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#本

「フリーズする脳」〜今週気になった本

ポチるのがこわい本ってありませんか。

私は最近Kindleのセールを漁っていたときに、この『フリーズする脳 思考が止まる、言葉が詰まる』というタイトルを見て…

「これ私のことだな…ドキッ」と。いつもだったらスルーしていたと思います。

セールでお安かったのと、ページ数が少なくサラッと読める本を求めていたタイミングだったので、えいやと文字どおりポチってしまいました。

なんでこういう本がこわいか

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今週気になった本〜産後26日目〜インターネットで良い本に出会うには

今週気になった本〜産後26日目〜インターネットで良い本に出会うには

はじめての子どもを出産して約3週間が経った。出産に伴う後遺症は概ね落ち着いてきて、はじめてだらけの育児も20日と経験を積むと、ある程度ルーティンに入ってくる。

育児については各情報からとにかく大変だよと刷り込まれ、事前のハードルが上がりまくっていた結果、案外なんとかなってしまっている自分がいる。

実のところ妊娠期のほうがずっと辛かった。

(とはいえ、まだ3週間なのでこれからどんなことが待ち受

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「力なき者たちの力」

「力なき者たちの力」

普通への抗い。
ヴァーツラフ・ハヴェルはチェコスロバキア大統領およびチェコ共和国初代大統領として知られる人物だが、大統領へ就任する前は作家であり反体制運動を指揮する人物であった。

社会主義体制の中で蔓延する空気は、「労働者に力を!」という看板を店前に掲げていれば良い、という空気であった。誰もがその意味するところを深く考えずに看板をただ配置するのは、みんながそうするものだし、そう期待されている気が

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万物を支配する「コンストラクタル法則」への抵抗策はあるのか。いや、ない

万物を支配する「コンストラクタル法則」への抵抗策はあるのか。いや、ない

私たちはつまるところ、どこへ向かうのだろう。

宇宙はどこへ向かっていて、社会は、生き物は、人類はどこへ向かっていくんだろう。

なぜ、そのようなことが気になるのかといえば、この宇宙の神秘について知りたいという知的欲求のためでありながら、最終的には自分の生きていく道の、不確かさに対して、自分なりの納得できる何かを、掴みたいのだと思う。

私はそのために、本を読み続けている。

今回読んだのは、『流

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さよならホモ・サピエンス?『ホモ・デウス』が示す人類の未来

さよならホモ・サピエンス?『ホモ・デウス』が示す人類の未来

「OK、グーグル。私はどんな仕事に就くべきかな?」

「君の好きなこと、苦手なこと、信条、政治的な意見、どんなスキルをどのレベルで身につけているか、どんなソーシャルネットワークを持っているか、僕はかなり知っている。総合的に考えれば君は何もしないでいてくれるのが最善だと思う。なぜなら君のスキルでできることは、コンピュータアルゴリズムの方がずっとうまくやるし、もし君が動こうとすればアルゴリズムの最適な

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