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花屋もクリエイターも常に笑顔であってほしい。

「花屋さんは、接客中いつも笑顔でいてほしいです。」
何でかというと、お客さんは「笑顔」を買いに来ているからです。

それは、大切な人への贈り物であったり、お祝いであったり、自分の気分を上げるための花・・・・その先にあるのは笑顔です。

お客さんは花が欲しいのではなく、その先、誰かの「笑顔」をみたくて
わざわざ足を運んで、心を弾ませながらお店に買いに来ています。

だから、常に笑顔で、その先にある「笑顔」に寄り添うと、お客さんはこのお店や商品を心地よく感じる事ができます。

逆に店員が不愛想であったり、淡々と無表情で用件をこなすようであれば、その人の「気持ちを枯らしてしまう」可能性があります。

それでも、お客さんはその日花を買ってはくれるでしょうけど、おそらく次はありません。

「いやいや、うちはアレンジの技術が凄いので、そんなことしなくても買いに来てくれる!技術(もしくは値段)で勝負しているんだ。」
ってのもあるかもですが、気づいていないだけで本来だと来てくれるはずのお客さんもかなり失っています。
そもそもそんな傲慢な花屋さんがあるのか知らないですが。(笑)


「常に笑顔で」とはいうけれど、プレゼント以外(お見舞いや、誰かが亡くなっての場合)は不適切じゃ・・・その場合は花の種類や、用途をその場で聞けばわかりますし、笑顔が合わない状況であれば、笑顔でなくてもお客さんの気持ちを知って、寄り添えばいいと思います。

私も先日、母親が誕生日だったので町の比較的評判のいい花屋さんに行ったのですが、そのときたまたま接客してくれた店員さんが不愛想で、淡々とこなすタイプの人で、お母さんの喜ぶ顔を想像して楽しみにしていた気持ちが一気にさめてしまいました。
時間が無かったので仕方なく買ったけれど、来年は違うお店にしようと思ってしまいました。

この体験は、私がお客さんだった場合でしたが、

これってフリーでやっている、我々クリエイターにも大いに言える事で重要な事だと思います。

ビジネス本とかでは「他がマネできない技術と価値の提供、そして社会人たるや約束・納期を守るのが成功への近道」と書かれていることが多く、そこを磨き、アピールしがちです。もちろんとっても大切な事ではあります。

しかし、我々のお客さんは、何のために依頼してきているかというと・・・
クリエイターにいいモノを作ってもらって、そのツールでお客さんに喜んでもらい、その結果商品を購入してもらいたい。とか、

歌い手さんならば、ファンの方に歌の贈り物をしたくて、そのMV作品を喜んでもらえるように、動画クリエイターに依頼してきたもします。

私がよく一緒にお仕事をする歌い手の皆さんは、ほぼ100%その依頼の先に誰かを喜ばせたいという気持ち(ドキドキ・ワクワク)があります。もちろん自己表現として、自分自身の喜びのためという方も。

その思いで精一杯の出せるお金を持って、依頼しに来てくれているお客さんに、不愛想、もしくはテンプレで延々やりとりするクリエイターは・・・ありえんですよね(笑)

むしろ「ありがとうございます!ご依頼いただけて嬉しいです!」という気持ちを、思いっきりぶつけるのがいいと思います!
そう言われて嫌な思いをする人はいないです。私がお客なら気持ちが高まりいい気持ちがします。

(たまにお客さんのリアクションが薄い場合も有りますが、それでも無いよりかはいいんです。向こうからやめろと言われない限り続けてください。実際やめろと言われたことは一度もないです。)

私もこれまでおよそ1年半、動画クリエイターとして、お客さんから計120件あまりのご依頼を頂いていますが、その約半分である45%がリピーター(2回目以降の)案件です。
数多いるクリエイターの中から、もう一度わざわざ頼って来て下さる事の有難さを噛みしめる日々です。。。

私はそこまで編集技術はある方ではないですが、1件1件のご依頼を大切に、必ず感謝の気持ちを伝えるのと、「笑顔でいる事」を決めています。

・・・実際はほぼメールでのやりとりなので、笑顔といってもリアルではなく、それが文面から伝わるようにように書いています。
お客さんのドキドキな気持ちを奪わないように、時間をかけてでもしっかり考えてお送りしています。

その結果、現在はリピート率34.3%で3人1人の方は、再度ご依頼頂けており、中にはもう何回ものリピートを続けて頂いている方もいます。

そこまでの数字ではかも?そしてえらそげに書いていますが、実際の手応えとしてこれだけは自分の中でも自信を持っていえる事です。
私なんかよりさらに神接客なクリエイターさんは「笑顔?そんなの当たり前じゃん!」な人が大半ではないかなと思います。

そんなのなくて行ける、つよつよな方も多分いるけど希少&既になんかの頂点付近の人よね。。

逆にできていないいわゆる塩対応なクリエイターさんも聞くところ多いので、ドキドキ・ワクワクな依頼者さんに「笑顔」で寄り添う気持ちを習慣付けば、それだけで十分強みになると思います。

花屋さんもクリエイターも・・・そうあのケーキ屋さんや定食屋さん、ホテルの高級レストランとかも、そこの美味しさと、ましてやそれ以上に、利用した時に笑顔で接してもらった嬉しさが記憶に残ってる事が多いですよね。

そしてまた行きたいな~って。ふと思ったり。
「笑顔」でいると、もう一度、相手にも自分にも幸せがやってくるかもしれません。





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