自分のために生きる姿は美しい。
2つの映像作品を観ていた。
どちらも大好きな作品だけど、内容はまるで違う。
しかし1つだけ似ているのが、「自分をどう生きるか」が描かれていること。
私はそれに惹かれて、どちらもよく観ている気がするのだ。
今までの、ダメな自分。
昔、みんなに評価されていた自分。
そんな過去の自分が強く影響して、
気づけば過去や周りに振り回されて、
「自分」を見失いかけている。
これから「自分」はどうありたいのか。
「自分」とどう向き合うのか。
「自分」をどう乗り越えるか。
出会い、喜び、希望を見出し、
悲しみ、もがき、苦しみ、怯え、恐れて。
のたうちまわりながら、「自分」を見つけだす結末。
のたうちまわっても、「自分」を見つけだせない結末。
どちらの結末を迎えるとしても、
私はどちらも美しいと思う。
人のために自らを捧げることも素晴らしい。
でも、自分の命を自分の思い描く夢や希望のために燃やすとき。
その輝きほど、美しいものはあるだろうか?
過去を乗り越えるため、声を震わせながら発する言葉。
己に勝つため、全てをなげうち向き合う表情。
自分の心を信じて、運命に抗おうと決めた瞳。
その先に暗い未来が待っていたとしても、
自分を生きようと躍動する姿は、
どれだけ着飾った姿よりも強く光り輝いている。
自分を生きようとする人は、どうしてこんなに人を惹きつけるのだろう。
自分を生きる人は、どうしてこんなに美しいのだろう。
醜く這いつくばっていたとしても、
顔が泥にまみれていても、
ボロボロの服であっても。
前に向かうその姿は、強く、気高く、美しい。
自分のために生きる姿は美しい。
自分の人生を生きたい。
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