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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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#詩

長田 弘『私の好きな孤独』

☆mediopos2705 2022.4.13 長田弘の言葉は静かだ そして詩もエッセイのようであり エッセイ…

KAZE
2年前
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谷川俊太郎・田原・山田兼士 『詩活の死活/この時代に詩を語るということ』

☆mediopos-2447  2021.7.29 語り得ないものについては 沈黙しなければならない のに 言葉…

KAZE
2年前
24

山内志朗 『無駄な死など、どこにもない』

☆mediopos-2424  2021.7.6 哲学は情念やからだが苦手だ デカルトも情念を語ろうとし メル…

KAZE
2年前
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高橋睦郎・谷川俊太郎「対談 雪のように溶ける詩を目指して」

☆mediopos-2337  2021.4.10 作為が見えたとき そこから離れたくなる どんなことも 「せぬ…

KAZE
3年前
10

高橋睦郎『深きより/二十七の聲』

☆mediopos-2302  2021.3.6 詩人の高橋睦郎はまだ若い頃から もたらされたポエジーを孕み …

KAZE
3年前
16

沓掛良彦『エラスムス/人文主義者の王者』

☆mediopos-2279  2021.2.11 権力か反権力か どのイデオロギーに与するか 白か黒か さらに …

KAZE
3年前
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『鈴木大拙 禅を超えて』

☆mediopos2273  2021.2.5 鈴木大拙がいなければ いまのように禅がZENとして 世界に知られ親しまれることはなかっただろう しかしだからこそ あらためて鈴木大拙が禅として 伝えようとしたものがいったい何だったのかを 検討してみる必要があるとともに これまであまり問われずにいた問いを あらたに持つことが重要になると思われる 五年ほどまえの2016年 没後50年で著作権が切れ さらに昨年2020年11月11日 鈴木大拙生誕150年を迎えたこともあり にわ

アミーア・アレクサンダー『世界は幾何学で作られている』

☆mediopos2271  2021.2.3 数の世界も 幾何学の世界も イデアの世界にある プラトンはイデ…

KAZE
3年前
4

光嶋裕介『つくるをひらく』

☆mediopos2270  2021.2.2 じぶんをつくる そのために じぶんをひらく 閉じたじぶんをひら…

KAZE
3年前
2

『Arithmetic アリスメティック 数の物語』

☆mediopos2269  2021.2.1 数は魔法である 数は数の世界のなかで たしかな生き物として存…

KAZE
3年前
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山本芳久『世界は善に満ちている/トマス・アクィナス哲学講義』

☆mediopos2268  2021.1.31 禅に啐啄同時という言葉がある 鳥の雛が卵から出ようとするの…

KAZE
3年前
8

伊勢武史『生態学者の目のツケドコロ』

☆mediopos2267  2021.1.30 コロナ禍は仕事上では ずいぶん面倒や困難を抱えてしまっている…

KAZE
3年前
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『円をめぐる冒険/幾何学から文化史まで』

☆mediopos2266  2021.1.29 世界は 円(あるいは球)でできている 世界というより 存在と…

KAZE
3年前
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安藤礼二『熊楠 生命と霊性』

☆mediopos2265  2021.1.28 森羅万象は いったいどこから 生まれてくるのだろう 南方熊楠は その根源の場を探究しつづけ 非生命と生命 物質と精神の差異を 乗り越えようとし まず粘菌 そして曼荼羅 最後には 潜在意識の構造的な把握へと向かった 安藤礼二はここで 「熊楠研究」ではなく 「熊楠論」というかたちの論考を提出している 論考というよりは 安藤礼二流の批評的営為といってもいい 資料だけからでは見えてこない 熊楠思想の可能性の中心を見定めるためだ