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【高校野球】注目校・応援したい学校を紹介してみる【後編】

前回の続きです。



慶應義塾高等学校(神奈川県)

泣く子も黙る天下の慶應。
実は男子校なのだが、野球部の応援には必ず慶應義塾女子高等学校のバトン部が東京から駆けつける。
慶應女子のチアは顔面偏差値まで高い。

特徴は何と言っても長髪OKなところ。
高校野球ファンのオジサマは長髪の球児を見ると「頭丸めてこい!」などとヤジを飛ばすものだが、慶應の生徒には一切触れない。
慶應ボーイは坊主頭になどしなくても許されるのだ。

甲子園に出場すると、明らかに裕福な格好をした慶應OBたちが大挙して押し寄せ、アルプスで名刺交換が始まったりする。
色々と話題に事欠かない学校。



日本文理高等学校(新潟県)

忘れもしない、2009年夏の甲子園決勝、日本文理vs中京大中京の死闘。

6点差の9回表、2アウトと追い込まれた日本文理の魂の猛攻。
「日本文理の夏はまだ終わらない!」という名実況を生み出した神試合。

これを見て以降、私は日本文理のファンとなった。
ホントは新潟明訓も好きだけど。



日本航空高等学校石川(石川県)

未来の航空従事者となるための専門知識を学べる高等学校。
よく勘違いされるがJALの配下組織ではない
卒業生はANAにも就職しているので、念のため。

以前書いた「高校野球あるある」でも紹介したが、女子生徒の制服がCA仕様
黒ストッキング+スカーフを首に巻いた女子高生を見たい、というよこしまな気持ちだけで応援している。



常葉大学付属菊川高等学校(静岡県)

ユニフォームがどう考えてもNYヤンキースにしか見えない。

残念ながら地方大会4回戦で敗れてしまったが、このユニフォームをまた甲子園で見たいので応援している。



龍谷大学付属平安高等学校(京都府)

名物監督シリーズ第2弾。
原田英彦監督無くして平安高校は語れない。

鋭い眼光で選手に檄を飛ばす、めちゃくちゃ怖い監督。
だが解説者としてBS朝日の甲子園中継に出演すると、驚くほど紳士で素敵。
ギャップがたまらん。

2018年に春夏通算100勝を達成した際には目に涙を浮かべていて、思わず私も泣いてしまった。
毎試合ユニフォームにアイロンを掛けて臨むほど、平安愛にあふれた監督なのだ。



大阪桐蔭高等学校(大阪府)

夏の甲子園で優勝5回、春のセンバツで優勝4回の、押しも押されぬ大横綱

どのぐらい強いかというと、2014年FIFAワールドカップ準決勝でブラジルを7-1というとんでもないスコアでボコボコにしたドイツ代表ぐらい強い。
詳しくは「ミネイロンの惨劇」で検索してください。

西谷監督が就任した2000年代からメキメキと頭角を表し、令和の現在においては「いかにして大阪桐蔭に勝つか」が全国の高校野球部の課題となっている。
投手・打者共にU-18日本代表に選ばれるレベルの選手が揃っており、太刀打ち出来るのは智弁和歌山ぐらいの打力がある学校しか無理な現状。
マジで無理ゲー。

個人的にはプロで活躍する選手をどんどん輩出してほしいと思っているので、大阪桐蔭の育成力にワクワクしている。



済美高等学校(愛媛県)

お笑い芸人・ティモンディの出身校としても有名な学校。
私としては上甲監督と安樂智大の印象が強い。

そして校歌がなんかすごい。

やれば出来るは魔法の合言葉!!
今年は残念ながら地方大会3回戦で敗退してしまったが、また甲子園でこの校歌を響かせてほしい。



明豊高等学校(大分県)

2009年夏の甲子園準々決勝、花巻東vs明豊戦。
先発した明豊の今宮健太はピッチャー兼ショート。
4回途中4失点でマウンドを降り、サードの位置についた。

打者が奮起して追いつき追い越し、しかし同点に追いつかれた9回表。
泣きそうになっていた後輩ピッチャーに駆け寄り「後は任せろ」と今宮は再び登板した。

そして漫画のような凄い展開が繰り広げられたのだ。

149km、152km、154km…。
投げる度に上がる球速に、鳥肌と涙が止まらなかった。
そして、この選手を一生応援しようと私は決めたのだ

彼はその後ホークスにドラフトで1位指名され、正遊撃手ショートとしてチームになくてはならない存在となった。
近年怪我に悩まされてはいるが、私は今でも彼が日本一の遊撃手だと思っている。

プロ野球選手となって以降も、母校にアンダーシャツやサプリメントなどの差し入れを続けている今宮。
高校野球で活躍し、プロ野球選手となり、恩返しをすることでまた母校が強くなる。
そんな連綿と受け継がれる系譜をこれからも見守っていきたい


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