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読書記録

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ジャンルを問わず、思わず「誰かに知ってもらいたい!」という本を紹介しています。
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記事一覧

ソニー・勝利の法則-小説「井深大と井深大と盛田昭夫」 大下英治

電気機器ブランドとして、他とは違うユニークな存在感をもつSONY。その強さの秘密を知りたくて…

Nen
1年前
5

『身近な雑草の愉快な生きかた』稲垣栄洋 三上修(画)

表紙を見ると生物・植物学の本かと思えるが、実際に読んでみると数学、歴史、文学など、雑草を…

Nen
3年前
14

『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン

リモートワークということもあり、スクリーンを見ている時間がどんどん長くなっているこの頃。…

Nen
3年前
26

『グリーン・ジャイアント〜脱炭素ビジネスが世界経済を動かす〜』森川 潤

COP26もあり、SDGsや脱炭素に向けた取り組みが連日ニュースで流れている。正直、この本を読む…

Nen
3年前
23

『皿の中に、イタリア』内田洋子

内田洋子さんという方は、すごい方である。大学生の頃に単身でイタリアに渡ってから40年以上、…

Nen
3年前
23

『深い集中を取り戻せ』 井上一鷹

「仕事のことが頭から離れない」「次の予定がいつも気になる」「ついスマホを触ってしまう」な…

Nen
3年前
35

『最高の任務』 野代 雄介

最高の任務 これは、大学卒業の節目を迎えた私(景子)が、特別仲の良かった叔母の死を受け入れるまでの物語だ。やや強引に卒業式に参列してくる家族とのやりとり(現在)と、叔母からの勧めで小学校の時に始めた日記(記録)、叔母との小旅行の思い出(記憶)が混在しながら物語は穏やかに進んでいく。 感想 昔、練馬に住んでいた。駅からたっぷり15分は歩くアパートだったから、毎朝「どうしてこんな駅から遠い物件に決めてしまったのか」と、自分の見通しの甘さを恨みながら駅まで走っていた。いまでも

『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』林 伸次

「いつか自分でお店をやってみたい」ジャンルや業態を問わず、誰もが一度は妄想をふくらませる…

Nen
2年前
54

『走って、悩んで、見つけたこと。』大迫 傑

大迫傑の人柄と、マラソンのことがよく分かる本。シンプルで研ぎ澄まされた思考と、競技に向か…

Nen
2年前
15

『パパラギ』エーリッヒ・ショイルマン(岡崎照男・訳)

約100年前に南国サモアに1年滞在したドイツ人の作家が、サモアの原住民になりきって「パパラ…

Nen
2年前
25

『ポルシェ太郎』羽田圭介

「ポルシェが買いたくなるよ」と言われて、友人から貸してもらった本。めちゃくちゃおもしろい…

Nen
2年前
11

『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』林 伸次

自分の恋愛話を誰に語るか?バーのマスターに恋愛話というありがちな設定にキザっぽさを感じて…

Nen
2年前
11

『雑草はなぜそこに生えているのか』稲垣 栄洋

『身近な雑草の愉快な生き方』がとても良い本だったので、稲垣さんの雑草シリーズ2冊目。「中…

Nen
2年前
21

『ジーノの家 イタリア10景』内田 洋子

読み終えるのが惜しくなる一冊だった。10編のエッセイ一つずつが短編映画のように鮮やかにイタリアの魅力を描かれる。イタリア人は、行動の一つ一つが大袈裟だったり、芝居がかってる印象がある。でもそれがいい。老若男女関係なくシンプルにかっこいい。いわゆる絵になるという感じだ。日常の本当に些細な一瞬が映画のワンシーンのようにきらめいて見える。中でもグッとイメージが湧くのが食にまつわる描写だ。 バールのカッフェ・コルレット とあるミラノの24時間営業のカフェ(バール)でのワンシーン。