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アスパラソバージュの和的アプローチ

「アスパラソバージュ」
直訳すると野生のアスパラ
ヨーロッパの野山に春を告げる山菜として知られています。収穫時期は春先の1ヶ月弱と短く、貴重な食材です。日本には主に冷凍などが輸入されています。(非常に高価です、、)

最近では、色々な食材が一年中手に入るようになりました。
そういう時代でもほんの一時期しか食べることの出来ない食材にはとても魅力を感じませんか?
今回はそのアスパラソバージュを題材にした料理をご覧下さい。



先ずは「天麩羅」
フレッシュのアスパラソバージュにチーズを混ぜた衣でサクッと揚げました。
今回、チーズにはボーフォールを使いました。何が合うのがチーズも色々試したのですがその話はまた今度、

アスパラソバージュ特有のさわやかな苦味や粘り気が率直に味わえます。

サクサクの衣にボーフォール独特の風味が口いっぱいに広がります。



こちらは「有馬煮」
佃煮よりは薄味の当座煮の様な感じで煮て、仕上げに有馬山椒を加えました。

甘辛く炊いたアスパラソバージュと爽やかな辛味の有馬山椒。

先付の一品として、肉料理の付け合せ、ご飯のお供と、様々な場面で活躍出来そうです。



次は「白和え」
豆腐をベースに胡麻、味噌、薄口などで調味した衣を、ボイルしたアスパラソバージュに纏わせました。
仕上げに柑橘を絞りキリッと引き締めます。

ねっとりしたアスパラソバージュに濃厚な衣が絡まり、重厚感ある味付けを柑橘の酸味が後味をスッキリさせてくれます。

なかなか綺麗にまとまりました。



こちらは「大蒜風味」
ボイルしたアスパラソバージュ、柑橘を纏わせたアボカドを大蒜で炒め、香りを移し、鮮やかな緑一色に仕上げました。
味付けはシンプルに塩だけで

緑色のビジュアルに、アスパラソバージュの苦味、大蒜の香りがアクセントになり春の訪れを感じさせてくれる一品です。

春の前菜に打って付けです。



最後に「和蕎麦仕立て」
歯切れよくボイルしたアスパラソバージュを椀に盛り、出汁をはり、山葵とオクラの出汁を掛けます。

アスパラソバージュの心地よい歯ざわりと少しのぬめりが出汁を絡めて、まるで蕎麦のようにズズッと啜ってしまいます。

後味にほんのり山葵の香りでますます蕎麦のよう。

遊び心でしたが、予想以上に好評でした笑



さて、今回はいかがだったでしょうか?
日本ではなかなか見ることは少ない食材かもしれませんがフランスでは春を代表する食材ですので取り上げさせていただきました。

色々リクエストなどもいただいてますのでそちらも順次更新出来ればと思っています。

それでは、引き続き試して欲しい料理、食材、調理法などあればコメント欄にお願いします。色々研究した上で発信させて頂きます!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
次の投稿も楽しみにお待ちください!


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