フリーになりたい管理栄養士の方が「分子栄養学」を学んでおいたほうが良い理由
今回は、少しビジネス寄りの考え方の話をしたいと思います。
現在、毎週2回のペースで未病予防栄養学®️の朝会・夜会を開催しているのですが、そこには管理栄養士の方にも多く参加いただいております。
会の終了後にも、メッセージ等で「新しい気づきがありました!」といったことや「分子栄養学を初めて知り興味を持ちました」などのありがたいお声をいただいております。
ただ、その時いつも感じるのは、なぜ、多くの管理栄養士・栄養士の方々がこの「分子栄養学」に触れる機会がほとんどないのか?ということです。
先に今日の結論として言いたいこと、管理栄養士の方が「分子栄養学的な考え方」を知っておくメリットを記載したいと思います。
つまり、言いたいこととしては「他の管理栄養士の方とは違う踏み込んだアプローチができ、お客様から頼りにされる」ということです。
ただ、この差別化が必要な方と必要でない方はいらっしゃるかなと思います。
なので、題名にも「フリーになって個人で勝負していきたい」管理栄養士さんとさせていただいております。
栄養のプロとして活躍される方にとって分子栄養学は「強力な武器」です。
管理栄養士の業界について思うこと
周りに多くの管理栄養士さんがいるのでよく聞く話なのですが、やはり、業界においての管理栄養士さんの地位が低く見られている問題というのが根底に存在します。
つまり、管理栄養士さんが活躍できる場所が少ない問題ですね。
どこかに属してしまうと「できること・やりたいことがグッと制限されてしまう」ということがおこっているようです。
人を栄養・食事で健康にしたいという高い志を持って資格を取得されたのにもかかわらず、組織に属すると「これは誰のためになっているのだろう?」ということが多かったり、「思っていたほど個人の健康変容にかかわれない」みたいなジレンマがおこっているようです。
若い管理栄養士さんほど、その違和感を感じておりフリーで活躍していきたい想いが大きい方がいらっしゃると感じています。
僕の考えとしては、これからの時代は管理栄養士さんのように食事の改善が提案できる方々の地位があがる時代になってくるかと考えています。(ただし、そこには分子栄養学寄りの考え方を知っているというのは必要になるかと思います。)
僕も管理栄養士さんの業界を変えたい思いがありますので、全力で支援しております。(僕自身は管理栄養士ではないのですが本気でそう思っておりますし、個人的にですが、未病領域の主役は栄養のプロだと思っております。)
アウトプットが弱い問題
この問題も、よく言われているポイントですね。
食生活のアドバイスにおいて、「バランスの良い食事をしたらいい事」はみなさん分かっているので、そこから踏み込んだ「その方にとっての足りない部分を補う食事アプローチ」まで踏み込む必要があるかと思います。
私が、現状でまず変えるべき生活習慣ポイントは「具体的にどこ・何なのか?」そこがお客様にとっては重要です。
ここは本当に変えていきたいところですし、ここが作れるのが分子栄養学を学ぶ・知るメリットです。
実は、ここには他にも大きなメリットがあります。
分子栄養学を学ぶと「栄養・食」の知識が広がると思っている方。はもったいない考え方をしています。
ここは重要な考え方なのでポイントとして書くと
分子栄養学はあらゆる健康要素につながる
ということです。
抽象的なのでもう少し丁寧に書くと、細胞レベルで考える分子栄養学の考え方を知ることで、運動や睡眠、マインド改善などの改善策がアウトプットが可能になります。
例えば、精製糖質取りすぎて低血糖をおこしてしまってアドレナリンを出すことでカラダのバランスを保っているような人や、常に仕事モードでアドレナリンを出しまくっているような人はビタミンCなどの栄養素が大量に消耗されていきます。
アドレナリンで動いている人は、睡眠の質も下がっていることが想定されます。寝ている間にアドレナリンがでて覚醒状態になっているからですね。
また、常に仕事モードということからも、マインド的に自分を追い込みすぎていないか?ということもこの方の意識すべきポイントになるかもしれません。
さらに、ビタミンCというのはコラーゲン生成にも関わっているので、歯磨きで歯茎から血が出やすいか?軽い打撲で青タンができないか?など思い当たる節があれば、ビタミンCをもっと積極的に意識しなければなりません。
このように、分子栄養学の面白い点としては、アウトプットの幅が大きく広がるという点も魅力的な要素です。
つまり何が言いたいか?
ここまで、だらだらと書いてしまったのでいったんまとめると。
分子栄養学の考え方は皆さんの「武器」になるので、管理栄養士さんにも、もっと知っておいて欲しい。
ということです。
イメージ頂きたいのですが、世の中が凄まじい勢いで変わってきています。その中で、栄養学も「カロリー栄養学」から「分子栄養学」寄りの考え方にシフトしてきていると感じます。
みなさんの周りにカロリー不足の方はいらっしゃいますか?
この飽食の時代に、重要なのは、バランスの良い食事でカロリーを満たすことではなく、その人の個人の生活習慣や感じている自覚症状から、足りない要素を導き出してあげることが重要です。分子栄養学は、そのための1つの武器になりうる考え方です。
そういった食のプロの方々に、この武器を持っていただく事は、世の中で「未病状態」に悩む方々を1人でも多く救えるための手段になるのではないかと思っております。
ぜひ、ご興味ある方が一人でも増えていきますと幸いです。
本日のポイント
・管理栄養士さんはこれからの未病領域でとっても重要な存在。
・「分子栄養学」は未病領域で活躍したい方の武器となります。
・分子栄養学を知る事で、栄養領域だけでなく様々な健康要素の改善の知識が身につきます。
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