伝説のつるぎ 大熊健司

伝説のつるぎの大熊健司です。先天性心疾患ですが日常生活には何ら問題ありません!僕の思う…

伝説のつるぎ 大熊健司

伝説のつるぎの大熊健司です。先天性心疾患ですが日常生活には何ら問題ありません!僕の思う「面白い」を書かせていただきます。 各種リンクはこちらから! https://lit.link/densetsunotsurugi

マガジン

  • 臀物語

    タイトルをしりとりで繋げる物語、です。 「しりものがたり」と読みます。 第1,第3,第5日曜日に更新予定です。 詳しくはプロフィールに固定してある「臀ペディア」をお読みください。

  • Big Bear Movie

    週に一回、その週に見た映画の感想だったりを書いていこうと思います。 気軽に、なんとなく見てくださいね。

  • 熊感

    大熊感満載のやつでございます。なんでも書きたいように書きます。 「徒然」との差は、気持ちの問題です。 第2,第4日曜日に更新予定です。

  • 徒然

    特にジャンル分けのない『僕の思う「面白い」』です。 noteのお題とかも書いたりします。

  • 御話

    お話を考えるのが好きです。 不定期であげると思います。

最近の記事

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臀ペディア

毎週日曜日に連載??している臀物語についてまとめさせていただきました。 投稿内容に応じて順次更新していく予定ですので、分からなくなった時などは是非ご覧ください。 はじめに まずは臀物語とはどういう企画なのかを説明した記事になります。 一番最初に読んでいただけると幸いです。 登場人物 次に、今まで臀物語に登場した人物や作中作についてです。 誰だっけ?、ってなった時は是非見返してみてください。

    • 焼豚

       空一面に雲が広がり、どんよりとした陽気の日曜日。そんな天候のためか、この季節にしては少し肌寒い。  せっかくの日曜日にもかかわらず、割と早い時間に目が覚めてしまった英一は、もう一度寝ようか、なんてことを思いながら布団の中でスマホをいじっていた。  そんなことをしていると、眠くなってくるどころか、どうにも目がさえてきてしまい、英一は起き上がることにした。  学校のテストは少し前に終わったばかりで特に勉強を急ぐ必要もなかったし、かといって予定があるわけでもなかった。  実は彼女

      • 懐かしくないのに、懐かしい

        プロローグ 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」も「20世紀少年」も「ALWAYS 三丁目の夕日」も、懐かしいな、なんて思う反面、本来平成生まれの僕が懐かしいなんて思うはずなくて、じゃあこの感覚は何なんだろうと言う。 テレビで昔はこうだった、みたいのが放送されるからかもしれないし、もしくはDNAに何か刻み込まれてるのかもしれない。 こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。 「ALWAYS 三丁目の夕日」,「ALWA

        • 第5感 月日は百代の過客にして

           真っ赤な顔した太陽が、天気予報に顔を連ねる今日この頃。  5月になると、「5月ってこんなに暑かったっけ?」、なんて会話をし、6月になると、「6月でこの暑さだったら、7月8月はどうなっちゃうんだよ!」、などとうだうだ言っておりましたが、そんな時期も終わって、正真正銘の夏がやってきましたよ。  一年は12カ月、ということで7月を迎えた今現在、2024年も上半期終了でございます。  ということで、いつもは年の瀬大晦日に、一年の振り返りをするのですが、今日はここらでこの上半期の振り

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        • 臀物語
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        記事

          非企業戦士

          プロローグ やっぱり、その世界を知らなくても共感できるのって何事においても大事だと思うんですよね。 甘酸っぱい青春なんかしたことなくても、分かる分かる、ってなったり、働いたことなくても、こういうことありそう、ってなったり。 結局完全なフィクションでもあるあるがしっかりしてるといいわけで、やっぱりないないな世界のあるあるは大事です! こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。 「七つの会議」 (配信) やっぱり池井戸潤さんはすごいんだ。「半

          神社

           トントン、と扉をノックする音。 「はーい。」 「ほのか、ちょっといいです?」 「うん、いいよー。」  ほのかの返事を聞き、クリスは扉を開ける。  勉強でもしていたのであろうか、クリスが部屋に入るとほのかは椅子を回転させ、扉の方を向いていた。 「Oh,ごめんなさい。勉強でしたか。」 「ううん、大丈夫よ。」 「ああ、よかった。」 「で、どうしたの?」  ほのかは改めて用事を尋ねる。 「ああ、そうです。ほのか、土曜日か日曜日は空いてますか。」 「今週の?」 「そう、です。」 「ち

          人は、脆い、

          プロローグ 身体も精神も脆い。脆いから、何かにすがる。 はあ、大したことないですね。 なんて、ちょっと達観したことを言ってみますが、そんな僕も当然脆いわけで。 やっぱりこの季節になると自分の脆さを実感しますよね、暑すぎて。 こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。 「おしゃれキャット」 (配信) マリーちゃんは知ってるけどお話は知らないこちらの映画。で、いざ見てみて驚いたのは、マリーちゃんメインじゃないの?、っていうw 日本では、200

          リベンジ

          「頼もう!」  放課後のこと、陽介は大きな声でそう言いながら、勇樹の席に近づいてくる。  何事だろう、とまだ教室に残っているクラスメイトたちが二人の方を見てくる。勇樹はそれがたまらなく恥ずかしかった。 「うるさいな。」  恥ずかしさを押し殺すように、いつもより強い口調で責める。 「頼もう!」  しかし、陽介は懲りない。 「はあ…」  勇樹はため息をつく。どうやら今の陽介にこの言葉は届かないらしい。 「もう、なんだ。」 「道場破りだ。」 「道場破り?」  陽介からは似つかわしく

          ニッポンぶっ飛び週間

          プロローグ このnoteを書き始めて以来、基本的にシリーズはその週で見ようとするのですが、そもそもシリーズと言いつつ、完全に話が繋がってることってあんまりないじゃないですか。 もちろん、前編・後編みたいなのもあるにはあるんですけど。 まあ何が言いたいかって言うと、「20世紀少年」は完全に話繋がってるので、一日で見てしまいましたわ。へへ。 こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。 「20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり」,「20世紀少年

          ニッポンぶっ飛び週間

          第4感 枷となれ

           毎日友達に文章を送り、映画を見て、インスタのストーリー更新を絶やさない。 毎週noteを二本書き、ラジオと動画を一本ずつ、そしてショート動画を三本上げる。 これが今の習慣だ。 売れないお笑い芸人の僕にとって、この一つ一つが何かのきっかけになるかもしれないと、とりあえずは自分ができることを継続している。  と、ここまで読んでみると、なんか結構頑張ってるように見えるが、実際のところは週2,3日しか働いてない残念人間なので、これはそんなに大したことじゃない。  しかし逆にこうも

          暗い雰囲気

          プロローグ 「暗い雰囲気」ってカード、初期の遊戯王とかでありそうですね。でも、遊戯王とかに出てくるとしたら「喰らい雰囲気」とかなのかな。 なんかバニラの無形な闇属性モンスターで、きっと説明文のところはさぞ怖く書かれてるんだろうな。なんのこっちゃって感じですが。 割と雰囲気暗めの映画が印象深い、そんな一週間でした。 こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。 「ノクターナル・アニマルズ」 (配信) さすがのジェイク・ギレンホール。自分自身と

          舟盛り

          「30番でお待ちの客様―。」  白い帽子に白いシャツ、そして黒いズボンを履いた、おそらく普段は大学生をしているのであろう女性が、待合スペースの方に向かって大きな声で呼びかけた。 「はーい。先生、呼ばれましたよ。」 「ああ、よかった。」  高森が番号が書かれた紙を渡すと、店員は13,14と書かれた札を手渡された。 「こちらカウンターの席となっております。」 「わかりました。」 「ごゆっくりどうぞ。」  深々と頭を下げる店員に軽く会釈をしながら、二人は自分たちの席を目指した。 「

          基礎は大事

          プロローグ 芸人をしていると、飛ばしすぎたネタをしてウケない人を見ることがよくあって、そういうときに思い出すのが、基礎の大切さですよね。 何事においてもよく言われることですが、基礎がないのに応用しようとしたり、ストレートも投げられないのに変化球を投げようとすると、やっぱり上手くいかないもんで。 昔は良かったなんていう人は嫌いですが、やはり人は先人の歴史の上に立っている。 こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。 「FALL/フォール」 (

          第3感 大熊家は安泰

           どうも。30歳、芸歴6年目のしがない芸人です。普段は伝説のつるぎというトリオで活動してます。  相方の名前はハンマーと南コントテラー。そして僕の名前は大熊健司。  こうやって並べてみると、むしろ僕の方が変な感じしますよね。これが数の暴力ってやつか。  未だ売れる兆しはありませんが、とりあえず日々邁進しております。  そんな男の話を聞いてってください。  この前、三つ下の弟の結婚式があった。  ありがたいことに、今まで友達の結婚式に参列したことは何度かあったけど、これまで参

          作り手と当事者と外野とあれとそれと

          プロローグ 6月ということで、今年もいよいよ折り返しが近づいて参りました。 映画は本数じゃないけども、毎日しっかり見ております。 と言いつつ、全然映画館には行けてないからそこは怠慢ですね。 ヴェノムの新作も決まったので、こりゃあ楽しみやで! こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。 「ブルース・ブラザーズ」 (配信) 「サタデー・ナイト・クラブ」の同名の人気コーナーのキャストとバンドをベースに、ストーリーをつけて映画化したもの、だそうで、そ

          作り手と当事者と外野とあれとそれと

          グループ

          6時間目は睡魔との勝負。 これからの放課後の予定に向けて充電しようとたっぷり寝るものもいれば、授業終了を告げるチャイムがなったらすぐに帰れるように帰り支度を済ませるものもいる。 しかし今日はLHR。こういうときはなかなかそうするものも少ない。 「うん、じゃあ今日はこんなもんだな。」 小宮山は生徒たちの方を振り返る。 「で、さっきも言ったけど、来週のこの時間にこの修学旅行のグループ決めをするから、なんとなく考えとけよ。」 生徒たちの方をぐるっと一通り見ながらそう続けた。 「じゃ