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今日の食

今日はお休み。
世界中を旅する夫婦が営む小さなカフェに行った。
なかなか行くタイミングが合わず、念願。
仕事中に、あと何日!と心の中でカウントダウンをしていた。待ちに待ったその日が今日だ。(ドンドン!パチパチパチ)

カフェの名前は cafeゴリョウ
富良野の中心部から5キロ以上離れた所に、ぽつんとあるカフェ(自転車で私は汗だく...車で行くのをおすすめする)

11時OPENジャストに着いたわたし(学校のチャイムギリギリに滑り込む気持ちになる)入口にはたくさんの人集り。私以外車だったので、アウェーな気持ちを抱きつつ列に並ぶ。汗が止まらない。私だけ滝のような汗祭り。試合でもやってきたんか?ってくらいの汗。北海道は夏だからね。と、自分に言い聞かせた。(よしよしと自分をなだめる)列の客層は幅広く、色んな人に愛されてるなと感じる。どうしてこんなにもファンがいるのだろう?そんなことを思いながら中に案内された。

古民家を少しずつリノベーションして作られた店内はとても趣がある。リノベーションっていいな〜!改めて思う。階段の急さや、壁の傷、ドアの音、全てが素敵。1歩踏み出すと、ギイッと建物に染み渡る足音が私は好きだった。荒さがいいのだ。色合いも目優しい。
素敵な席に案内され、メニューを渡される。
メニューも木材でなかなかのこだわり。世界観を崩さないっていうのがいいよね〜と私は自分と会話していた。

ポートフォリオのようなメニュー

何故か卒業制作と近いものを感じた。学生の時、私もデザインの勉強を専攻していたので様々な課題、卒業制作を体験した。その時学んだコンセプトの大切さは、今でも私の生活に深く関わっていると思う。

誰にどのような価値をどのような形で提供するのか明確にすることはものすごく大切なこと。
ゴリョウCafeはコンセプトがしっかりある。というのが作品のようだなと思わせたのだと思う。

私たちが世界で見て食べて美味しかったものを手作りで再現&アレンジしております

まるで食で世界を旅をするようなそんなワクワク感をメニューから受け取った。どんな場所に行ったのだろう?どんな景色を見たのだろう?こんな美味しいものを海外で見つけたのか!と食べる前も、食べた後も気持ちが満たされるのだ。発見や感動、実際に世界を旅する夫婦が味わったものをシェアしてくれるようで嬉しい気持ちにもなるのだ。

食の旅路で

人が沢山でスタッフさんも全員忙しそうて、直接話すことも出来なかったが食を通して話が出来たような気がした。メニューにもストーリーが書いてあるので素敵だなと1人で読んでいた。
世界は広いし、世界に踏み出す勇気があればこんなにも美味しいものや発見に出会えるのだと。ゴリョウサンドをたくさん頬張った。パワーをたくさん貰った。

今でも毎年1回は店を閉めて二人で旅に出て、観光地ではない世界の様々な地域を回っているそう。
永遠の旅人といえる。

こんな素敵な生き方もあるんだな〜と富良野で出逢えたこと感謝している。また考え方を広げてもらった。
また行きたくなるなと思わせてくれる空間。そして、様々な客層から愛される理由が分かった気がした。

食の旅に出た休日だった。また旅をしたい。
旅はまだまだ長そうだ。

近くの麦畑
ホッとする空間
風の番人
日替わりケーキとピリッとしたチャイ
(今まで飲んだチャイの中で1番美味しかった)

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