不安障害について

不安障害とは、人より不安を敏感に感じ取り、生活にも支障を及ぼしてしまうようなことを指す。
人によって様々な症状や障害があるとは思うが、ここでは私の場合の不安障害について記す。

私は、昔から学校に行く前や通学中、嫌なことがあるとき、必ず腹痛があった。これは過敏性腸症候群の一種でもあるのだが、ストレスを感じると体に不調が出る。そのせいで、よく仮病扱いを受けてきたことがある。本人にしか分からない、それが一番辛いこと。
とにかくストレスや不安感、緊張感を人よりも感じやすい。ここでは、わかりやすく具体的な例を出していく。
まず、電話をすることができない。急に電話が鳴るとびっくりして動悸がする。怒られるのではないか、どんな内容なのかを深く考えてしまう。一気に緊張感が増す。
同様に、大きい音も苦手である。工事現場の音も何か自分に対して脅しのようなものを感じて怖い。インターホンも鳴る度に心臓が飛び跳ね、バクバクする。
メールやチャットなどでは、自分の文章がおかしくないか不安で何度も確認する。そして相手から返信がくるまでの時間すら不安であり、ストレスを感じる。自分の文章は変だったのか、相手はどう思ったのか、もしかすると相手に嫌悪感を与えてしまったか、迷惑だったか、なんて返信がくるのか様々なことが頭をよぎる。
人の目が気になるので、少しでも自分に自信がなくなると外に出かけられない。みんな、私の悪口を言ってるような感覚に陥る。

そうすると、もう他のことが考えられなくなる。腹痛や頭痛、動悸は起こるし、酷い時は過呼吸にもなる。その場から逃げ出したくなる。
不安障害から不眠症までも併発してしまい、夜も眠れない。

とにかく何もかもが怖い、恐怖。静かで平穏な場所を好む。基本人といると疲れるし気を遣うしストレスを感じるので、一人でいるのは気楽。

不安障害では、社会に適合するのが難しい。生きづらさを感じる。
薬などで治療を続けてはいるし、少しずつ克服していけるようになりたいが、本質的な性格上の問題もあるだろうから、まだまだ時間はかかりそうだ。

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