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2024年5月の記事一覧

「檻」を手放して、見えてくるモノ。

「檻」を手放して、見えてくるモノ。

最近まで自分の作った、あまりに大きく分厚い「檻」から出られなくなっていた。

「檻」に入っている認識はなかったのだけど、どうやらどんどん「檻」に入ってしまい、遂には出口が見えないほど、強くて頑丈な「檻」を作っていた。

頑丈な「檻」は厄介である。
頑丈な「檻」があると、守ってくれるけど、中々外に出られなくなる。

「檻」って何かというと、「自分への執着」なのだと思う。
私のつくる「檻」の要素として

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25歳の君へ

25歳の君へ

今、君は絶頂の中にいて、私が言うことは何一つ聞こえないと思う。アスリートはそれでいいし、それでこそアスリートだよね。だから今は余計なことは耳に入れないで頂点を目指してなりふり構わず自分を高めていけばいいと思う。

ただ、いつまでも続くと思っている現役生活もいつか終わりが来る。そのいつか来る引退の時、もしもこの言葉が頭の片隅に残っていたら少しは助けになるかなと思って、今日は説教ぽいことを書いてみよう

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日記を趣味にする。

日記を趣味にする。

日記というのは、とてもおもしろい容れものだ。

たとえば日記に、日々の「気持ち」を書く。仕事が忙しくてまいったとか、最近あまり本を読んでいないとか、きのうの飲み会はおもしろかったとか、そういう日々の「気持ち」を書く。

書いているあいだは、おもしろい。書いた翌日あたりも、まだおもしろい。ところが、たとえば一年後に読み返してみたときにそれがどこまでおもしろいのか。ここはかなり微妙なものがある。それよ

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自分で立てるようになるとは。

自分で立てるようになるとは。

「何も考えてなさそう」と、ときどき言われる。

人の言葉を真に受ける私は、「何も考えてなさそう」と言われると、
「何も考えてないのかもしれない」不安になる。

でもふと、「何も考えてない」ってどんな状態だろうと考える。
何も考えてないので、頭の中が「ない」ということだろうか。
「無」ということだろうか。
「無」って結構すごい。
「無」ってマインドフルネスってことじゃないだろうか。
と一人で考え始め

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好きな食べ物がわかってきた。

好きな食べ物がわかってきた。

とある人が
「ほうれん草が好きなんですよね。」と言っていた。

「ほうれん草が好き」という言葉には、身体性も伴っていて、心からほうれん草が好きな気持が伝わった。

あまりに好きそうなので、それを聞いた私は”ほうれん草”をうまく認識できなかった。

”HOURENSOU”くらい認識できなくて、それが”ほうれん草”だと認識するまで少し時間がかかった。

私は”HOURENSOU”を”ほうれん草”だと認

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本屋で行うインプロヴィゼーションを開催しました✏️

本屋で行うインプロヴィゼーションを開催しました✏️

今年から糸島の本屋アルゼンチンでインターンをしています。てんでバラバラな4人が集まり「ジェネレーター公民館」という場作りユニットになりました。年4回イベントを企画し、催していきます。

Learning Designer in Books Argentina

そもそも「ジェネレーター」とは?

“ジェネレート=生成する"
「なんとなく気になる」「面白そう」そういう感覚を大切にしながら、偶発的にそ

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千葉雅也『センスの哲学』読後メモ

千葉雅也『センスの哲学』読後メモ

昨日、千葉雅也『センスの哲学』を台湾‐福岡の機上で読み終わったので、ここにメモを残す。

現代の「作品」は、フィールドワークなどを通して個別のコンテクストを拾い上げることに重きが置かれるし、作品の土台にある権力勾配について無自覚であってはいけない…というような昨今の「常識」に対して、旧来のマウント的な〈ツッパリ・フォーマリズム〉(しかしこのネーミングには単なる批判ではなくユーモアと敬意を感じる)で

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