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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2022年3月の記事一覧

【いい店の人と考える、これから先のいい店って? vol.4】 椙下智海さん、宇根裕子さん、中村拓史郎さん(FUNKY・SOMETIME)

時代の波とコロナ禍による大きな転換期を迎えている今、お店というもののあり方も大きく変わりつつある。 お店というのは、住まう人や訪れる人と地域を結びつける、街にとっての窓みたいなものなのではないか。そう考えたとき、これから先の街を、社会を、そして住まう人を元気にしていくような「いい店」とは一体どういうものなのだろう。 お店を始めたい人も、既にやってる人も、いい店が好きな人も、みんなが知りたいこれから先の「いい店」のことを、実際に「いい店」をやっている方や手掛けた経験を持つ人

コーヒー屋の仕事をしていて嬉しく感じる、3つの「人」との関わり

僕はコーヒー屋という仕事をもう8年しています。 毎日本当に楽しく仕事ができているなと実感しているのですが、それはコーヒーそのものが好きだからという趣味の延長の話ではなく、「はたらく」という意味でも楽しさを感じています。 何のためにはたらくのか。学生を終えてからの大半が仕事をしている時間で、いろんな仕事や関わりがあるからこそ、ふと悩んでしまうことも多いと思います。 「好きなことを仕事にする」ことを目指したり意識する人も増えてきて、僕もどうやったら好きなことで仕事ができるの

コーヒー店や洋菓子店を始める前に知っておいた方が良い事

将来コーヒー屋や洋菓子屋を個人経営したいという人に、始める前に知っておいた方が良い点をまとめてみます。あくまで徒然なるままに書くのでこれで完璧!ではないことだけ留意頂きながら、個人的に大事だと思う点をピックアップします。 始める前にビジネスモデルの理解する事が大事お店を開く前に、自分が開きたいお店のビジネスモデルへの理解度を上げておくことは大切です。 先日ツイートが多くの人から反響がありました。やはり具体的に考えておくことは多くの人にとって興味関心が高いトピックなのだと思

181. オンラインショップの売り方から見えてくるもの

 好きな日に連絡無しで働けるエビ工場、パプニューギニア海産の武藤北斗です。今回は皆さんにお願いがあり投稿しておりますが、大事なことも書いてあるのでぜひ最後まで読んでください。  オンラインショップ作成でお世話になっているカラーミーショップさんの「カラーミーショップ大賞2022」にパプアニューギニア海産がノミネートされました。  4万店舗近くあるなかの800店がノミネートされたそうです。実はパプアニューギニア海産のショップは全てを私が一人でコツコツ作成してきました。代表取締

『地域』を楽しみどう働くか 「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる」に刺激を受けた話

「地域の面白いクリエイターさんやお店を紹介してもらえますか?」 雑誌の方や、地域クリエイターと協業をしていきたいというお店の方から、そんな質問をこの頃立て続けにいただいた。 もちろん面白いことをやっている方は何人も想像できて、あの人もこの人も紹介していたのだけど、「地域」というワードをきくとなんだか後ろめたさを感じることがあったりもする。 うちのお店がある場所は、いわゆる「問屋街」 倉庫が多くて、そこに住んでいる人がたくさんいるというわけじゃない。 そもそもお店の場所まで

「実物に触れてもらう」が一番売れるの法則

私は普段、主に文房具を企画・開発・販売まで行うメーカー業を営んでいるのですが、モノが売れる秘訣をひとつだけ知っています。 「これをすれば確実に売り上げが伸びる」という魔法のようなテクニックがあるんです。 それは「商品の実物に触れてもらうこと」です。 すみません、当たり前すぎて魔法でも何でもないですね。 ただ、オンラインで簡単にモノが販売できるようになった昨今、商品の実物に触れてもらう機会が以前に比べて減っているように思います。 メーカー業や小売業を始めるにあたって「

うなぎの寝床がららぽーと福岡店をオープンする理由

地域文化を感じ取る場所を都市につくりたい うなぎの寝床は2012年7月に、福岡県南部の筑後地方を中心としたものづくりを発信する場として、福岡県八女市でスタートしました。アンテナショップとしてスタートしましたが、2015年から久留米絣のMONPEのメーカーとしても活動をはじめました。当初は福岡県南のものづくりが主要な取り扱いでしたがが九州、そして全国のものづくりも紹介するようになりました。 アンテナショップとしてのはじまりから、メーカーや、ECなどの役割を付加し、2017年こ

先っぽ|大義をもって飲食業界の未来を描きたい(「Gault & Millau japon 2022」ベストソムリエ賞受賞に寄せて)

2022年3月15日に発表されたフランスで創刊したレストランガイドブック『Gault & Millau japon(ゴ・エ・ミヨ ジャポン) 2022』で、乃木坂しんの支配人兼ソムリエの飛田泰秀が、ベストソムリエ賞を受賞しました。 「ゴ・エ・ミヨ」は、1972年にフランスで創刊されたレストランガイドブックです。現在は各国・地域で展開されていますが、アジアでは2017年版以来6刊目。年間で1人選ばれるベストソムリエ賞は、2019年に創設された賞で、飛田で4人目になります。

コーヒー粉を牛乳に浸す「ミルクブリュー」、美味しいレシピとその魅力

「ミルクブリュー」とは、コーヒーの粉を牛乳に浸す抽出方法のこと。 水出しコーヒーの牛乳版のような感じです。 僕は最近家でミルクブリューをつくるのにはまっていて、これがなかなか最高においしいので、今日は最新版のレシピと楽しみ方を紹介していきます。 ほんとに、お店で出てきたとしても「うまっっ」と感動するようなレベルの美味しさで、器具や技術がなくてもつくれちゃうので、みんなぜひ試してみてください!! レシピレシピはたったこれだけ。浸す時間は変えず、g数を倍にして1Lでつくるこ

◯◯マンになれる道具

「あれを手に入れて、新しい自分になるんだ!」 そんな事を、中学生の頃に楽器屋でエレキギターを眺めるたびに思ってました。 その後エレキギターとアコースティックギターを買ったことで僕の何かが大きく変わったわけではないのですが、人をそういう気持ちにさせる道具が今でも好きで、できれば自分もそういうものを作りたいと思ってます。 たとえば「明日から俺はアイデア出せるマンになるんだ」って思ってもらえるような、アイデアアスリートのための道具を標榜して作ったのがHINGEです。 「明日

使って気づいた「立てて置ける」ことの良さ

今回はクラウドファンディング実施中の波型キーケース「BYP 1」について。「地味だけど、実は大事なポイント」をお話ししたいと思います。 「BYP 1」はその形状から「ひとつひとつの鍵を保護する」「鍵同士がこすれ合わない」「複数の鍵をまとめられる」といった特徴に目がいきがちです。 それが当初の企画意図ですから、私たちも前面に出してご紹介しています。 ただ、実はこのキーケース、もうひとつ大きなポイントがあるんです。むしろ「それが一番大事では」とすら思える点が。 それは「立

約2年ぶり!あの紙博が帰ってきます

何度、中止になったことでしょう。 新型コロナウイルスの蔓延により、さまざまな経済活動が足踏みを余儀なくされたこの2年間。物販イベントも例外ではなく、あらゆる分野で開催の延期が検討なされ、中止に追い込まれたものも少なくありませんでした。 手紙社さんが主催する「紙博」もそのひとつ。 私たちハイモジモジもすべての開催に連続参加してきましたが、2019年の福岡開催を最後にイベント自体がストップ。 予定されていた初の仙台開催や、その次の東京開催、そして水面下で準備されていた各地

アイデア出しには「パス」もある

「みんなで会議室に集まってアイデア出しをしよう。」 なんて言って集まって、本当にすごいアイデアが出たことってありますか? 大きな会社で働いていた頃の僕には、ありませんでした。 でも、TENTでは毎日のようにこれが起きてます。 最初は人数が少ないからかなと思ってたんですけど、最近は6人から8人くらいでやってても、奇跡のようなアイデアが出ちゃうんです。 もちろん個々人の能力はあると思うんですけど、それだけではなくて、わりとコツがあるかもと思ったのでここにメモしますね。 成

179. 出勤人数最少、そして卒業おめでとう

 工場を摂津市に移転してもうすぐ2年ですが、今日はこれまでで最少の出勤人数かもしれません。パートさん22名中、出勤はなんと6名。しかも社員4名中2名が有給休暇をとっております。  好きな日に連絡無しで出勤できるフリースケジュールをやっていると、こんな日もあるんだ!!と、今日はちょっとテンションが高くなり、予定していた投稿は来週にまわしてしまいました。