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NTSダイバーシティ

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中国武漢からの手紙〜5  三寒四温:  大雪・初夏・そして大雪

中国武漢からの手紙〜5  三寒四温: 大雪・初夏・そして大雪

 吃饭了吗? (こんにちは、お元気ですか?) 

 こちらに来てもう1年以上が経ってしまいましたが、目にすることがまだまだ新鮮で興味深く、多くのインスピレーションに溢れています。これらを少しずつ紹介していけたらと思います。
 春らしくなってきましたが、今回は冬から春の変化の頃について書こうと思います。

 こちらの気候は四季を通じて、1日・短期間の気温変化が日本に比べて大きいように感じます。特に春

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ルーキー紹介〜DX推進を担う若手〜

ルーキー紹介〜DX推進を担う若手〜

 大嶋羽空(ハク)さんは青森県八戸市出身、本年1月入社の情報システムに詳しい21歳です。地元では野球少年で過ごし、進学高校に進むものの、コロナ禍による大学生活は萌を感じることなく、早々の就職を選択。
 埼玉の情報専門学校に進級し、最新のセキュリティ技術を生かして就職するも、カイシャは期待に反して、進路を見直すことに。専門学校で恩師でもあったNTS技術顧問の中野先生に頼って当社にたどり着きました。

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中国武漢からの手紙〜4  2つの新年:春節の頃

中国武漢からの手紙〜4  2つの新年:春節の頃

大家好,(皆様こんにちは)
 前編に引き続き新年についてで、今回は中国暦の新年(春節)です。

 今年の中国の新年は2月10日で、春節は2月10日から17日でした。この期間(+前後数週間)キャンパス内のほとんどの中国人は正月を祝うため実家に帰省し、お店もジムも配達サービスも食堂もほとんどが休止となり、キャンパス内はガラガラになります。

 春節では花火や爆竹で盛大に祝うようで、至る所で花火が上がり

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中国武漢からの手紙〜3  2つの新年:クリスマス・西暦の元旦の頃

中国武漢からの手紙〜3  2つの新年:クリスマス・西暦の元旦の頃

大家好(dajiahao:ダージャーハオ),好久不见。 (皆様こんにちは。大変ご無沙汰しております。)

 4月は入学・入社など様々な門出の時期だと思いますが、今回は「新」に合わせて、新年について書きます。
 日本では元旦は1月1日ですが、中国では2つの新年(西暦と旧暦の新年)があります。旧暦の新年は太陰暦での最初の日となっており、1月下旬から2月初旬の間辺りです。

 キャンパスでは12月31日

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〜AIが生みだす知識は誰のものか〜

〜AIが生みだす知識は誰のものか〜

 2022年11月登場したChatGPTの勢いが止まりません。生成AIというアルゴリズムも派生して、世界は知財ビジネスで沸騰している最中です。AIが生み出す会話や提案・主張、作品は誰のものなのかはまだ定まっていません。多くの制作物には著作権という権利が定められており、知的財産権というモノではない資産が認められるのが現代です。この理論と技法を法政大学法学部で知的財産を学ばれた田村◎◎さんが今回の主人

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〜記憶に残り続けるデザインを〜

〜記憶に残り続けるデザインを〜


 多摩美術大学からCG(コンピュータ・グラフィックス)制作の道に進んだ天野寿美(あまのとしみ)さんは、ゲーム会社でキャラクターの仕事を続けながら、どこか満たされない思いがあったそうです。大学の恩師である山形季央先生(やまがたとしお:元資生堂宣伝制作室長・部長。元多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授)に再び出会い、NTSでデザイナーとしての仕事を始めました。すでにイラストレーターとしても作品

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中国武漢からの手紙〜2

中国武漢からの手紙〜2

 中国武漢に研究留学中の大前さんから、生活編レポートが届いています。世界一を目指す大国の生の姿が垣間見えるようです。お楽しみください。
(前号『中国武漢からの手紙』)

4)街・大学キャンパスの雰囲気

新興地域と下町と
 大学は武漢にあり、多数の湖に囲まれた美しい街です。街の各所に標語のようなものが書かれていたり、発展のエネルギーは強く、昭和の大阪のようなイメージを持ちました。壁一面のイルミネー

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中国武漢からの手紙

中国武漢からの手紙

 今回は中国武漢市(中国中部の湖北省)で華中農業大学(Huazhong agricultural university)に研究留学中の大前奈月(なつき)さんをご紹介しましょう。
彼女は学生時代から語学、写真と一人旅が趣味だとか。
 初めての中国訪問では日々、中東含めた様々な国の人との関わりで刺激を受けていると話されます。リモートインタビューの予定でしたが、すでに原稿をきちんとまとめてくれていて、彼

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