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アレンジが楽しい琉球料理「スーチカー」

こんにちは。琉球ごはんの瑞樹です。

以前もここで紹介した、琉球料理のひとつ「スーチカー」を再び作りました。

そんなにしょっちゅうは作らないんですよね。前回作ったのが一年前でした。4〜7日間寝かせる→1時間煮込み、と時間がかかるからなのかなぁ。それとも、豚バラのブロックがちょっと離れたお店でないと買えないからなのか。

ですが、久しぶりにスーチカーと向き合ってみて、やっぱりこのスーチカーは、やっぱり良いなと感じて、もっと日常メニューにしたいと思いました。

その理由は、おいしいことと、アレンジが楽しいことにあります。

毎日こんな感じでメニューを楽しめました。

1日目 スーチカー完成、そのままいただく
2日目 チャンプルー
3日目 アボトマスーサラダ
4日目 スーチカーのパスタ
5日目 スーチカーの味噌汁
6日目 スーチカーのハーブ焼き

どれもおいしくて、簡単で、おうちごはんにはピッタリだったので紹介します。

そもそも「スーチカー」とは?

豚のバラ肉を塩づけする沖縄の伝統料理
・沖縄の方言で「スー」は塩、「チカー」は漬けるの意味。
・「スーチキー」と表現することもある
・冷蔵庫がなかった時代に、豚肉を長期保存するために重宝されたレシピ。
・豚肉の他、魚(グルクン)を塩漬けにすることもある。


つくり方はこちらを参考にしてみてください。



では、6日間のスーチカーメニューいきまーす。

1日目 そのまんまスーチカー

できたてはやっぱりそのまんまで食べるのがおいしい。煮込みの余熱が残るスーチカーをスライスして、シークワーサーの果汁を一絞り。
しっかり塩味と豚の旨味があるので、そのままでおかずになります。そこにさっぱりとしたシークワーサーが加わると、美味しさの奥行きがぐっと広がります。
「切って盛り付けるだけ」なので、あと一品に良さそう。

2日目 チャンプルーでにぎやかに

スーチカーの定番レシピといえば、チャンプルー。一口大に切って、炒めたゴーヤー、豆腐と合わせて豪快にフライパンをふって作りましょう。
普通の豚肉で作った時と比べて、やはり旨味はしっかりあります。味のアクセントになります。もう終わりかけのゴーヤーで、楽しく今年最後のチャンプルー。

3日目 アボトマスーサラダ

野菜室を開けると柔らかくなったアボカドと目が合いました。トマトもある。一口大の薄切りにして、バルサミコ酢、海塩とあえてみました。ありあわせの野菜だけれど、スーチカーの存在により、ごちそうサラダになりました。これはサンドイッチにしても美味しそう。偶然の産物ですが、命名しておきました。

薄くスライス
バルサミコ酢、塩少々であえました

4日目 スーチカーのパスタ

今日は週末。ランチはいつもより手抜きしたい気分だったので、家にあるレトルトのパスタソースを使っちゃおう。
まずはパスタを茹でます。
その間に、スーチカーは1センチ幅の拍子木切りにして、フライパンで弱火でじっくり炒めます。

これくらいこんがりにする

茹で上がった麺、パスタソースをあえて、お皿に盛ったら出来上がり。

パスタソースはカルディのレモンクリーム
こってり、さっぱりでおいしい

5日目 スーチカーの味噌汁

この日は冷えました。朝は温かい味噌汁で体にスイッチを入れよう。
食べやすい大きさに切ったスーチカーを入れると、ごちそう味噌汁になります。ごはんと味噌汁っていいですね。土井善晴先生の一汁一菜は心の教科書です。
それにしてもスーチカーと味噌の相性のいいこと。塩味が強いもの同士なのに、なぜかケンカしないのです。

残り物の白菜と豆腐を合わせました

6日目 スーチカーのガーリックハーブ焼き

神戸って至るところにローズマリーが自生してるんです。ありがたいことにいつでも収穫できるから、ローズマリーのレシピはいろいろ試していて。
スーチカーに、刻んだローズマリーとニンニクを乗せて焼くと、非常においしいことが分かりました。
多分、タイムも合うはず。

近所で収穫したローズマリー、ニンニクとスーチカー
添え野菜にズッキーニ
ローズマリーとニンニクはみじんぎり
スーチカーは適当な厚切りに
スーチカーの片面にローズマリーにんにくをのせる
ズッキーニはスライスして、
オリーブバージンオイルであえる
グリルに並べて
中火で5〜8分焼く
できあがり
外はこんがり、中はジューシー

以上、スーチカーの5日間の食べ回しでした。
スーチカーを作ったけれど、食べ方に困っている方の参考になれば嬉しいです。

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