NYカナビス日記

NYカナビス日記

最近の記事

希望

頭のイカれたエゴイストが再選しなかった。NY州でカナビスが合法になった。G・フロイドを殺した警官が有罪になった。当たり前 と言ってしまえばそれまでだけど、少しずつマトモになってきているのかもしれない。

    • カナビスのある食卓

      片してもそれで終わりじゃないよな。使ったらもとに戻して、壊れたら直して、磨いてきれいにして… 掃除も生きる一部だよ ていねいに生きたい… 喜びを感じて、悲しみをかみしめて 吸って キメる っていい言葉だな キメる… 愛をつくる… 音楽をつくる… 《くりかえし》

      • 余っているのは足りないのと一緒

        結局 大掃除は今までかかった。その間、いろいろあったな。新曲の詩にてこずっていた。何日か体調を崩した日もあった。車がパンクしたり。そして、NYでカナビスが合法になった。 このことが自分に、そして社会に及ぼす影響を、まだ計れないでいる。だからしばらく書けなったのだろう。物事はプロセスしないと。外っつらだけかじって適当なことを言うヤツは信用できない。 この数ヵ月 大量の資料を読み、見て、学んだ。大学の認定証も取得したし。こんなに勉強したのは初めてかもしれない。知りたいトピック

        • 一掃

          「宗教」というコンセプトはどうも解せない。自分の人生は自分で決めるものだ。それを、他人が作った「これが正しい生き方です」みたいなルールを鵜呑みにするのはどうかと思われる。 「しきたり」もそう。最初にできた時は理屈にかなっていたのだろうが、それを正当化するのに躍起になり本来の意味がわからなくなってしまっていることが多い。時代は激しく変化しているのだし、何百年も前のならわしを現代の生活に押しつけたら無理が生じるのは当然だ。人にモノを買わせる口実として利用されるだけ。 春の訪れ

          普通の生活

          グリーンラッシュの原動力となっているのは資本主義。今「合法」にビジネスをしている会社のほとんどは、懐の深いVCをスポンサーにつけ、コネでライセンスを取得し、法律をうまくかいくぐって利益を最大化しようとする、いわば「略奪者」だ。零細企業は吸収され、違う名前でも親会社は一緒だったりする。「カナビス業界のスタバになる」と公言する会社まで出てきた。 でももしもっとでかい企業が介入してきたらどうする?THC入りのバドワイザーやマルボロがセブンイレブンで売られたら、それは世の中にとって

          CULTURAL APPROPRIATION(文化の盗用)

          ディスペンサリーは14 ST 駅の階段を上がると目の前にあった。ずいぶんいいロケーションだな、こんな店舗を借りるのに毎月いくらかかるんだよ。店内に足を踏み入れるといかにもインテリアデザイナーに頼みました と言わんばかりの内装。ここはスパですか?コスメのようにパッケージされた「医薬品」がオシャレぶってガラスの棚に飾られている。フロントにいた化粧濃いめの女性は質問にていねいに答えてくれたが、エステティシャンにスキンケアの手ほどきでも受けているような気分になった。 マンハッタンに

          CULTURAL APPROPRIATION(文化の盗用)

          REBEL

          家から歩いて15分ほどの距離にあるディスペンサリーをのぞいてみた。受付とフロアがガラスで分断されていて、警備員にドアを開けてもらわないと入れないようになっている。窓口に向かって並んでいる客の列を見て、なんだかとてもイヤな気分になった。これじゃあただの薬局だよ。 ディスペンサリーの親会社を調べてみる。NY証券取引所に上場されているのか。サイトではCEOだのCFOだの面倒くさい肩書をもったヤツらがうさん臭いツラをして笑っている。カナビスは世界を救う みたいなことを言っているけど

          透明性

          時代は変わった(当たり前だ)。なんでも必要に応じて検索して調べられるから、今までのように「事実」を覚えなくてもよくなった。ただ「情報」があり過ぎる。だからこれからの教育は、知識の丸暗記ではなく、どの「事実」が自分にとって「真実」であるかを判断する能力を養うのが大切になってくると思う(なんだかとてもマトモなこと言ってない?)。 例えばカナビスは(大好きなんだ、いつも君のことを想っているよ)賛成派と反対派で激しく意見が分かれている。自分が信じていることを裏付けてくれる「事実」は

          メリトクラシー

          大学で勉強することにした。この歳で学生になるとは思わなかったが、社会人でも継続教育は当たり前だし、授業はすべてオンラインだから職探しをしながら空いている時間を勉強に充てられる。教育は大切だよな。学歴がすべてじゃないけどあっても邪魔にはならない。なにより楽しそうだ。学びたい科目がたくさんある。 大学の名前はCANNABIS TRAINING UNIVERSITY。認可大学ではないから事実上は専門学校だが、医学、法律、園芸学からバッズテンダーになるための職業訓練まで幅広い分野を

          メリトクラシー

          オール・イン

          家の近所にディスペンサリーがあるので行ってみた。「マネージャーはいる?」カウンターの後ろに座っていた男性に声をかける。「ボクだけど、なにか?」「この店で働きたいんだ。人を募集していないのはわかっているけど、よかったらインターンとして雇ってくれないかな」単刀直入に尋ねてみる。 感染予防パネル越しの男はキョトンとして聞き返してきた。「インターンって、タダで働くってこと?」「その通り」気の良さそうな若者は、「素晴しい心がけだけど、そういうことは本社の人事部が決めるんだ」と、ビジネ

          使命

          翻訳の仕事はもうウンザリだ。正直なところ、機械によって自動翻訳された文を編集するだけだから翻訳と呼べるかどうかも疑問。でも直すのに要する時間はまっさらから翻訳するのと大して変わらない。 なのにエージェンシーは「我々の素晴らしいテクノロジーにアクセスさせてあげているのだから」とでもいわんばかりに人を低いレートで雇おうとする(人間はAIのアシスタントですか?)。いくらもがいても近い将来消え去る職種だ、さっさと見切りをつけたほうがいい。 似たような現象が他の業種でも起きているの

          白いキャンバス

          先週はちょっと吸い過ぎた。雪かきしていたらあっという間に終わってしまったような気がする。トム・ブレイディは7度目の優勝を遂げたというのに(彼と比べるな)。勝ち目はあると思っていたが、ブローアウトかよ。どこまでアメリカンドリームを生きれば気が済むんだ?自分もなにか行動を起こさねば とがんばって早起きしたのに、なんだよ零下7度って。ホントに嫌味な野郎だな、トム(偶然だって)。 翻訳の仕事は完璧に行き詰っている。とにかく流れを変えなければ。そこで思いついたのがネームチェンジ。「バ

          白いキャンバス

          エディブルな2月の夜

          昨晩次男が作ったカナビスオイルを使って、女房がピザトーストとレモンケーキを作った(通じた?)。正直な話トリムにどれだけTHCが入っているかわからないから、分量はかなりテキトーだ。エディブルは初心者同然だし、身体で覚えるしかないかなと思って(そういうものか?)。 女房の料理はウマい。ついピザを2枚食ってしまった。キマり過ぎたらどうしよう?っていうかなんだかワクワクしてきたぞ。でもこれってプラセボじゃね?普通エディブルが効くのに2、30分はかかるだろ。なんだか早くねーか?まあい

          エディブルな2月の夜

          先生

          親友の息子にカンフーを教えている。春にアイビーリーグの大学院を卒業する好青年だ。不幸にも先月コロナウィルスに感染してしまい、一緒に練習するのは今年初めて。練習場である裁判所の裏の駐車場で落ち合う。 「大丈夫だったかい?」「結構キツかった」2週間ほとんど寝たきりだったらしい。「実際感染者に会うのは初めてだよ、サインをくれ」などと冗談を交わしながら練習を始める。でもヘンな話だよな。比較的健康な若者が回復するのに数週間かかるのに、いくら最高の医療手当を受けたとしても、なんで70歳

          マイノリティ

          ギャラップ社が2019年の7月に行ったカナビスに関する世論調査によると、米国成人の12%が「現在使用している」と答えたそうだ(それだけ?)。国民の半数以上が人生で一度は摂取した経験があり、3人に2人が合法化に賛成なのだと。 なんでもデータを信じるわけではないが、それって自分の体験、もしくは医学的証拠、不成功に終わった麻薬規制、見込める税収入などの事実に基づいて、大多数がバッズの合法化を支持しているってことだよな。多くの州で非犯罪化が進み、連邦法の改正が期待される理由がわかる

          レディファースト

          大麻取締法を強化する?えっ、マジ?伊勢谷友介氏、懲役1年?初犯だろ、パイじゃないの?「二度と大麻に手を出さないと誓えるか?」(こんなバカな質問する検察官ホントにいるの?)「はい、誓えます」それこそ、えー なんで?「同じ過ちを繰り返すことのないよう…」なんの過ち?日本の大麻事情にウトい自分にはちょっと信じられない。 最近の動向を見ていて、ふと頭に浮かんだのは「性差別」という言葉。アメリカでの薬物規制の根底にあるのは人種差別だが、日本の大麻に対しての偏見は女性蔑視から?これは男

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