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臀物語

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タイトルをしりとりで繋げる物語、です。 「しりものがたり」と読みます。 第1,第3,第5日曜日に更新予定です。 詳しくはプロフィールに固定してある「臀ペディア」をお読みください。
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2023年6月の記事一覧

プレゼント

「ねえねえ、まっつん。今日の放課後って空いてる?」
昼休み、いつものように顔を合わせて弁当をつついていると陽介は勇樹に尋ねた。
「まあ、なんもないな。」
部活も予備校も何もない勇樹からすればいつも通りのことである。
「じゃあ、これどう?」
陽介の手には何やらチケットのようなものが握られていた。
「いや、よく見えないんだが。」
「ああ、ごめん。」
陽介はそう言うと手に握っていたチケットのようなものを

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豆腐

 午前中の授業が終わると、クリスはスーと一緒に学校を後にした。
「三時限目が休講だなんて珍しいよね。」
「そうね。でもたまにはこんなラッキーな日があってもいいわよ。」
「そうね。」
 二人は日本の大学での授業が嫌いというわけではなく、むしろ異国の地に学びに食ている分、好きな方だったが、こういったことが喜ばしくないわけではなかった。
「お腹減ったね。」
「そうね。」
「お昼、どうしようか。」
「うー

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フライト

 純恋は少しそわそわした気持ちで、六時限目の終了を告げるチャイムを聞いていた。
(やっと終わった。)
純恋はチャイムが鳴り終わるとそんなことを思った。
いつもならそこまで急ぐことなく支度をする純恋だったが、今日はすぐに荷物をまとめると、帰りの会が終わればいつでも陽乃の元に駆け寄れるように準備を整えた。
そして形式じみた帰りの会が終わりを告げると、すぐに陽乃の席に向かった。
「とりあえずここじゃなん

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