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スナフキンのような人生が憧れ

私はときどき、「自分の居場所」について考えることがあります。


自宅、実家、職場、友人が集まるところ。
人はそれぞれ、自分が居たいと思う場所や、いると落ち着く場所、
自分が認めてもらえる場所や、自分が必要とされる場所など、
いろんな基準で「自分の居場所」を決めていると思います。


も私も一応「自分の居場所」を持っているのですが、
同じ場所を「自分の居場所」にし続けられないタイプ。


なんでか自分でもわからないのですが、
仕事場やお気に入りの喫茶店などもそうだし、実家や、今夫と住んでいるこの家すらも時々しっくり来なくなります。
「ここは自分の居場所じゃないな」と思うことがあるのです。


多分私は、一所にはとどまれないたちで。


最初は自分が、ただの飽き性なのかなって思ってたんです。
まあ、実際そういうところもあるんですけども……
でも、どうやらそれだけではないんじゃないかなって、最近思い始めています。


私は多分、季節の移り変わりのように、
たゆたうように生きているのが好き。

場所が変わると気持ちや見えるものが変わって、
知らないことも知ることができる。

もしそれが今まで行ったことがある所でも、前に来たときと心が変わっていたら見え方も変わっていて。そんな違いや今まで気づかなかったものに気づくのもまた楽しかったりします。


なにか理由があっても、誰かに引き止められても、立ち止まっていようとはあまり思えません。心が決まってしまうと、少しだけ長くとどまったとしても、やっぱり次のどこかへ行く。


そんな背負いすぎず、身軽な感じが好きなんですよね。
何かと生真面目に背負いがちなタイプなので、「いつかここから動くぞ」と思っていた方が、余計なものを背負わずに済んでいいのかもしれません。


似たような人といえば、やっぱり「スナフキン」。
ムーミン好きとしては、一番に思いつく人です。


居場所を転々としながら、みんなとずっと過ごすだけじゃなく、孤独を楽しみ、違う世界を見て回ろうとするスナフキンの人生は、私のあこがれのような気がします。


今の世の中であそこまで身軽には、なかなかなれなそうですが。
あくまでも、心の目標ってことで。


気負いすぎず、背負いすぎず、そして自分の気持ちを忘れず。
自分の見たことないものや知らないものに触れることを楽しむ。


そんな心でいたいと思います。




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