マガジンのカバー画像

#お店 記事まとめ

2,465
思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
運営しているクリエイター

2019年3月の記事一覧

035. セールの時期は作り手が自分で決め、同時に数量によって卸価格を変えるのをやめたらどうだろう

 パプアニューギニア海産では数か月に一度ですが、お取引先のお店・スーパーなどにセールを企画します。  普通の会社とちょっと違うのは、セールをする商品、期間を私たちが決めており、数量や規模に関わらず全てのお取引先に同じ条件で行います。  僕らはお客様より自分たちの利益を追求するダメな会社でしょうか。  そんなことはないと思っています。

Lessonについて

Aura loomではタペストリーの制作・販売の他に、 タペストリー作りのレッスンも行っています。 普段ここは作品の保管・ショールームとして使用している場所です。 作品の直接購入を希望の方や打ち合わせなどもアポイントを頂ければご案内できます。 Lessonの申し込み手順 1.Auraのnoteをご購入する(¥2.000-) note タペストリー教室 ご入会の方はまずこちらを購読してください。 マガジンの購入をもって入会とします。 (Lessonを希望されない方の購読

ステートメント的なもの

作品のコンセプトとして 「日々の生活の中に見える一瞬の美しさを拾い集めた庭」 というものがあります。 毎日慌しく生活していても、「あ、キレイだな、」って思う瞬間があると思うんです。 でもその瞬間ってすぐに忘れてしまうんです。 まるで目が覚める直前まで見ていた夢も、 頭が覚醒してくるとすぅっと消えてしまう景色のように。 そういうものを、現実の世界であれば具象やら模様とやらを切り取って カメラに収めることができる。 ですので私はいつもその「あ、キレイだな」という己の感情に

経営者(広報)はこんな発信をするといい

経営者、または広報は、こういうテーマで発信をするといいと思います。 ①会社をつくろうと思ったきっかけ ②会社をつくってからいちばん苦労したこと ③軌道に乗ったブレイクスルーなできごと ④商品やサービスの誕生秘話 ⑤これからこういう世界を実現させたい ①会社をつくろうと思ったきっかけ会社が始まったころには、かならず「ストーリー」があります。人はストーリーに惹かれます。ぜひストーリーを語ってほしいと思います。ファンの多い会社は、多くの人とストーリーが共有されていることが多いも

目が良くなった?!カートページのデザインがシンプルになりました! - リリースしましたノート vol.2 ( 2019/3 )

こんにちは。クラシコムのデザイナーの遠藤です。本日、「北欧、暮らしの道具店」のカートページのデザインを変更しました! 社内で確認作業をしている時、ふとメンバーの口から漏れた言葉…。 「えっ、なんか目が良くなった気がする…!見える!!」 それくらい、カートページを見やすくしたいという思いを込めて、デザインのシンプル化を目指しました。 まずはどんな風に変わったのかをご覧ください。↓ *** <変更前のカート画面> <変更後のカート画面> *** どうでしょうか?

「あなたのステキ」を「この町の誰かのステキ」にした理由 ~「おしゃれのふじ園」裏話~

さて、わたしのFacebookページでは告知していました、2月24日開催の「おしゃれのふじ園」にいらしてくださった皆さま、いらっしゃることができなかったけれど、Facebookイベントページを見てくださった皆さま、ありがとうございました。 ※おしゃれのふじ園 Facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/2089825674419616/ こちらの企画は、Facebookのイベントページをご覧になるとわかりますが、「あなた

有料
500

第4回 Instagram ハッシュタグ観測報告【タピオカ】篇

「タピオカ」というスイーツ系ドリンク。 2018年に空前のブームとなったこの「タピオカ」の勢いは今なおすさまじいものがあり、衰えるどころか今なお拡大の一途を辿っているようにも感じます。 そして、実はこのタピオカブーム、実は90年代にも一度訪れており、今のブームは「第2次」のブームとしてメディアでも紹介されていたりします。第1次のブームの時にはなかったSNS、特に「インスタ」の存在は大きく、企業側と「タピオカ」をうまく使っている生活者側との共犯関係の中でムーブメントが維持され

LURRA˚は、なぜ京都で挑戦するのか。 Vol.1

■まずはじめに初めまして、LURRA˚の共同オーナーの宮下拓己といいます。 まずLURRA˚とはニュージーランド(以下,NZ)で出会ったJacob Kear,宮下 拓己と堺部 雄介によるレストランプロジェクトです。 「LURRA˚(ルーラ)はバスク語で「地球」、°はその周りを回る月。そして世界にここ以外にはないLURRA°という座標。を意味します」 ・2017年、お互いにヘッドシェフ、ヘッドソムリエ、バーマネジメントとしてNZにあるClooneyというレストランで共に働き

美濃加茂茶舗の店長になるまでのお話

2月5日にめでたくオープンした美濃加茂茶舗 あっという間に1ヶ月が過ぎ、気付けば3月。茶畑では厳しい冬の寒さを乗り越えた新芽が顔を出そうとしています。 お客さんから「どういった経緯でここでお茶屋さんを始めようと思ったんですか?」ってよく聞かれるので、ぼくが美濃加茂茶舗の店長になるまでのお話を綴ろうと思います。 ぼくはもともとお茶屋さんの家に生まれたわけではなく、名古屋の日本茶専門店でアルバイトをしていた妻の紹介でお茶屋さんに就職することになりました。ちょうど3年前のこと

【インタビュー】「また着よう」と思ってもらえるものをつくること。それだけを一生懸命、それだけを考えてます。|株式会社ショーワ会長・片山雄之助

1941年創業の株式会社ショーワ。岡山県倉敷市児島にて、糸の染めと織りを一貫して行うデニムのテキスタイルメーカーです。 今回新たに発表した「ナイロンデニム」をはじめ、これまでもさまざまな素材開発にチャレンジしてきたショーワ。そんなショーワのものづくりの精神を先代より引き継いできた現会長・片山さんにお話を伺いました。 「ナイロンデニム」開発ストーリーはこちら↓↓↓ 江戸から続く繊維産業の歴史 山脇: このたびショーワさんが新しい素材「ナイロンデニム」を開発されたというこ

Tiger Lily Tokyo で本当に伝えたかったこと

Tiger Lily Tokyoは本日で2周年を迎えました。ここまで来られたのも、皆さまのおかげです。 いつもありがとうございます。 今日は Tiger Lily Tokyo を通して伝えたかったことをもう一度考え直して、書き記してみました。 最後までお読み頂けましたら幸いです。 “自分による自分自身のための人生を生きる“ 自分に与えられたサイズを自分の正解にする! 私たち日本人女性は「周囲の期待や社会の要求」に基づいて、どんな人間になるべきかを考え、自分がどんなふう

「誇りを預けてくれてありがとう。」4年目のデニムブランドが老舗工場にいま伝えたい感謝の思い

「ナイロンデニムを開発しました!」 EVERY DENIM創業当初からお世話になっている岡山・児島のテキスタイルメーカー「ショーワ」さんからそんな話を聞いたのは、昨年のことでした。 「ナイロンデニム?なにそれ、デニムってナイロンでつくれるの?」 それが僕の最初のリアクション。 デニム生地をつくるうえで用いるインディゴ染料は、ナイロンのような合成繊維には固着しないのが常識。もちろんこれまでも僕自身一度も目にしたことがありませんでした。 「いやー商業化できるまでに3年か

もし、私に大塚家具の中国市場を任せるなら

こんにちは、夏歓です。 最近、大塚家具の久美子社長と新取締役の陳海波氏は記者会見で中国市場への進出を高らかに宣言しました。 私も「どうやって中国市場への進出」及び「中国市場進出したら本当に大塚家具を救えますか」を考えましたが、正直言うと、状況は厳し過ぎて、考えてる自分も辛くなります。 まずは、「家具・インテリア業界の日中違い」からをお話しさせて頂きたいです。 概念: 日本は家庭用の家具(食器類、ベッド類、収納家具類等)やインテリア(カーテン、ブラインド、絨毯、カーペッ

無人型店舗の先にある “スマートストアの可能性の広がり”    【マーケティング戦略の観察】

最近「無人型店舗」が注目をあびているが、ここらで一度その“注目をあびる背景や理由”をまとめておく。無人店舗化が進むと各社のマーケティング活動も相当変化が進みそうなので、そこらにフォーカスを当てて整理してみる。 (この記事は2019年3月時点で保存) 2019年3月に『リテールテックJAPAN2019』が東京お台場で開催された。これを話題の軸にします。 1、リテールテックとはまず「リテールテック」とは、 “◯◯+テック(technology)”と呼ばれる一種で、ある特定の業