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ありのままの自分で身軽に生きることにした

一人暮らしを始めてからというもの"すき"を集めるのが好きだ。雑貨店でみつけた丸っこいフラワーベース、北欧ヴィンテージっぽくて気に入ったソファ、ウッディな香りが堪らないボディクリーム、マットなカラーリングが大好きなイイホシユミコのお皿、拘りの今治タオル...自分がセレクトした好きなものだけに囲まれて生活するのは心地がいい。

そうやってときめいたものを集めて集めて25歳になってふと思った。あの時好きだったものは風景のように馴染んでなんとなく今もそこにあるけれど、今も私は"すき"なのだろうか。歳を重ねるごとに好きはどんどん変わっていく。今となってはなんとなく使っているものや今必要ないことは手放して、今の自分に合った今の自分が好きなことだけで過ごしたい。

ものを長く使うことは大切。ここ数年どこでも耳にするようになったSDG'sの考え方に私個人としてはすごく共感していて、生活にできるだけ取り入れていこうと意識しているのですが、ものを長く使うことは比較的取り組みやすいサスティナブルな行動だと思う。ただ、飽きやすい私には全てのものを飽きずに使い続けることはなかなか難しく、特に洋服はクローゼットの中に眠っている可哀想な服たちがちらほら。そんな私に合っているのは循環させるという選択肢も持っておくことだった。フリマアプリ等を使う中で今自分には必要のないものも、他の誰かにとっては今の"すき"でありうるんだいう当たり前のことに気づいてからは、循環させることは環境にも他の誰かにとってもプラスのことであって自分の中でも違和感のない行動だなとしっくりきている。

前職でアパレル関係の仕事をしていた時に身を持ってエシカル消費の重要性を実感したのをきっかけに、最近は食や他の生活でのサスティナブルな取り組みにも興味が湧いてきて色々と調べては取り入れたりしています。これについてはまだ模索中な部分が多いのですが、そんな目線の今考えていることもまた書き留めておこう。

そんなマインドもあって変化したもう一つのことがスキンケア。

22歳を超えた頃あたりからずっと肌荒れに悩まされてきた。それまでは肌のことなんて気にした記憶がないくらい肌トラブルとは無縁で、だから特別なケアも全くしたことがなかった。それが突然ニキビやテカリごわつき等以前の自分が嘘みたいに肌荒れに悩まされる日々に一変。いわゆるお肌の曲がり角というやつですね。ドラッグストアで薬を試すとか、インスタで話題のスキンケアアイテムを使ってみるとか、カバー力の高いファンデーションを使うとか、なんとか肌を綺麗に見せようといろんなアイテムで頑張った。それでもなかなか落ち着いてくれなかった肌荒れが、今では全くと言っていいほど無くなったのは、自分にぴったりな素晴らしいアイテムにようやく出会えたからではない。その真逆で、自分には必要なかったことをやめたから。

一番大きいのはファンデーションをしなくなったこと。今まで肌を綺麗に見せるために必須だと思い込んでいたファンデーションをやめたらクレンジングも要らなくなってぐっと肌への負担が減った。私は元々敏感肌で毎日の肌メイクが私にとってはかなりのダメージだったみたい。肌荒れが落ち着いたら、今までみたいにメイクを重ねて肌を作る必要もなくなった。もちろんきちんと作った肌と比べると欠点や不十分に感じるところも多いけれど、肌を痛めて取り繕うよりもありのままの自分の良さを引き出せる努力をする方が今の私には心地がいい。着飾ることも時には必要で、気分を上げてくれることもある。でもいつもの日常には無理のないシンプルなものがいちばん自分に合っている。

以降は、プラスするスキンケアというよりも、ホットヨガでデトックスをして身体の巡りを良くすることや、体内からじんわり健やかになれるよう野菜を意識して摂るだとか、そういった自分本来の良さを引き出せるようなことをするようになった。

今まで当たり前だった概念を一回取っ払って、本当に必要なことだけをする。そんなナチュラルなあり方っていいなあと思えた出来事でした。ヘアスタイルなんかもきっと自分の髪質や骨格を生かせるようなスタイリングを知ることが大切なんだろうなあと思いながら、友人や美容師さんに相談しつつ自分に合うものを考え中...。ありのままの自分をよりよく引き出すって簡単そうでとても奥深いと思うこの頃です。

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