末に附録として附いている「メイキングシート」なる物をコピーして色々アイテムだの魔法だのを書き込んでいた思い出も忘れ難いものです。

嗚呼、あの頃の果てない想像力。あの素晴らしい發想力をもう一度………。

小學生時代に流行っていたもの

何故か説明書が出てきました。
私も例外ではなく友達とよくこれで遊んでいました。
今も實家のどこかで當時のカードがホルダーごとコインと一緒に眠っている筈です。
最近のニュースで知ったのですが、この時代のカードは物によってはとんでもない價段で取引されるとか……。

否!


それを うるなんて とんでもない!!

私は本來子供の遊ぶ筈の物を奪い去り暴利を貪る為に價段を不當に吊り上げる者が嫌いです。

〽さらば~地球よ~♪

昔の『宇宙戦艦ヤマト』の漫画。
個人的に何と言っても松本零士先生の作品が一番です。
實は70年代にリアルタイムで視聴していた親父と平成初期に再放送で夢中になった私と親子2代で同じ漫画を樂しんでいたものでございまして、やはり昔のヤマトは素晴らしいのです。
親父は沖田艦長、私はデスラー総統が贔屓です(笑)

余談ですが、ひおあきら先生のコミカライズ版『宇宙戦艦ヤマト』も蔵書しているのですが、それはまたいづれ見附けようと思っております。

「リメイクアニメ」とか称しているイマドキのは……………當方では一切關知しておりません。惡しからず…。

昔、母が賈ってくれた貴重な書物

今では絶版になっているドラえもんの秘密道具完全大辞典。
1994年時点での全ての秘密道具が載っているらしいのです。
これを賈ってきてくれた時はとても嬉しかったのをよく憶えております。
画像では判り難いですが、かなり分厚い本です。

この頃は規制も緩かったのか今では「アウトー!」とされてしまう様な描寫がこの書物の中に幾つもあります。しかし、これでこそ藤子先生の作風です。
私は今になって考えてみると、子供の頃にそう云うものに触れる事が出來て良かったと思います。
大事なのは無暗矢鱈に遠ざけるのではなく、そう云うものとの上手な附き合い方だと思います故…。

魔封波だっ!!!!

そして最後にコレ。
ドラゴンボールに出てくる有名な小瓶です。

原作でお馴染みのアイテム

これは蓋を外すと…

まさかのUSBメモリー!

フラッシュメモリーを100均ショップで賣っている化粧水等を入れる小瓶に仕込んでその周りを紙粘土で成形して面相筆で「大魔王封じ」の揮毫をしたモノですが、何やら魔封波の様に絶對に封じ込めておかなければならないデータでも入っているのでしょうか…。
意を決してパソコンに繋いでみると…

ピッコロさん!!

…なんでこんな物作ったんだろう?………と當時の私の感性を疑う様な代物ですが、2ギガの容量で入っていたのはこのピッコロさんの画像だけ…。
一軆何を考えていたのか今では思い出せませんが、當時は今よりも若かったので見られてはいけない画像でも入れるつもりだったのでしょうか…。

まさしくデータの魔封波…!
またつまらぬ物を作ってしまった……。


そんな訳でありまして、はやお彼岸も過ぎぬれば町には静かに、そして着實に年末の足音が聞こえてきているのです。
ここまで來ると、もう年の瀬まであっという間かもしれません。

夏の酷暑も今では遠く、また秋の氣配は尚一層に近附きつゝありますが、季節の変わり目は何やら色々に意欲が湧いてくるものです。
日々樂しい事を見附けると共に、軆調管理に氣を配りたき今日この頃。
皆様、如何お過ごしでしょうか…。

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