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高校・大学・社会人野球 記事まとめ

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2022年7月の記事一覧

名門・JX-ENEOS野球部

1,JX-ENEOS野球部との出会い私が神奈川に来てかなり最初に観た野球チームの一つがJX-ENEOSだったから記憶に深い。 確かMHPS(現三菱重工east)との試合だった記憶がある。MHPSの先発は現ソフトバンクホークスの奥村政稔投手。永遠のドラフト候補と呼ばれていた頃だ。 一方JX-ENEOSの先発はドラフト候補と呼ばれていた柏原史陽投手。本当は斎藤俊介投手(元DeNA)の投球を観たかったのだが、それでも存在の大きな投手。ドラフト候補を見やすくなった関東だから観てやろ

夏。高校野球。甲子園でプレーする同級生。

今日は、東東京大会の決勝に足を運びました。(感動…❗️) 気温は35度、見ているだけで汗が止まらない。日差しが強く、日焼け止めを1イニングごとに塗っても心配になる。太陽の眩しさにコンタクトがやられて目がシバシバする。キンキンに冷えていたポカリもいつの間にか白湯並の温かさになっている。ウグイス嬢のアナウンス。ブラバンの演奏。チアのポンポン。応援をするメンバーに入れなかった球児。母校の応援にきたOB。心配そうな顔で応援する親御さん。 真剣に勝負に挑む高校球児。 私の大好きな

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【神奈川のこと85】オルタナティブで行こう(横浜市中区/横浜スタジアム)

7月27日(水)の朝、横浜スタジアムに立ち寄った。 よって、これを書く。 この日は、我が母校、東海大相模 vs 横浜高校の高校野球神奈川大会決勝戦。全国の高校野球ファンが注目する一戦だ。 球場で観戦したかったが、仕事でそれは叶わず、一緒に観戦しようと声をかけてくれた大学の先輩に、相模応援マフラータオルを自らの分身として託すべく8時前のハマスタに立ち寄ったというわけだ。 真っ青な空には純白の雲が輝き、これから始まる好ゲームを予感させる。 観戦できないのは残念であったが

読めたスクイズ、防げなかった残酷な未来(2022年7月31日【日大三-東海大菅生】試合回顧)

「蛇に睨まれた蛙」という言葉がある。 苦手なもの、恐ろしいものを前にした時、怯んで動けなくなる様子を表すことわざだ。 ─── 6回表、1死1.3塁。 春、夏と二度苦杯を嘗めた天敵である日大三高の恐ろしいほどの猛攻を前に、東海大菅生ナインは残酷なまでに無防備だった。 ================================= 2022年7月31日、第104回全国高等学校野球選手権西東京大会決勝。 かたや、高校野球ファンであれば知らぬ者は居ない、西東京地区の盟

⚾元気でよろしいーENEOS・度会隆輝選手から見る、大人の勝手な期待ー

2022年の都市対抗野球が、昨日(7/29)閉幕した。優勝は横浜市代表のENEOSだ。神奈川県民の私にとって、とても嬉しい知らせだった。 今回の都市対抗野球は一回戦のみ現地で観戦。それ以降は、仕事の都合上テレビでの応援となった。様々なバックグラウンドをもつ選手が、優勝を目指して白球を追う姿は、毎度ながら心を打たれる。 素晴らしい試合の内容はもとより、今回の大会で印象に残ったことがある。それは、ENEOS・度会隆輝選手のインタビューだった。 度会選手の素晴らしさや功績につ

神奈川県大会 後輩の試合

卒業してから数年は母校の夏の大会をよく観に行くことが良くあり、応援は熱を入れていた。 そのおかけでチアリーダーの踊りもほぼ網羅してる。 公立でも強い部類に入る僕たちはOBの熱がすごくOBで構成されるチーム(マスターズ)のLINEグループが特に夏の大会になると途中経過などを含め、毎年活発に動くのである。 ただ最近はコロナの影響もあり野球部は衰退。 グラウンドでの練習が週一できれば良いような環境だったためグラウンド整備や草むしにも手伝いに行ったぐらいだ。 人数も最低学年が六

兄はエース、妹はマネージャー…正反対の双子が過ごした最高の時間/高校野球ハイライト番外編・水口東

『エースとマネージャーの物語』と書くと、マンガの世界が想像されるかもしれない。ただ、水口東のエース・今村真大(まさと)とマネージャー・今村光里(ひかり)は紛れもない双子。自他ともに認める正反対の2人は、3年間を同じチームで過ごしてきた。 生まれは甲賀市水口町。家族で甲子園に出かけるほど野球に囲まれた環境で、兄・真大と妹・光里は自然と高校野球に憧れを抱くようになる。 水口中学に通っていた真大。高身長でポテンシャルを評価された右腕は、2017年のエース・瀬古創真に憧れて地元の

いよいよ決勝戦!!飯南か、それとも浜高か。シード校全4校の敗退が決まった準々決勝、アツすぎた準決勝の試合を振り返り、運命の決勝戦の展望を紹介していきます!

はじめにこんにちは。今回は夏の高校野球島根大会の準々決勝、準決勝の振り返りと決勝戦の展望を紹介していきます。7月20日(水)の淞南VS平田、松江工VS松江商、7月23日(土)の淞南VS開星、飯南VS松江商の試合を現地観戦してきました。どの試合も見ごたえある素晴らしい試合でした。淞南VS開星、飯南VS松江商の試合については準々決勝の振り返りで紹介していきます。まずは、大波乱の大会を象徴する準々決勝から振り返ります。 準々決勝振り返り立正大淞南VS開星 今大会第一シードで優勝

プロ注目のスラッガー! 桐生第一の外野手・三塚琉生に9球団のスカウト陣が熱視線!

「プロアマ野球研究所」では、全国のドラフト候補の実力を分析して、最新情報を読者の方々にお届けしている。今回は、北関東でナンバーワンのスラッガーを取り上げる。 2022年7月25日 全国高校野球選手権群馬大会 準決勝 桐生第一7-10樹徳 三塚琉生(桐生第一) 3年 外野手 181㎝87kg 左投左打 昨日の記事で紹介した関東一の井坪陽生(3年・外野手)と並んで、関東の外野手で高い注目を集めているのが、桐生第一の三塚琉生だ。 初めてプレーを見たのは昨年夏の群馬大会で、こ

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母校の名前がニュースで何度も流れた日

私の母校である旭川東高校の有名人といえば、 ・寺沢武一(代表作「コブラ」) ・佐々木倫子(代表作「動物のお医者さん」) ・藤田和日郎(代表作「うしおととら」) となぜかマンガ家が多い。 芸術コースのある学校ではなく、普通の公立高校で道北イチの進学校だ。 アスリートの有名人もいるが、かなり時代を遡る。旭川東高校の前身である旧制旭川中学に在籍し(中退して巨人に入団したので卒業はしていない)、プロでも活躍したヴィクトル・スタルヒン。 旭川には彼の名前を冠した「スタルヒン球場」があ

東京の高校野球。「郷土愛」は薄くても、「都立愛」があふれてる。東では強豪私立相手に「大金星」も

高校野球の人気の一つは、「郷土愛」に支えられていることだと思う。地方から都会に出てきた人たちが、ふるさとの代表校を応援するのだ。一方、東京出身者の「郷土愛」は薄いように思われ、「東京の代表校だから」という理由で応援する人を、あまり見かけない。それでも東京の高校野球が盛り上がるのは「都立」高校の躍進を見たい人が多いからではないだろうか。 25日現在で、東東京は4強が出そろい、西東京では26日から準々決勝が行われる。共に都立高が1校ずつ勝ち上がっているのだ。 東では、第5シー

【高校野球】注目校・応援したい学校を紹介してみる【後編】

前回の続きです。 慶應義塾高等学校(神奈川県)泣く子も黙る天下の慶應。 実は男子校なのだが、野球部の応援には必ず慶應義塾女子高等学校のバトン部が東京から駆けつける。 慶應女子のチアは顔面偏差値まで高い。 特徴は何と言っても長髪OKなところ。 高校野球ファンのオジサマは長髪の球児を見ると「頭丸めてこい!」などとヤジを飛ばすものだが、慶應の生徒には一切触れない。 慶應ボーイは坊主頭になどしなくても許されるのだ。 甲子園に出場すると、明らかに裕福な格好をした慶應OBたちが大挙

いい年したおじさんたちの夏 都市対抗野球大会を見ながら

1,伊集院光の話す社会人野球「いい年したおじさんたちが必死になって野球をやっているところが高校野球と違った味わいがある」 伊集院光が本人のラジオ、伊集院光深夜の馬鹿力で社会人野球をこういっている。 もう社会人野球を観てきて5年か。改めてその見方は外れていないな、と感じる時がある。 我々、特に部活に打ち込んだ人間たちにとっては大学を終えて社会人になっていく時、一度大きく考える事がある。 それは今までやってきた部活動を今後も継続していくか、という選択を迫られるからだ。 その結論

20秒ルール

都市対抗はなんとなく動画で見ているような状況ですが。本日の第3試合で、20秒ルールが乱打されたようで、元JR東日本の東條さんが改善を求めておりました。概ね賛同です。 トヨタ自動車対日本製鐵かずさマジック戦では12秒ルールでフォアボールが宣告されたとのことで、それが得点に絡んだようです。 根拠となっているルールは「社会人及び大学野球における試合のスピードアップに関する特別規則」。 http://archive.jaba.or.jp/gaiyou/naiki/sd_sup.