下北沢、線路と街
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記事をすべて見る すべて見る【いい店の人と考える、これから先のいい店って? vol.4】 椙下智海さん、宇根裕子さん、中村拓史郎さん(FUNKY・SOMETIME)
時代の波とコロナ禍による大きな転換期を迎えている今、お店というもののあり方も大きく変わりつつある。 お店というのは、住まう人や訪れる人と地域を結びつける、街にとっての窓みたいなものなのではないか。そう考えたとき、これから先の街を、社会を、そして住まう人を元気にしていくような「いい店」とは一体どういうものなのだろう。 お店を始めたい人も、既にやってる人も、いい店が好きな人も、みんなが知りたいこれから先の「いい店」のことを、実際に「いい店」をやっている方や手掛けた経験を持つ人
“遠い未来はわからないけど、明日のもう一歩先ならみんなで考え続けられる” ―HAGI STUDIOがはじめる食の探究拠点 asatte
古い木造の家々や寺社、それらを生かしたギャラリーや個性的なお店が多く見られる東京・谷中。谷中銀座商店街からほど近い路地の一角に、アイスクリームのようなサインとともに小さなお店“asatte”がオープンした。元クリーニング屋の寮を改修した、裏庭つきのベンガラ色のお店だ。 asatteを運営するのは、谷中エリアを中心に8つの飲食・宿泊・教室事業を展開し、建築設計業を営むHAGI STUDIO。2013年に木造アパートを改修した最小文化施設 HAGISO をオープンして以来、谷中
“地域で育てて地域で食べる”、小さな循環をつくって経済もまわす。新しい食と農の可能性を見せてくれる「フードハブ・プロジェクト」
徳島県神山町の食堂「かま屋」で食べたランチは、野菜がとくに美味しかった。パリッとみずみずしく、もっちり、甘く。そうだ、野菜の味ってこうだったと身体のどこかでは知っていたような感覚が呼び覚まされる。数日前まで、近くの畑の土の中か、大空の下でいきいきと実っていた作物ばかりだ。 考えてみれば、いま「農」は「食」から遠い。周りに田畑の広がる地域であっても、近くで栽培された作物がひとたび市場に出てしまえば、ほかのものとまぎれてしまう。反対に地球の裏側で生産された食べ物が、いとも簡単に