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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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#資金調達

ファイナンス未経験の僕がチューリングの「臨時CFO」として50億円を調達するためにやったこと

はじめに みなさんこんにちは。"We Overtake Tesla"を合言葉に完全自動運転の実現を目指すチューリングでCOOをしている田中です。 先日プレスリリースや各種メディアでも発表させていただいた通り、我々チューリングは多くの投資家に支えられ、プレシリーズAラウンド前後半あわせて45億円の資金調達を実施しました。 チューリングにはCFOがいなかったので、会社の成長に必要なことは何でもやるCOO魂を発揮し実はちょうど1年前ほど前から僕が「臨時CFO」としてファイナンス

スタートアップ・エコシステムは今後どう発展すべきか

2024年6月24日に経済産業省から研究会の報告書が発表されました。今回はその内容に触れつつ、私なりに重要だと思う点について書いてみたいと思います。私も末席ではありますが、本スタートアップ・ファイナンス研究会の委員として議論や報告書の作成に関わらせて頂きました。エコシステムの全体像をデータも交えながら、整理し、そこから課題や突破口となるポイントを整理した資料です。まだ読んでない方、スタートアップのエコシステム発展の方向感が見えてくる資料なので是非ご覧ください。 経済産業省の

GREEN SPOONとの大切な想い出たち

はじめにお久しぶりです、「Full Commit Partners/Partners Fund」山田です。 本日6月3日に節目を迎えたGREEN SPOONについて、魂を込めてフルコミットしてきた想い出と、今純粋に自分が想うことを書き記します。先に、内容はあまりないので、仲良い友人の方々に山田こんなこと考えていたんだと読んで頂けますと幸いです。 出会い田邊さんとの出会いは、2019年2月。 投資先の舘野さんから「世界中を回って旅をしていた、起業したい友人がいる」と紹介を受け

PeopleX、シードラウンド16.1億円の資金調達の裏側

この度、PeopleX社はシードラウンドにて16.1億円の資金調達を完了致しました。 創業間もなく、当然ながら売上0円段階である当社に対し、これから創る未来を信頼して頂いた事に心からの感謝と、重責を社会価値に転換していきたいと思います。 資金調達の裏側創業以前から、前職時代にお世話になったベンチャーキャピタル様にご挨拶も兼ねて、御食事の機会やお話の機会を頂きました。 自分自身、事業経験は長くとも、自ら起業してのファイナンス経験はないため、先輩方に素直に現状をお伝えし、ま

YOUTRUST、20億円の資金調達の裏側 ~できる限り詳らかに。社長の視点から~

先日、20億円の資金調達を発表いたしました。 本当にありがたいことに、想定以上にたくさんの方々に拡散いただきまして「XがYOUTRUST一色になった」というお声もたくさんいただきました。ご迷惑じゃなかったかな…と少し心配したのですが、実際はポジティブな意見ばかりで「なんて素敵な人たちに恵まれているのだろう」と感謝の気持ちでいっぱいです。 このnoteは主にスタートアップ業界の仲間に向けて、出来る限り詳らかに社長岩崎の視点から今回の資金調達までの道のりを生々しく共有させてい

教育業界を席巻するスタートアップは現れるのか?

はじめに私自身、日本国内の教育業界に身をおいてかれこれ7年ほどが経過しました。約3年半をAIを活用した英語学習スタートアップに、残りの半分を個人で法人を運営しています。 まだまだ新参者の部類に入るかもしれませんが、ある程度の時間を捧げると構造的な部分を把握することができます。 7年間の結論から言うと、新規参入のスタートアップにとって日本の教育マーケットは「難易度が高い」という印象です。 国内の教育スタートアップでメスを大胆に入れようとチャレンジしている代表格として、AI

新プロダクト「AI Coworker」の無料開放と「UPSIDER Capital」設立で、日本に再び競争力を | UPSIDER共同創業者 宮城

新プロダクトの世界観と社会的な意義UPSIDER共同代表の宮城です。 UPSIDERは本日、新プロダクトを発表しました。 「AI Coworker」と「UPSIDER Capital」です。 従来の「成長企業向け法人カード」に新プロダクトが合流し、「AI化された総合金融機関」という一つのプラットフォームとして、成長企業の生産性(人)と信用力(お金)をBoostしていきます。 「世界で戦える日本企業を生み出し、日本の競争力を再び上げたい。」 という強い想いと覚悟のもとで踏

「素人がホテルを作るなんて、絶対無理」と言われていた

順風満帆……ではなかった最近ありがたいことに、こう言われることがあります。 「順風満帆ですね」 たしかにどんどんNOT A HOTELはオープンしていますし、NFTも多くの方に買っていただいています。新しいプロジェクトも雑誌に掲載されたりと、外から見ると「うまくいっている感」が出ているのかもしれません。 でも、この3年間、ほとんどが失敗だらけ。ずっと逆風。試練の連続でした。途中、社員が辞めていってしまったこともありました。 今回は、会社を立ち上げてからもうすぐ3年とい

事業撤退、チーム解散から2年。ゼロからの事業で2.9億円を調達した話

初めまして、株式会社ukkaで代表をしている谷川 佳といいます。 2022年11月15日、プレシリーズAファイナンスとして総額2.9億円調達したことを発表しました。この機会に少しでも多くの方にukkaの存在を知っていただき、また、ゼロからスタートした今回の挑戦を振り返ることで誰かの背中を押せたらいいなと思い、初めてnoteを書くことにしました。 ukkaは食品製造プラットフォーム 「FOOVEST」という事業を展開しています。国内30兆円ある食品加工市場に軸足を置き、加工

製造業におけるSaaS活用の可能性と今後の東京ファクトリーの歩みについて

こんにちは。東京ファクトリー代表の池です。東京ファクトリーでは2022年8月にDIMENSION、SBIインベストメント、既存投資家のANRIを引受け先とする第三者割当増資により2.5億円のプレシリーズAの資金調達を実施しました。 今回の資金調達は2020年11月のシードラウンドでの調達以来、約1年9カ月ぶりの資金調達になります。 前回のシードラウンドは創業後約半年で、複数の製造業企業とPoCを実施しているという状態でした。その後多くのお客さまとの対話やプロダクトの利用・フィ

ジョーシスの資金調達について

ラクスルの新規事業 JOSYS がリリース1年、MVPのPMFを迎え今回ベンチャーキャピタルから44億円の資金調達を実施しました。 過去ラクスルで「ラクスル」「ハコベル」「ノバセル」と複数の事業を立ち上げてきましたが、4つ目となるジョーシスは、特に事業にどっぷりと漬かり、ヴィジョンと手触りを持ってビジネスを立ち上げています。noteで想いを発信できればと思います。 1.ジョーシスが解決したい問題 2020年春、新型コロナウィルスの拡大で世界中の人々が会社に行けなくなりま

【資金調達リリースPR】20億円調達したスマートバンクの舞台裏〜業務委託の私がプロジェクトリードさせてもらった話〜

こんにちは!広報PRを中心にフリーランスで活動している、りんゆう(@yu_hayashi107)と申します。 複業先の1社である「スマートバンク」が、シリーズAで20億円もの資金調達を実施。今回、業務委託という立場ながら、全社として非常に重要な資金調達リリースのプロジェクトリードを担当させてもらいました。 ▽プレスリリースはこちら このnoteでは、スマートバンクの資金調達リリース時にプロジェクトリーダーとして、また、広報PR担当としてどのように向き合ったのか、具体的に

部族から村ステージへ、グロースするスタートアップの5つの成長痛

こんにちは。Ubie 共同代表の久保です。 この度 Ubie はシリーズCラウンドの 1st Close として、35億円の資金調達を実施しました。 シリーズCを一つの節目として、この一年間の事業・組織成長における知見を共有したいと思います。 一年間の成長この一年間は Ubieにとって、事業、組織ともに次のフェーズに移行する一年でした。 事業はユーザーグロースから収益化への大きな変化がありました。 生活者向けの「ユビー」はこの一年で月間利用者が100万MAUから500

【解説】スタートアップにとってのエクイティ・ファイナンスとは?

創業間もないスタートアップ、ベンチャー企業は資金調達による事業成長が必要です。デットファイナンスと並ぶ資金調達手法の一つであるエクイティファイナンスとは、将来的な成長の期待を狙い、株式発行の対価として資金提供(出資)を受けることを意味します。 いわゆるデットとは異なり借入(負債)がないため、新規事業や研究開発など前向きな取り組みを行う資金として活用されやすいです。 このコラムではエクイティファイナンスについて解説します。 エクイティファイナンス(増資による資金調達)の概要