マガジンのカバー画像

#ゲーム 記事まとめ

1,192
noteに公開されているゲーム系の記事をこのマガジンにストックしていきます。コンソール、PCなどのビデオゲーム、ソーシャルゲーム、ボードゲームなど。
運営しているクリエイター

2019年5月の記事一覧

平成の名作、『クロノ・トリガー』はいかにしてヒップホップへ吸収されたか?

2010年を境に『クロノ・トリガー』がサンプリングされるようになった理由を改めてまとめるSFCの名作、『クロノ・トリガー』(1995)が、ファミ通読者の選ぶ平成最高のゲーム第一位に選ばれました。 この手のランキングは直近の新作に偏りがちと思っていたんですが(現に2位と3位の作品は2017年発売のもの)、それらを抑えての1位ということで、日本のゲーマーにとって不朽の名作であることを再確認させられました。 ちなみに、ランキングや平成ゲーム史の振り返りは2019年4月25日発売

スライムの研究とドラクエ

33年前の今日(5/27)、ドラゴンクエストが発売されました。 愛嬌のあるスライムと、オープニングで流れるドラゴンクエストマーチは、 ゲームをプレイした事がない人でも分かるんじゃないでしょうか。 もしもドラクエが無かったら、僕は違う人生を歩んでいたかもしれません。 というのも、研究の方向性がスライムの影響を受けているんです。 シンプルなのに不思議な魅力を持つスライム。 スライムは一体何で出来ているのか? どうやって動いているのか? ドラゴンクエストⅤの「スライムレース」

いろんな道のプロが独自目線でゲームにツッコむ「ゲームさんぽ」が面白いぞ!

ライブドアニュースがYouTubeチャンネルが突如配信し始めた「ゲームさんぽ」が面白い。 「ゲームさんぽ」はいろんな道のプロが、ゲーム内で巻き起こる出来事に独自の目線で切り込んでいくシリーズ。 もともとなむさんが制作していて、ライブドアニュースとのコラボ版はこれまで3本が公開されている(かなりハイペース)。 気象予報士×ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 気象予報士の石原良純さんが登場する1本目は26万回も視聴されている(5/31時点)。『ゼルダの伝説 ブレス オ

「eスポーツ×○○」な著者陣が集った『1億3000万人のためのeスポーツ入門』発売前イベントで話したことまとめ(追記)

いよいよ5月31日に発売を迎える『1億3000万人のためのeスポーツ入門』(Amazonでは6月3日)。上の写真は著者陣が本の袋詰めをしている、eスポーツ感溢れる1枚となっております。 いろいろな縁が重なった結果、僕も本書の「第2章 eスポーツ今昔物語」を寄稿する運びとなったわけだが、5月25日には発売前イベントを開催した。本の紹介は発売後にするので、今回はこのイベントの超簡単なレポートをお届け。 本の内容が分からないとイベントの内容も分からないのではないか? ご安心を!

「プロゲーマー」の仕事は"勝つこと"だが、本当に求められているものは"戦うこと"なのではないか。

こんにちは、よろずです。 普段はこのnoteで文字を書いています。 最近ふと昔の事を考えていました。 僕は何に憧れて、そして、何故そんなにも憧れを持っていたのかを考えていました。 小さい頃は漫画家、中学生でプロゲーマー、そして色んな憧れを抱いて、高校生になった今僕は、ライターになりたいと考えています。 人によっては、スポーツ選手から医者、そして俳優なんて夢の転移を繰り返してきた人もいるかもしれません。 これらに共通していえることは、「一概に将来の夢と言っても、共通点

ボードゲームのゲームデザイン:第1の柱「目的」

この記事は、ボードゲームのゲームデザインにおける「目的」についてお話するものです。 第1の柱「目的」 おはようございます。I was game の上杉です。 このnoteでは、「ボードゲームのゲームデザイン」という名目で、現代的なボードゲームのゲームデザインについてお話していこうと思っています。 現代的なボードゲームに興味のある方、あるいは、ボードゲームを作ってみたい方向けの内容になるかなと思います。 具体的にどんな話をするかと言いますと、僕の考えるボードゲームのゲー

2000年代FPSシーンを振り返る

知人とeスポーツの話をしていて、昔の国内FPSシーンってこんな感じだったねという話で盛り上がった。 こういう生っぽい情報は意外とあんまり見つからないかもしれないので、メモしておく! 2000年代以前この時代、日本で最も有名なFPSは「ゴールデンアイ 007(N64)」で間違いないと思う。 FPSという言葉を知らない人でも「64のゴールデンアイみたいなやつ」と言うと通じてしまうようなところがある。(ただし20代後半以上に限る) 当時の状況から考えると、この時代にコンシュ

お金は大事。でも人生は、それだけじゃない。人生を楽しむボードゲーム「ウリカイ」制作秘話☃️✨

【ゲームマーケット2019春 5/26(日) W37にて販売中】 (2019/05/19追記) ごめんなさい😢Twitterでも告知させていただきましたが、予約は締め切らせていただきました💦わずかながら当日分を用意しましたので、ぜひ遊びに来てください😳 この記事は、ゲームマーケット2019春に販売する「ウリカイ」というボードゲームの紹介をさせていただく記事です✨もし興味を持ってくださったら、ぜひTwitter(https://twitter.com/ayano_board

コンシュマーゲームとソーシャルゲームを作る価値感の違い

記事のリクエストをもらったので、せっかくなので書いてみることにする。 コンシューマゲームとソーシャルゲームは、作る文化がだいぶ違う。だが、スマホアプリになってから両方の文化が少しづつ混ざりつつあるのを感じる。 コンシューマゲームのアプリが出たり、ソーシャルゲームでもコンシューマアプローチのゲームが出たりしている。でも、実際に開発者と会って話をすると文化の違いに愕然とするシーンは多い。今回はなぜこうなるのか、お互い何を考えているのかを開発者目線で整理してみたいと思う。 結

ゲームマーケット出展者のためのブース運営マニュアル ※2019春後、追記ver

バンソウとして、5/25のゲームマーケット2019春に参加しました(ゲームマーケットとは、国内で最大級のボードゲームのイベントです)。 新作のトポロメモリー2を持ち込んで、当日は大盛況。おかげさまで他のブースにほぼ買い物も行けないくらい忙しい一日を過ごすことになりました。うれしい読み間違いです。トポロメモリーは、思ったよりも皆さまに愛していただいていた…。 というわけで本noteは、我々が当日のために用意したマニュアルを、上記のような反省点を踏まえてアップデートしたもので

ゲーミングPC購入記

ゲーミングPCを買った。前々から「いや~、欲しいんすよねえ」と周りの人に話していたものの、なかなか踏ん切りがつかなかったが、ようやっと踏み切ることができた。購入までの経緯と、購入から1週間ほど経っての感想。 BTO購入に際しては、ゲーミングPCに詳しい同僚何人かにいろいろ話を聞いた。そのうちの一人が「これはお買い得」とeX.computerのあるモデルを教えてくれたので、それをベースにした。 あとになって気づいたのだが、ちょうど無料アップグレードキャンペーンをやっていたの

Rush Gaming 第3回 日本代表決定戦を終えて(雑談日記)

日曜日の朝10時。 Rushの練習&居住拠点である「Rushベース」の居間で、スヤスヤと寝息を立てている選手達を眺めながらこの記事を書きはじめています。 (おっと起き始めてきた) コールオブデューティーの第3回日本代表決定戦オフライン大会。 結果は準優勝で、アメリカ大会への切符はまたしても逃す事になりました。 それ自体はいいんです。 本人たちは悔しいかもしれませんが、それはそれ。結果でしかない。 それはおいておいて、オーナーという立場としては彼らに大きな称賛を送りたいし、と

eスポーツを理解してくれない人に攻撃的な言葉を返すとどうなるか?

ウェルプレイドジャーナルで書いている僕の連載第5回が5/13に公開された。 今回は弊誌調べのeスポーツ七不思議を取り上げ、そのうちの1つである「eスポーツが社会に認められていない問題」を議論した。お時間あるときぜひどうぞ。 面白いことに、記事が公開された週にちょうど『報道ステーション』で岡山共生高校eスポーツ部(全国高校eスポーツ選手権)が取り上げられ、それに続いて尾木直樹氏の記事「どうしてゲームがスポーツなのか!?」が話題となった。 『報道ステーション』のほうでは、松

#WeeklyGameUI をやりたかった話。

UIデザイン界隈では、#DailyUI が世界的に流行っていますが、 実は数年前にDailyUIならぬ、#WeeklyGameUI みたいなことをやろうとしてた時期が(個人的に)ありました。 きっかけは友人のイラストレーターが「毎週何かしらのお題を決めて絵を描いて投稿する」ってのを始めた時に一緒に「自分ならゲームUIかな〜」と始めたんですが、結論から言いますと WeeklyでGameのUIを作るのはハードルが高すぎました…(続く) 理由ハードルが高い(しんどい)と感じた理