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東京2020オリンピック【総評】

今回のオリンピックでは、私個人的に、

本当にいろいろありました。


昨年の2月にミャンマーから帰国し、

5月に向こうに戻って指導→オリンピックのフィジカルコーチで来日

予定が、


新型コロナウィルスの流行

ミャンマーもロックダウン。…渡航不可…。


その後、

オリンピック1年延期が決定しましたね。

私はその後もミャンマーに行く事は決まっていたので、

日本で再就職もできず現在に至ります…。

※と言っても、様々なお誘いでスポーツ指導や家庭教師等しています

そして、いつになったら行けるのやら、と思っていたら、

2月1日にミャンマーでクーデター発生…。

私にオファーをしてくれていた

保健スポーツ省の大臣・副大臣も更迭されてしまい、

”終わったな…。次の行動に移さなければ…”

と考えていた所、

以前のミャンマーのスポーツ庁長官、現在はスポーツ青年省の副大臣が、

再度の正式オファーをくれました。

オファー内容として、

オリンピックのミャンマー選手のサポート

そこから、東南アジアスポーツ大会(SEA GAMES)へ向けて

選手のトレーニング指導

8月からお願いする。という内容でした。


しかし、オリンピックに、柔道、射撃、バドミントンの選手、

それに伴うコーチ、副大臣、事務官が来日する、という予定だったものが、

バドミントンと射撃の選手+コーチ1名のみの来日

私が選手村に入るためのパスもない状況。


結果、私は、

成田空港でミャンマー選手を迎えて、送迎バスまで送り届けるだけ

なんのこっちゃ!!!

と思っていたら、

今度は、ミャンマーへの渡航が延期&再延期

現在は10月1日に渡航予定と言われてますが、

これまたどうなることやら…。


そんな事もありながら、

ケニア女子バレーボール代表では、

ケニア人監督・ケニア人コーチ・選手数名の友達が来日。

キャンプ地の久留米で少しだけの再会ができました。


又、水泳日本代表としてスポーツクラブ時代の教え子が、

400m個人メドレーでオリンピック出場!!


他にも、友達がマラウィ代表柔道コーチとして

柔道会場のコーチボックスに入場

友達がアフリカ選手のサポートで選手村ボランティア。などありました。


又、日本国内予選段階では、

体操の男子代表選考大会で、教え子が後少しのところで敗退

又、後で判明したものでは、

オリンピック女子ボクシング金メダルの入江選手と

日本代表・オリンピック出場権を争って戦った相手も教え子でした。


そんな感じで個人的に喜怒哀楽がすごいオリンピックでした。


次に、大会としてですが、

開催前

メディアでは連日のバッシングでしたね。

新型コロナの感染抑止が出来てないのに

オリンピックをやっている場合か

だいたいこんな内容でしたね。


最近、特に日本で思うのが、

いつからこんなに批判ばかりする国になったのかな? です。


もっと建設的に議論すべきだと思います


そして、オリンピックがいざ始まると、

多くのメダリストが誕生し、

それに伴い、少し世論も変わりましたね。


感情論で動く世論、怖いな、と感じました。


事実として(実際にみて)、正直、

バブル方式は抜け穴が多くありました。


スタッフ、選手、関係者の方たちのストレス

それはもう想像を絶するものだったでしょう。


その中で、

一部、メディアや週刊誌にも掲載された、

よろしくない行為があったことも事実でしょう。


でも、

いつも思うのですが、

人がたくさん集まる(分母が多くなる)と、

中にはよろしくない行動をする人は必ず存在する(分子も増える)

これは世の常ではないでしょうか??


100%の完成度は

人が集まってのものでは

なかなか難しいと思っています。


あれだけダメ、と言われていても、

ドーピングする世界的なアスリートは出てきます


悲しいですが、これは現実です。


オリンピック選手村でも、

選手間ではなるべくソーシャルディスタンスを取りましょう、

と言われていましたが、

例えば、ケニア人の友達は、

他国選手とハグをして写真を撮っていました


でも、

オリピックというスポーツの一大イベントを開催すると決めた時点で、

こういう全て、想定内だったと想像します。


それが良いか悪いかは議論すれば良いと思います。


しかし、世界は本当に多種多様な文化や人種で成り立っています

それを認めて4年に1回開催する

平和の祭典

なのですから、

そういう部分も楽しむ人でありたいです。


自分がありたいのであって、皆さんに強要はもちろんしません。


試合前のロッカールームで戦術等をしっかりミーティングする日本人もいるし、

試合前のロッカールームはダンスフロアになってるケニアチーム、ドミニカ共和国チームもいます。


競技に勝って自分の喜びを爆発させる人もいれば、

自分の努力はさておき、コーチやサポートメンバーを称える人もいます。


それで良いのではないでしょうか??

私はそう思います。


そんな中で、

私はこれからも

スポーツの指導をしながら、

指導した生徒が人としても成長する、

そんな指導者を目指して頑張りたいと思っています。


次回のパリオリンピックには、

さらに教え子が代表選手として参加し、

私もどこかの国のトレーナーとして

参加出来ている

今はそんな夢を描いています。


単純に新型コロナウィルスの流行のせいで、

ケチがついたオリンピックだった、というのが感想です。


選手はそんな状況の中のベストパフォーマンスを見せてくれました。


感謝・感動です。


残念だったのは、

個人的にはオリンピックに深くかかわれないかった事。

客観的にはほぼ全種目、ライブ観戦できなかった事。

と言っても、チケット外れていたので笑、

観戦は出来ていなかったかもですが。

もう一つ、

メディアやSNSの誹謗中傷が怖いのもあったでしょうが、

世間があまりにも盛り上がっていなかった事

東京に行った時、


ただでさえ、オリンピックだと街はセール等で盛り上がっているのに、

今回はそれプラス自国開催

どれだけ盛り上がってるか期待していましたが、

東京駅降りて少し歩き回りましたが、

開会式前日なのに、

オリンピックの話題が街中に殆どなかった…


以上が感想ですね。


そして、これは私見なのですが、

オリンピックに絡む利権

きっとこれが一般の人の赦せないというかネガティブな部分と思います。


いっその事、

2年に1回、持ち回りで大陸分けてやれば良いのでは??

と思っています。

例えば、

今年はバレーボール、バスケット、バドミントン等、10種目はアフリカ大陸開催。例えばガーナ。

陸上、柔道、空手、テコンドー等、10種目は南米大陸開催。例えばアルゼンチン。

飛び込み、水泳、体操等、10種目はオセアニア大陸開催。例えばベトナム。

参加国が参加費として、IOCもしくは開催国に分担金を支払う。 そのお金で競技場やインフラを建設整備する。

そうすれば、開催国だけが多くの費用を負担する必要がなくなります。

これを2年に1回持ち回りで大陸の開催国と競技種目をローテーションしていけば、

多くの国がスポーツで幸せになれるのではないだろうか??

そして、観たことのないスポーツが自国で観戦出来る事で、

そのスポーツの普及になるのではないだろうか??


例えば、ミャンマーでは野球は殆ど知られていない。

しかし、ミャンマーでオリンピックが開催されたとして、

その中に野球があったら、

野球の普及に確実になるはずである。


このシステムが出来れば、

自国開催を目指してロビー活動も必要ない。

そこに多大なお金の利権も発生しない。

なぜなら、開催国は大陸間で順番なので焦る必要ないし、

自国開催が終われば、次の国は決定しているので、

自国開催してもらうためにIOCに支払うお金も必要ない。


全ての国で行うのが目的なので、

全ての国にオリンピックマネーも入るし、インフラ整備も出来る


と、これが理想だが、

先ほども言ったように、

人が多くいれば、不正を行う人も必ず出てくる。

例えば、途上国で開催するときに、

オリンピックの為の整備をするお金を違う所に使ってしまう大統領が出るかもしれない。


でも、それはどんな時でも人が動けばあり得る事だと思う。


もし、皆さんの中で、

これ、面白い発想だな、と思っていただけたら、

ぜひIOC、JOCに進言してみてください


スポーツで世界が平和になれば良いと思っています。







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