マガジンのカバー画像

浦和レッズ 記事まとめ

1,310
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

5月31日(2017年) 土俵際の“うっちゃり!”  0-2から逆転勝ちでACL8強

敗戦はあっても敗退しなかった2017年  浦和レッズが初めてACLを制した2007年は12試合すべてに負けなかったことで知られている。  一方、二度目に優勝を果たした2017年は、グループステージとノックアウトステージで合計4敗を喫している。それでも栄冠を得たのは、負けがアウェイだけで、ホームではすべて勝ったこと。負けても勝ち上がれる足がかりを残して負けたこと。つまりACLの勝ち方に則って戦ってきたからだと言える。敗戦はあったが、大会から敗退はしなかった。  決して順調に

5月30日(2015年) なぜか分が悪いアウェイ鳥栖戦でようやく初勝利

 2015年5月30日(土)、浦和レッズはベストアメニティスタジアムに乗り込み、サガン鳥栖とJ1リーグ1stステージ第14節を行い、6-1で勝利した。2012年にJ1昇格した鳥栖とのアウェイ戦4試合目にして、これが初勝利だった。 因縁の多かったアウェイ鳥栖戦  鳥栖とのアウェイ戦には、記憶に残るものが多い。それもポジティブなものではない。  鳥栖が「フューチャーズ」から「サガン」として再出発した1997年。特別参加が認められたヤマザキナビスコカップの開幕戦で対戦したのが浦

5月29日(1993年) まちがこうなるのか! Jリーグ初勝利の日

 このマガジン「あの日のわたしたち」を始めるときに、頭に浮かんできた日がいくつか、いや「いくつも」あった。日付も内容も何も見ないで言えるほど記憶に刻まれている日、そして浦和レッズの30年を語るときに欠かせない日。その一つが今日だ。  1993年5月29日(土)、浦和レッズは駒場競技場にヴェルディ川崎を迎え、Jリーグ1stステージ第5節を行い、1-1の後PK戦で勝利した。これが浦和レッズのJリーグ初勝利で、ホームタウン浦和が燃えた日だった。 開幕4連敗でヴェルディと対戦

浦和レッズが初めて勝利した29年前の5月29日。スタジアムに「大ハンドコール」が沸き起こった

ファンの存在やその素晴らしさ。 これを考えていくことや、この大切さを伝えていくことが自分のライフワークになっている。 もし「ファンの素晴らしさを知る原点となる出来事を挙げてください」と聞かれたら、自分はこの日のことを答えるだろう。 1993年5月29日。 ホーム駒場競技場で行われた、浦和レッズvsヴェルディ川崎。 ちょうど29年前の今日のことであった。 実は、この日のことは映像やWEBなどでもほとんど見つけることができず、正直うろ覚えの部分もあった。 ところが、浦和

5月28日(1997年) 2度追い付き、最後は福田のVゴールでホーム初勝利

 1997年5月28日(水)、浦和レッズは駒場スタジアムに柏レイソルを迎え、Jリーグ1stステージ第11節を行い、延長の末3-2で勝利した。Vゴールを決めたのは福田正博。このシーズンのリーグ戦ホームゲームとしては5試合目で初めての勝利だった。  このシーズンはリーグ戦開幕前にナビスコカップの予選リーグ6試合を一気に行ってしまうという、変則的な日程だった。  予選リーグは2勝4分けの無敗でグループ2位となり決勝トーナメント進出を決めていた。2勝はいずれも駒場スタジアムで挙げた

【雑感】2022/5/28 福岡vs浦和(J1-第16節)

チーム全体の機能美に定評のある福岡の4-4-2に対して、確かに相手に攻め筋を与えなかったものの、かといって勝つべき試合だったかというと首を縦に振りにくい、なんとも難しい試合でした。もう16試合経過したわけですが、お互いに試合数を得点も失点も上回れないチーム同士、要はお互いに手堅い試合ばかりやっている、ということがよくわかる内容だったと思います。 試合の展開的には浦和保持vs福岡非保持が90分の大半を占めていたので、攻めきれなかった浦和と守り切った福岡という見方で問題ないと思

【戦術レビュー】不足する役割分担と相互理解 - 2022 J1 第15節 セレッソ大阪 vs 浦和レッズ

この記事でわかること 定石通りで支配した前半 ユンカーなしで何ができるか 停滞の理由、役割分担と相互理解の不足 浦和レッズサポーター間での議論活性化を目標に戦術を解説するマッチレビュー。今回はJ1第15節、セレッソ大阪戦です。 ドローが続いた次にくる結果が勝ちか負けかで、それまでのドローの印象が大きく変わってしまうことは往々にしてありますが、負けが来てしまいました。 前半は良い展開だったと思いますが、ユンカーが負傷交代した後半に停滞すると、失点を喫してしまいました

5月27日(2000年) 元祖・阿部ちゃんがハットトリック

初黒星後、また連勝開始  浦和レッズがJ2で戦った2000シーズン。当初は「全勝優勝してJ1復帰だ!」と僕も意気込んでいて、その勢いで開幕から8連勝したが、9試合目のアウェイ、モンテディオ山形戦で不覚をとり、初黒星を喫したことは5月7日に書いた。  しかし、その次節から水戸ホーリーホック、この年からチーム名を変えた湘南ベルマーレ、大宮アルディージャとまた連勝を続けた。  水戸には2-1、湘南には2-0だったが、大宮には6-0で大勝した。大宮戦は4-0になってから相手が10人

【雑感】2022/5/25 C大阪vs浦和(J1-第15節)

マリノス戦後半からの流れで早めに裏を取りに行くことが多かったものの得点出来なかった前半と、ユンカーの負傷交代もあってそれがパタッとなくなってしまった上に失点してしまった後半。前半と後半の組み合わせとしてポジティブ→ネガティブという流れが一番きついような気がします。 前半は早い段階でサイドへロングボールを入れることが多かったと思います。特に序盤は山中に対して関根、宮本を当てにいってセレッソにプレッシングを仕掛けさせないような展開に持ち込めていて、右側は内外を入れ替えたりしなが

5月26日(2013年) 2試合連続6得点の時期があった。連続2失点だったけど

 2022シーズンのいま、これを書くのは何とも皮肉だけど、あえて書く。  2013年5月26日(日)、浦和レッズはアウェイの国立競技場で柏レイソルとJ1リーグ第13節を行い、6-2で勝利した。前節はホームでサガン鳥栖を6-2で下し、2戦連続同スコアによる大勝という派手な試合だった。 興梠の加入がダブルの効果  ミシャ監督の2年目。人とボールを動かし、人数をかけてコンビネーションで攻めるサッカーが浸透し、さらに大幅な即戦力の補強を行って上位で戦うことが多くなったシーズンだ

J1第15節 vsC大阪(A)

2022/5/25 19:00 INヨドコウ桜スタジアム 前節上位の鹿島相手に互角の内容を遂げ、あとは勝利のみまでの段階が続いているレッズ。今節は毎年不気味なチームであるセレッソ大阪との対戦。 現在の浦和はよく言えば負けておらず、悪く言えば勝てていないモヤモヤした状態が続いている。光は差し込みかけているが、雲の面積が多く、今節も勝利できるとはあまり思えない。 連戦であるからこそ、 大きく変わったことはできないだろうし、勝利できないので波にも乗れない。 早く勝利のきっか

『あと1点』【J1第14節】浦和レッズvs鹿島アントラーズ

レッズは前節の横浜F・マリノス戦で前半を終えて0-3としながらも、後半にユンカーのハットトリックで同点に追いつき引き分けに持ち込むことができました。しかし、リーグ戦6試合連続のドローとなっており、思い通りに勝点を上積みできていないのが現状です。 一方の鹿島はリーグ戦でここまで9勝1分3敗で2位につけており、開幕から好調を維持しています。 広島、マリノス、鹿島と続いた上位とのホーム3連戦。レッズは勝利で煮えきらないチーム状況を変えたい一戦でした。 マッチレポートスタメン

5月25日(2016年) 初のラウンド16、第2戦アウェイで惜敗

 同じようなテーマが続くと、ちょっとこんがらかってしまいそうだが、昨日は2017年、今日は2016年のACLの話だ。  2016年5月25日(水)、浦和レッズは韓国の首都ソウルにある、ソウルワールドカップスタジアムに乗り込み、FCソウルとAFCチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦を行い、PK戦の末に敗れた。 GS最終節で韓国チームが愚挙  この年のACLはグループステージを2位で通過。グループステージ最終戦で対戦した浦項スティーラーズとは1-1の引き分けだったが、浦

5月24日(2017年) 絵に描いたようなカウンター2発、済州と第1戦は0-2

3年連続出場で徐々に成績向上  浦和レッズは2013年、5年ぶりにAFCチャンピオンズリーグに出場すると、1年空いて2015年から16年、17年と3年連続で出場。この3シーズンの成績は、15年がグループステージ敗退、16年がグループステージ突破するもラウンド16で敗退、そして17年が優勝と、2007年に初出場で初優勝を果たしたときのようにはいかなかったが、経験を積み重ねる形で成績が向上していった。 GS1位突破でR16第1戦がアウェイ  連続出場の3年目、2017年はグ