見出し画像

普通の生活

グリーンラッシュの原動力となっているのは資本主義。今「合法」にビジネスをしている会社のほとんどは、懐の深いVCをスポンサーにつけ、コネでライセンスを取得し、法律をうまくかいくぐって利益を最大化しようとする、いわば「略奪者」だ。零細企業は吸収され、違う名前でも親会社は一緒だったりする。「カナビス業界のスタバになる」と公言する会社まで出てきた。

でももしもっとでかい企業が介入してきたらどうする?THC入りのバドワイザーやマルボロがセブンイレブンで売られたら、それは世の中にとって本当にいいことなのか?実際 複数の酒・たばこ大企業は手を組み、莫大な軍資金を注いで政治家どもを感化し、カナビス連邦法改正を自分たちの都合のいいように曲げようとしている。製薬会社も躍起になっているところだろう。どいつもこいつも損得で聖なるカナビスを利用しやがって。

なぜ大地に自然に生える何千年も前から重宝されていた植物が規制されなければならないんだ?科学的根拠もなく「ドラッグ」と決めつけて違法にしたアホは誰だよ(答え:ハリー・アンスリンガーとニクソン元大統領。カナビス愛好家にとって最も憎むべきチンカス的存在)。日焼けした肌にアロエを塗っても誰も咎めないだろ。皮膚の炎症と心の炎症はどう違うってんだ?

大人の分別ある嗜好をとやかく言われる筋合いはない(「交配を後ろからしてはいけない」とか言われたらイヤだろ)。求めているのは非合法化ではなく、「普通」に生きる権利だ。そこで、NORML(National Organization for the Reform of Marijuana Laws)に加入することにした。1970年からカナビスに対する規制の改正を唱えている非営利団体。メンバーになる と言っても名前とメールを登録して心ばかりの献金をしただけだが、「少しでも貢献したい、なにかできることがあったらボランティアさせてくれ」と申し出たらNY州支部のディレクターは快く迎え入れてくれた。

「これ、とりたてなんだ」と収穫したばかりのカナビスを近所の人たちが分かち合えるようになるまで、闘いは終わらない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?