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昆布水つけ麺が教えてくれる視点の話(No.30)



梅雨明け間近で夏の訪れも近い今日この頃。


暑くて何もかも投げ出したくなりますが、本題に入る前に30秒だけお時間ください🙏🙏




さっそく、質問!


「夏と言ったら何を思い浮かべますか?」



そうめん?

冷やし中華始めました?

風鈴の音や蝉の鳴き声?

夏独特の匂い?



色んな声が聞こえてくるね。


どれも夏らしくて風物詩。




ちなみに僕の最近夏と言えばの推しは、


『昆布水つけ麺』



一応念のため補足すると、


麺を昆布水に浸してあるつけ麺。発祥は「ロックンビリーS1」店主の嶋崎さんがつけ麺の麺がくっついてしまう現象をどうにかしたいと試行錯誤して開発したことが有名で今では色々なお店で食べることができます。

Google検索「昆布水つけ麺とは」で検索1ページ目より



僕の最近食べた昆布水つけ麺たち↓




出汁の味が大好きな僕にとっては、天国のような食べ物。


麺だけ啜るのも良し。

つけ汁につけてつけ麺スタイルでも良し。

つけ汁も昆布水で割って好みの濃度にするのも良し。


いや〜〜、note書いている最中でも食べたくなってしまう。


餃子みたいに1つの商品で色々な味変を楽しめるのは個人的に素晴らしいと思ってる。


(ちなみに僕は餃子の食べ方が面倒くさい奴です)


1個目餃子だけ
↓ 
2個目酢だけつけて

3個目醤油だけつけて

4個目ラー油だけつけて

5個目酢と醤油、ラー油を混ぜ合わせたやつで

6個目ラーメンスープにつけて


(やる時は1人でいる時です笑)




「いったい何の話してるの?」

「ただの食べること大好きマンか?」

といった声が聞こえてきそうなので話を戻す。



昆布水つけ麺を取り上げて、餃子を選ばなかった理由はちゃんとある。


昆布水つけ麺も餃子も1つの商品として存在するが、1つ明確な違いが。


それは、支払った金額内で確実に味変を楽しめるか(昆布水つけ麺)、卓上調味料やラーメンといった取り扱いがあるかの運要素や外部からの付け加え要素(餃子)であるかだ。



ここでは味変=視点と僕は捉えている。


味とは面白いもので同じ商品を食べても、美味しいor口に合わないと意見が分かれたりするのだ。


また、過去の食べてきたものや経験から大人になって食べれるようになったり、逆に大人になって”食べなく“なったりもある。


味という存在は変わらないにもかかわらず感じ方が変わるのは一種の視点と捉えても遜色ないように個人的には考えているんだよね。


食わず嫌いや大人になって食べれるようになったのも、何らかの経験や知識によって見える視点が増えて味に対しての感じ方が変わったのかもしれない。





そして、もう一つが味変をどこから行うのかの違い。


餃子を味変する際に使う醤油やラー油、お酢などはいわばそれぞれ個々で商品になり得るし、アイデンティティがある。


つまり僕たちの世界で言えば情報やノウハウ、もっと言うとライティング技術、処世術、メンタルトレーニング、話し方、デザイン、動画編集など個人の武器になるようなものたちだ。


むしろ、最初はこういった既に価値あるものを活かして自分の視点の厚みを広げた方が得策の場合が多いよね。


餃子の場合は圧倒的主役感があるので、どんなに高級な醤油や酢などを使っても餃子の補助的な要素の枠をでないので餃子は安心して今の地位を築けている。



ただこの戦略を情報発信の世界で取ると、最初は良いかもしれないが後々頭打ちになるかと。


餃子のような強い個があれば成立し続けられるが、酢や醤油(情報発信でいうライティングスキルやデザインなど)を仮に取り上げられた時に残っていられるかという疑問が出てくる。


「ライティングやデザインの情報が知りたかったから発信追ってたけど、違う情報はいらないんだよね」

って言われたら精神的にキツい。(少なくとも僕は)



醤油や酢(ライティングやデザインなどの情報やノウハウ)で自身の視点を拡張したら、早い段階で昆布水つけ麺と同じ立ち位置を取る方が良いと僕は考えてて。



というのも、昆布水つけ麺という1つの商品という存在価値を持ちながら、麺そのもの、つけ汁、昆布水などといった複数の要素でそれぞれの良さを引き立てる術を持っているのだ。


昆布水つけ麺という世界観の中で、昆布水やつけ汁(ライティングやデザインなどのノウハウ)といった個々が単体で味わう事ができたり、お互いが調和して更なる旨みを引き立てる


昆布水やつけ汁といった個々の強い要素が昆布水つけ麺という世界に内包されているので、個性として認識されるんだよね。


実際にラーメンの中の一ジャンルとして昆布水つけ麺が存在しているわけだし。



味変=視点という味変要素だけに価値を宿すのではなく、味変=視点を個性に昇華させて自分の価値を上げる方にどこかのタイミングで切り替えた方が、個人的な活動としても面白いし長続きするのではないか。


もちろんマリアージュ(調和)という言葉があるように組み合わせ(ペアリング)があるから、自分が「コレだ!」というものを見つけだす作業は必要になるけどね。


昆布水つけ麺も汁の濃度や麺の加水率など色んな条件が組み合わさって、あの素晴らしい味が出せているんだろうし。




違うもの同士を上手く繋げるために、具体⇄抽象といった力が大事になってくるけど、長くなってしまったのでまた別の機会に話したいと思ってる。




P.S

ここの昆布水つけ麺は美味しいです!というお店あったら教えてください🙏🙏

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