【神奈川のこと85】オルタナティブで行こう(横浜市中区/横浜スタジアム)
7月27日(水)の朝、横浜スタジアムに立ち寄った。
よって、これを書く。
この日は、我が母校、東海大相模 vs 横浜高校の高校野球神奈川大会決勝戦。全国の高校野球ファンが注目する一戦だ。
球場で観戦したかったが、仕事でそれは叶わず、一緒に観戦しようと声をかけてくれた大学の先輩に、相模応援マフラータオルを自らの分身として託すべく8時前のハマスタに立ち寄ったというわけだ。
真っ青な空には純白の雲が輝き、これから始まる好ゲームを予感させる。
観戦できないのは残念であったが、何だか清々しい気持ちでハマスタを後に、JR関内駅から東京の職場へ向かった。
結果は、ご存じの通り、9回裏2死2塁からのサヨナラ右前打で0-1x。悔しさを通り越すほどの無念さであった。それは相模ナインの試合終了直後の泣き崩れぶりによく表れている。あれはまともに立ってはいられないさ。
しかしながら、相模ナインにはよく戦ったと称賛を送りたい。横浜ナインも凄かった。これまで何度かこの横浜 vs 東海相模のゲームを観てきたが、こんなロースコアの接戦は覚えがない。勝つにしても負けるにしても大概は割と点差のある大味な展開であった。
まことに残念無念ではあるが、やはり、神奈川の王者は横浜高校なのだと再認識した。我が母校、東海大相模は、それに立ち向かう挑戦者なのだ。自分たちが王者だと勘違いしているから、苦しいのである。夏の甲子園出場回数は横浜20回に対し、我が母校は11回である。
振り返れば、昔からオルタナティブな何かに魅かれていた。
オルタナティブという言葉は、以前からよく耳にしていて今一つ意味が分からずにいたのだが、最近ようやく、「こういうことかな」とつかみはじめてきた。
主流に対するもう一つの選択肢ということだろう。
例えばそれは、
コカ・コーラではなく、スプライト。
東海道線ではなく、横須賀線。
読売巨人軍ではなく、横浜大洋ホエールズ。
ヒョウではなく、ジャガー。
セドリックではなく、グロリア。
ミウラではなく、イオタ。
血統書付きではなく、雑種。
桑田佳祐ではなく、佐野元春。
榊原郁恵ではなく、大場久美子。
蘭ちゃんではなく、ミキちゃん。
新田恵利ではなく、永田ルリ子。
ミズノではなく、ローリングス。
キリンではなく、サッポロ。
リクルートではなく、ジェイエイシー。
インターネプコンではなく、デザインエンジニアリングジャパン。
横浜高校ではなく我が母校、東海大相模。
右利きではなく、左利き。
と、自らに当てはめてみるとこういうことになる。
本当はここで、ビートルズではなくローリングストーンズと書きたいところだが、こればかりはビートルズの方が圧倒的に好きなのである。しかし、ビートルズの4人のメンバーには、成功してからもオルタナティブな魂がずっとあったと確信する。だから魅力的なのだ。
そう、これからもオルタナティブで行こう。
神奈川県民として横浜高校の甲子園での活躍を期待する。あの素晴らしい校歌を聴かせてくれ~。
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