北野天満宮 瑞饋祭、2024年は菅蓋(かんがい)を担当
瑞饋祭の「神幸祭」では、御神体は御神輿ではなく、鳳輦(ほうれん)と呼ばれる車の付いた籠(御神輿と同じぐらい立派な造形)に移されて巡行とする体裁。三基の鳳輦があって、第一鳳輦は菅原道真、第二は葱華輦(そうかれん)と呼ばれており、息子である中将殿、第三鳳輦が夫人である吉祥女となっている。
御神体の「御霊」は人の目に触れないような配慮がなされていることが多く、僕が見聞きする「神幸祭」では御霊を御神輿に移して市中を巡行し、御旅所で数日間休んでいただき、還幸祭にて再び神社に戻られる。