正しいコーチングなんて必要ない。自分らしい関わり方をコーチングと呼べばいい。
コーチングは素晴らしい。コーチングで人生変わった。コーチングには価値がある。
なんとなくプロコーチを目指す人は増えた気がする。プロフィールに認定資格の名前をぶら下げているものの、実際にどんな活動をしているのかイメージが沸かない人が多い(多すぎる)。
コーチングで1円でもお金を稼ぐ気があるのであれば、それは立派な起業だ。ビジネスだ。ビジネスは価値を生むこと。内輪で励まし合って自己肯定感を高めることをビジネスとは呼ばない。ビジネスとは価値を提供することだ。
『正しいコーチングとはなんだ?』と議論している時点で正しいコーチングを売って儲けるビジネスに食われているんだぞ。本当にコーチングのもつ価値が素晴らしいと思う人にだけ、今日の僕の記事を読んで欲しい。
僕は集団が苦手な一匹狼のライフコーチ。自分らしい生き方を追求して沢山の人に嫌われて、それでも好きでいてくれる人とほそぼそと暮らしているライフコーチ。同調圧力が嫌いで、コミュニケーションが大好きなライフコーチ。
今日は、ちょっと、思っていたことを言わせてね。
対話は素晴らしい価値を生む
僕はコーチとして活動を始めてからは4年だけど、コーチングを受け始めてからはもうすぐ6年目だ。欠かさず毎月コーチのセッションを受けている。
コーチとの対話の内容は本当に多岐にわたる。はじめた当初はアスリートだったし、今は結婚して家庭もある。状況は違ってもその時その時で本当に思っていることや、取り巻く人間関係についてなどを徹底的に毎月一回対話する習慣を続けている。
僕はその時間を使って、自分を深く内省する。僕のコーチはとにかく聞き上手で、ずーっと「うんうん」言っている。ほとんど僕がしゃべってばっかりだ。僕もコーチを前にすると嬉しくてつい言葉が止まらなくなってしまう。
雪崩のように口から飛び出す言葉を冷静に見ている自分がもうひとりいる感覚で「ほえ〜そういう事思ってんだなぁ〜」と観察している。自分の言葉で納得したり驚いたりしている自分が確かにいる。
僕は他人に今までの経歴や考え方をはなすと「ブレないですね!」とか「自分の道を突き進んでますね!」とかありがたいことに言われるのだけど、その猪突猛進差は確実にこの月に一回の対話で養われている。
僕はこの対話のおかげで今の納得行く生活を手に入れた。アスリートをやめたこともそうだし、上京したこともそうだし、奥さんとの信頼関係もそう。
今手にしている納得感のあるものはすべてコーチとの対話の中で自分の口からこぼれ落ちたものを大事にし続けた結果に過ぎない。
僕にとって定期的なコーチとの対話はそれほど価値があるものなのだ。だから僕も僕のコーチとはスタイルが全く違うけど、長い目で見てエゲツない価値のある対話を提供したいと思っている。
ただ受けた恩をそのまま別の人に流している感じなのかもしれない。
あなたなりのコーチングでいい
僕のコーチは僕にいつも言ってくれる。「あなたが思うようにやればいいんだよ」と。コーチングは関わり合いの上に成り立つもので『この質問をすれば本音を引き出せる』そんな便利なスキルは存在しないよと。
人の数だけコーチングがあって当然だと。
僕はコーチとして活動を始める前からこの考え方以外に触れたことがなかったから「そういうもんなのか〜」と思っていたけど、実際にフリーランスとして活動を始めてビックリした。
僕のコーチがあれだけ僕に「好きにやれ」と言っている理由がわかった気がした。
コーチを志した人の殆どはコーチングスクールなどのいずれかの流派に属し、認定資格を求める。資格を持っている人同士がコミュニティを作り、外から見ると内輪で盛り上がっていて非常に閉鎖的な集団に見える。(あくまで個人的見解です)
「コーチになる=あの集団のどこかに所属しないといけないってこと?」と思って気が引けてしまっている人もいるんじゃないかな。とにかくコーチは母校を持ちたがる。(母校を持っているコーチが目立っているだけなのかもしれない)
たまに『あなたのやっていることはコーチングじゃないですよね?』と突っかかってくる人もいるのだけれど、僕にとってはそんなことはどうでもいいと思っている。誰が真のコーチなのかを議論したところでなにか価値のあるものが生まれるとは思えない。
4年間コーチとして活動してみて、やっぱり僕のコーチが言ってくれた「好きにやれ、お前がコーチングだと思うならそれがコーチングだ」が僕にとってのコーチングの指針だ。
相手との関係性の中でコーチとして一番価値が届くような関わり方をその都度考えて提供する。それ以上でも以下でもないと僕は思っている。
技能を高めることより優先すべきこと
僕が情報を発信するときにいつも言っていることだけど、コーチングの技能を伸ばすことよりもさっさと売ってプロコーチとしてお金を貰ってデビューしたほうが効率がいいと思う。
確かに勉強をしたり資格を取ったり、いいことであるとは思うけれど、実践を伴わない学びは学びとしての限界がある。
スポーツの専門書をいくら読んでちょっと練習をしたからといって、その技術が試合で使えるかと言うと微妙な感じがする。
僕はアスリートだったので肌感覚でわかるけれど、伸びる選手ってガンガン試合に出て恥をかける人だったりする。新しいことをとにかくやってみて、実践で試して失敗して、何がダメだったのか的確にフィードバックする。
実践を通してでないと学べないことがたくさんあって。僕の発信は『コーチングをちゃんとビジネスにして生業にしたい人』に向けて発信しているので、そういう人にとっては有料セッションがさっきの話で言うところの試合なのかもしれない。
プロコーチにとってのお勉強は『参考書を読むこと』。身内での実践やお金をもらわないセッションは『練習試合』。学びにならないかと言われればそうでもないけれど、これだけやっていればいいのかと言われるとそうではないことは理解してもらえるかと思う。
実践を積んで自分に的確にフィードバックして改善する。このサイクルを回したほうが最終到達点が高く高くなっていく。
あくまでコーチングをビジネスとして捉えるという前提に立った場合だけど、僕はこの素晴らしい仕事で飯が食えるコーチを増やしたいと思っているのでさっさと売ってプロになってしまえと今日も唾を飛ばす。
追伸
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(↑その時のことを書いてくれたつよしくんの記事)
個人単位のコーチング×ビジネスの領域に関しては誰にも負けない自信があるので、ぜひおはなし屋公式LINEを有効に使ってみて下さい^w^
〜こくちゾーン〜
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