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店舗のデザイナーという仕事柄、競合店舗の調査やミステリーショッパーと呼ばれる覆面調査員のような仕事をする事がある。 このミステリーショッパーというのは、経営者サイドに頼まれてお店がちゃんとやっているかを抜き打ちテストしにいく役なのだが、何度もやっているうちに頼まれていなくてもそういう目線でお店を見るようになってしまった。 純粋にお客さんの立場として楽しめなくなってしまったのは損といえば損なのだけれど、職業病なので仕方ない。 そんな訳で、いつも調査員の目線で買い物をしてい
お寿司は、食べ方ひとつで美味しさと楽しさが何倍にもなる商品です。 お寿司は、板前と話しながら食べることで美味しさと楽しさが何倍にもなる商品です。 お寿司は、魚体を見てから食べることで、美味しさと楽しさが何倍にもなる商品です。 美味しく楽しくなることには、大きな感動があると思っています。 【皆さまにより多くの感動を味わっていただきたい】 それが、私がお寿司をテーマに文章を書く理由のすべてです。 最後までお読み頂けますと幸いです。 *** 商品(お寿司)の価値と、
ちょっと前に気になるフードビジネスのニュースを見かけた。NYのデザインスタジオが花屋を併設したレストランをOPENしたというニュースだ。 デザインスタジオが店舗を経営することは、現在では別にそう珍しいことでもない。ものづくりの先端に関わっていれば審美眼は鍛えられるし、なにより自身が開発した商品を卸すのではなく直売したいと思うのは自然な流れだろう。 最近だとファッションブランドのミナ・ペルホネンの皆川さんが表参道のスパイラルにCallというカフェと雑貨のお店を作ったけれど、
1)ちくわを適当な大きさに切り、マヨ醤油をあえます。 2)たっぷりの揚げ玉と青ノリもあえます。 3)完成! 誰でも思いつきそうなレシピではありますが、揚げなくてもできる磯辺揚げ風。 めちゃくちゃ良いつまみになります。 蒸し鶏、カニカマ、ハンペンなどなど、無限に応用がききそうなところも良いんじゃないでしょうか。
スコットランドから帰国して、早くも半年以上経ってしまった。シングルモルトウイスキーへの愛も薄れるかと思いきや、日々恋情はつのるばかり。ちびちびとストックを飲んではいるけれど、あの樽の匂いに触れたくて、ついにサントリー白州蒸溜所のツアーに参加した。 白州の蒸溜所は、山梨県の小淵沢駅から車で15分ほどにある。「森の蒸溜所」とも呼ばれているらしいここは、緑に覆われた、本当に美しい場所だった。 余談だけれど(あるいはウイスキーファンにはあたりまえの話だけれど)ウイスキーの銘柄には
幕臣だった私のヒーヒー爺さんにあたる人は、時は幕末万延元年(1860年)、遣米使節団の一員として軍艦ポーハタン号に乗り、アメリカにやってきたお侍さんの一人である。 海を渡ったサムライといえば咸臨丸、と思われがち。実際そうなのですが、実は咸臨丸が到達したのはサンフランシスコまで。これとは別に、ワシントンDCまで行った正式な使節団がいたのでした。 この使節団がワシントンに上陸した記念碑の除幕式があり、子孫の一員としてワシントンDCに行ったのがちょうど2年前。 テレビカメラも
#先日の余談 最近だと、モダンスパニッシュ(ヌエバ・コシーナ)とか言われる分類がある。分子ガストロノミーとも言われ、食材に亜酸化窒素を加えてムース状にしたり、液体窒素(マイナス196℃以下)を用いて瞬間凍結することで、食材の旨味を残したまま新たなアイデアで調理する料理として知られている。 モダンがあれば、トラディショナルとかクラシックという表現があるように、その土地に根付いた郷土料理(デル・プエブロ)もあるんだけど、広大(日本の1.3倍ほど)なスペインを一括りに説明するこ
チョコレートの原材料におけるテクスチャの違いやその評価は、どうなっているのかという観点で調査を始めました。 チョコレートは口当たりを良くにするために、ココアバターが追加されることが多いです。しかし、美しいモールドで有名なDick Taylor Craft Chocolateは、ココアバターを入れずカカオ豆と砂糖だけで滑らかなチョコレートを作ります。 一方、同じカカオ豆と砂糖だけを原料にするメーカーであっても、Minimalはあえて粗いジャリジャリとした食感をしていますが、
パンと日用品の店「わざわざ」にはちょっぴり変わった賄い制度があります。それは飲食店では珍しくもない賄いというシステムを、そのまま会社に流用して、わざわざで働いている人には毎日福利厚生として昼ごはんを一食提供するというシステムです。 大きな会社になると社食というものがあって、その中で格安でご飯を食べられるということになると思いますが、わざわざでは、全て無料で全員一緒に昼ごはんを食べることを9年間続けています。会社になった現在、スタッフへの昼食の福利厚生の上限額というものが決ま
はじめまして、クリームソーダ職人のtsunekawa(@tsunekawa_)です。 僕はこの肩書き通り、クリームソーダをいつも作ってる人です。今はそのくらい軽い感じで知っておいてもらえれば。 今回は、はじめまして ということで ・自己紹介 ・休日喫茶部 ・旅するクリームソーダ 上の3つをかるーく書きたいと思います。 今までnoteをやってみようかと思ってずっと悩んでいたのですが、本日Google Mapsを埋め込みできるようになったという深津さんのツイートを
先日、私が滞在しているアメリカのボストンで、マサチューセッツ州工科大学(MIT)の卒業生の開発したロボットが調理するレストラン「SPYCE」がオープンした。お店のHPを見てみると、目新しい調理ロボットに興味をそそられるのはもちろんのこと、グラフィックやインテリアのデザインもかっこいい。Google Mapの口コミも星5つと超高評価で、さっそく行ってみることに。そこに待っていたのは、想像以上のエンターテインメントだった。 お店はオフィス街に位置していて、ランチタイムに訪れると
「思い出の味」と聞かれて、みなさんは何を思い浮かべるだろう。 お母さんの肉じゃが、近所の肉屋のコロッケ、いろいろあると思う。でもそれらは属人性が高くて、他の人からしてみれば「そうなんだ〜」としか言いようがない。同じ家や地域で育っていない限り、味わうことができないからうまく共感もできない。 一方で、思い出の味がコンビニやチェーン店の食べ物であれば「へー、あれが思い出の味なのね」と共感できる可能性がある。チェーン店の有難いところはどの店でも同じ味を提供してくれるところ。他
「アスパラソバージュ」 直訳すると野生のアスパラ ヨーロッパの野山に春を告げる山菜として知られています。収穫時期は春先の1ヶ月弱と短く、貴重な食材です。日本には主に冷凍などが輸入されています。(非常に高価です、、) 最近では、色々な食材が一年中手に入るようになりました。 そういう時代でもほんの一時期しか食べることの出来ない食材にはとても魅力を感じませんか? 今回はそのアスパラソバージュを題材にした料理をご覧下さい。 先ずは「天麩羅」 フレッシュのアスパラソバージュにチー
そら豆。 今、旬真っ盛りで、スーパーなどで見かけない日がないくらい出回っています。 豆類はあまり好きじゃないのだけど、 そら豆は大好き。 鞘ごと焼いた「焼きそら豆」とビールなんて最高❤️だけど、 そら豆を見る度に食べたくなるのが、 そら豆のサラダ 料理、と呼べないくらい簡単なので、是非作ってみてください。 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜: 〜 ①そら豆を塩茹でする。 ②薄皮を剥く。 ③ペコリーノ・ロマーノをスライサーでスライス。