大迫傑の人柄と、マラソンのことがよく分かる本。シンプルで研ぎ澄まされた思考と、競技に向かう真剣な姿勢がほんとにカッコいい。マラソンへチャレンジするのは、彼にとっても他の競技とは違って特別なことだったんだ。
常に1番にこだわる
経歴には、中学時代から本格的に陸上をはじめたと書いているが、小学校の頃から徒競走は得意だったとのこと。これほど強烈に悔しい思いを持続できる小学生って中々いないと思う。
とにかくシンプル
日々の練習、競技に対する姿勢、とにかくシンプルに考えていることが印象に残る。大迫傑のようなプロランナーでも練習が辛くて憂鬱になることがあるんだなぁというのが当たり前だけど少し励まされるような気がした。
大迫傑の「42.195Km」との向き合い方
中学から様々な陸上競技や駅伝で華々しい経歴を持つ彼であってもマラソンの距離に対しては、謙虚さをもっている。
そんなマラソンであっても、やっぱり目の前の今に集中し続けていることと、自分を客観的に分析すること。マインドフルネスに近いような感覚です。
まとめ
言葉にするとシンプルで単純に思えることでも、それを継続すること突き詰めていくことがどれほど大切で難しいかということを思った。彼のマラソンランナーとしてのキャリアは一区切りを迎えたけれども、同世代の一市民ランナーとして今後も注目していたい。