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『 グラスホッパー / 伊坂幸太郎(著)』

ゴールデンウイーク中、伊坂幸太郎さんの「殺し屋シリーズ3部作」を一気読みした。

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『 グラスホッパー 』

●この期に及んでも彼らは、「位置」を気にしている。自分の死が間近にあるのにもかかわらず、他の人間よりは優秀であること、確かめたがっている。

●人は本当に死ぬまで、自分が死ぬとは信じていない。

●分かりやすくしていけばいいのですよ。身のまわりにある物や、人を一つずつ片付けていけばいいんです。余計な雑音を取り払っていけば、必要なものだけが残ってるものです。あなたの生活で、複雑なものを順に消していけばいい。精算するんですよ

危機感ってのは、頭では分かっていても、意外に実感を伴わないものだからね。いくら危ない状況にしてもね、たぶん大丈夫だろう、って思うもんなんだって。危険、と書かれた箱だって、開けてみるまでは『それほど危険じゃないだろう』って高をくくってりわけ。急に大変なことにはならないだろう、って。危険は段階を踏んで訪れると思い込んでる

●世の中の不幸の大半は、誰かが高をくくっていたことが原因

読みたい本がまだまだたくさんある、幸せ。

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